初心者におすすめの観葉植物10選と選び方
2026年2月6日

初心者でも育てやすい観葉植物を厳選して10種類ご紹介。パキラ、モンステラ、サンスベリアなど、失敗しにくい品種の特徴と選び方のポイント、水やりのコツを詳しく解説します。科学的に証明された空気清浄効果やストレス軽減効果についても紹介。
初心者におすすめの観葉植物10選と選び方
観葉植物を部屋に置きたいけれど、何を選べばいいかわからない。そんな初心者の方に向けて、育てやすくて失敗しにくい観葉植物を厳選してご紹介します。近年の調査によると、米国では約85%の世帯が少なくとも1つの観葉植物を所有しており、その人気は日本でも高まり続けています。観葉植物は単なるインテリアとしてだけでなく、空気中のバクテリアレベルを最大60%減少させるという健康効果も科学的に証明されています。
この記事では、初心者でも安心して育てられる観葉植物の選び方と、おすすめの品種10選を詳しく解説します。観葉植物・インドアグリーンの育て方完全ガイドも合わせてご覧ください。
初心者が観葉植物を選ぶ際の3つのポイント
観葉植物選びで失敗しないためには、いくつかの重要なポイントがあります。初心者の方が観葉植物を選ぶ際は、以下の3つの要素を必ず確認しましょう。

1. 耐陰性:日陰でも育つか
室内の明るさは場所によって大きく異なります。日当たりの良い窓辺もあれば、日光がほとんど入らない部屋の隅もあるでしょう。初心者の方は、まず置きたい場所の明るさを確認し、その環境に適した耐陰性のある品種を選ぶことが大切です。日陰では育つことができない品種を暗い場所に置いてしまうと、すぐに枯れてしまいます。
多くの観葉植物は直射日光を嫌うため、午前中の優しい日差しが当たる場所や、明るい日陰が理想的です。特に午前中の日光は午後の強い日差しに比べて葉焼けを起こしにくいため、日当たりを好む品種にも適しています。
2. 耐寒性:冬でも枯れないか
多くの観葉植物は熱帯や亜熱帯原産のため、寒さに弱い傾向があります。日本の冬、特に暖房のない部屋では気温が5度以下になることもあり、そのような環境では多くの観葉植物が枯れてしまいます。初心者の方は、室温が5度以上を保てる環境で、耐寒性のある品種を選ぶことをおすすめします。
冬場は窓際の気温が特に下がりやすいため、夜間は部屋の中央に移動させるなどの工夫も必要です。季節の園芸カレンダー:月別・季節別ガイドでは、季節ごとの管理方法も詳しく解説しています。
3. 成長速度:管理がしやすいか
観葉植物の成長速度は品種によって大きく異なります。成長が早い植物は頻繁な剪定や植え替えが必要になるため、初心者には管理が難しくなることがあります。一方で、成長が遅い品種は手入れの頻度が少なく、長期間同じ状態を保ってくれるため、初心者でも管理しやすいでしょう。
初心者でも失敗しない水やりのコツ
観葉植物を枯らしてしまう最大の原因は、実は水のやりすぎです。調査によると、観葉植物の失敗の60%は過剰な水やりが原因とされています。多くの初心者の方が「毎日水をあげなければ」と考えがちですが、これは大きな間違いです。
観葉植物の水やりの基本は、土が完全に乾いてから行うことです。土の表面を指で触り、土が指に付かなくなったら「乾いたサイン」です。そのタイミングで、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えましょう。
2015年に発表された研究では、観葉植物のある環境では血圧が低下し、落ち着きを感じることが科学的に証明されています。適切な水やりによって健康な植物を育てることで、あなた自身の健康とウェルビーイングにも良い影響をもたらします。水やり・灌漑システムの完全ガイドでは、より詳細な水やり方法を解説しています。
初心者におすすめの観葉植物10選
それでは、初心者でも育てやすい観葉植物を10種類ご紹介します。それぞれの特徴と育て方のポイントを詳しく解説します。

1. パキラ(Pachira aquatica)
パキラは「発財樹」とも呼ばれ、金運を呼ぶ植物として人気があります。手のひらのように広がる楕円形の大きな葉が特徴的で、インテリアとしても存在感があります。
育てやすさのポイント:
- 乾燥に非常に強く、水やりを忘れても枯れにくい
- 明るい日陰から日向まで幅広い環境に対応
- 成長がやや早いため、定期的な剪定で好みの形に整えられる
- 室温5度以上あれば冬越しも可能
パキラは観葉植物の中でも特に丈夫で、初心者の方が最初に選ぶ植物として最適です。水やりは土が完全に乾いてから行い、冬場は水やりの頻度を減らすことがポイントです。
2. モンステラ(Monstera deliciosa)
モンステラは葉に入った独特の切れ込みが印象的な熱帯植物です。その個性的な葉の形から、インテリア雑誌やカフェなどでもよく見かける人気の高い観葉植物です。
育てやすさのポイント:
- 光が少ない場所でも育つ高い耐陰性
- 順応しやすい性質で、環境の変化に強い
- 成長がゆっくりなため、頻繁な植え替えが不要
- 水やりは土の表面が乾いたタイミングで十分
モンステラは直射日光を嫌うため、レースカーテン越しの光や、明るい日陰が理想的です。温度にさえ注意すれば、特に置き場所を選ばないため、初心者でも失敗しにくい品種です。
3. サンスベリア(Sansevieria)
サンスベリアは「トラノオ」とも呼ばれる、剣のようにまっすぐ伸びる葉が特徴的な観葉植物です。NASA の研究でも空気清浄能力が高いことが証明されており、寝室に置く植物としても人気があります。
育てやすさのポイント:
- 葉に水分を多く含むため、乾燥に極めて強い
- 暑さにも寒さにも比較的強い
- 水やりは月に1〜2回程度で十分
- 病害虫にも強く、ほとんど手がかからない
サンスベリアは観葉植物の中でも特に体力のある品種で、水切れで枯れる心配がほとんどありません。むしろ水のやりすぎによる根腐れに注意が必要です。忙しい方や、頻繁に水やりをする時間がない方に最適です。
4. ポトス(Epipremnum aureum)
ポトスはつる性の観葉植物で、ハート型の光沢のある葉が美しく、吊り鉢や高い位置から垂らすように飾るとおしゃれな空間を演出できます。
育てやすさのポイント:
- 非常に丈夫で、多少の環境の変化にも耐える
- 耐陰性が高く、明るい日陰でも十分育つ
- 水挿しで簡単に増やせるため、初めての植物の増殖にも最適
- 成長が早く、新しい葉がどんどん出てくる楽しみがある
ポトスは水やりのタイミングがわかりやすく、水が足りなくなると葉がしおれてくるため、そのタイミングで水を与えれば回復します。この分かりやすさも初心者向きの理由の一つです。
5. ガジュマル(Ficus microcarpa)
ガジュマルは「多幸の木」として知られ、沖縄では精霊が宿る木として大切にされてきました。太い幹と小さな葉のバランスが独特で、盆栽のような趣もあります。
育てやすさのポイント:
- 小型のサイズで販売されていることが多く、場所を取らない
- 日光を好むが、明るい室内でも十分育つ
- 乾燥にも比較的強く、水やりの失敗に寛容
- ユニークな樹形で、インテリアのアクセントになる
ガジュマルは日光を好む植物ですが、室内の明るい場所でも十分に育ちます。水やりは土の表面が乾いたら与える程度で問題ありません。
6. ドラセナ(Dracaena)
ドラセナは種類が豊富で、縦に伸びる葉が美しい観葉植物です。特に「ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)」や「ドラセナ・コンシンネ」が人気です。
育てやすさのポイント:
- 耐陰性が高く、室内の様々な場所で育てられる
- 乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済む
- スタイリッシュな見た目で、モダンなインテリアに合う
- 比較的耐寒性もあり、冬越しも安心
ドラセナは空気清浄効果も高く、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収してくれます。高さのあるタイプを選べば、リビングのシンボルツリーとしても活躍します。
7. アイビー(Hedera)
アイビー(ヘデラ)はつる性の植物で、ハンギングや壁面緑化に最適です。星型の葉が可愛らしく、様々な品種があります。
育てやすさのポイント:
- 耐陰性、耐寒性ともに高く、屋外でも冬越し可能な品種もある
- 成長が早く、短期間で緑のカーテンを作れる
- 水挿しで簡単に増やせる
- 害虫にも比較的強い
アイビーは土の表面が乾いたら水を与える程度の管理で十分です。つるを好みの長さでカットして形を整えることもでき、カットしたつるを水に挿すだけで根が出てくるため、増やす楽しみもあります。
8. ペペロミア(Peperomia)
ペペロミアは小型で場所を取らず、デスクの上や棚の上など、狭いスペースでも楽しめる観葉植物です。丸い葉や肉厚な葉など、品種によって様々な表情があります。
育てやすさのポイント:
- 乾燥を好むため、水やりの頻度が少ない
- 病害虫に強く、ほとんど手がかからない
- 小型のため、複数の品種を集めて楽しめる
- 直射日光を避ければ、室内のどこでも育つ
ペペロミアは多肉植物のように葉に水分を蓄えるため、水やりは控えめで大丈夫です。特に冬場は月に1〜2回程度の水やりで十分です。
9. シェフレラ(Schefflera)
シェフレラは「カポック」とも呼ばれ、手のひら状に広がる葉が特徴的です。丈夫で育てやすく、大型に育てることもできれば、剪定で小さく保つこともできます。
育てやすさのポイント:
- 非常に丈夫で、環境の変化に強い
- 耐陰性があり、室内の明るい場所なら十分育つ
- 成長が早いが、剪定で好みのサイズに調整可能
- 病害虫にも強い
シェフレラは観葉植物の中でも特に初心者向きとされる品種で、多少の水やり忘れや環境の変化にも耐えてくれます。剪定した枝を挿し木にして増やすこともできます。
10. オリヅルラン(Chlorophytum comosum)
オリヅルランは細長い葉が放射状に広がる観葉植物で、空気清浄効果が高いことでも知られています。子株を多く付けるため、増やして楽しむこともできます。
育てやすさのポイント:
オリヅルランは子株を切り取って土に植えるだけで簡単に増やせるため、初めての植物の増殖体験にも最適です。NASAの研究でも空気清浄能力が高いことが証明されており、実用面でもおすすめです。
観葉植物選びで失敗しないための比較表
初心者の方が自分に合った観葉植物を選ぶために、各品種の特徴を比較できる表を用意しました。育てる環境や自分のライフスタイルに合わせて、最適な植物を見つけてください。

| 品種 | 耐陰性 | 耐寒性 | 水やり頻度 | サイズ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| パキラ | ◎ | ○ | 低 | 中〜大 | 乾燥に強く丈夫 |
| モンステラ | ◎ | △ | 中 | 中〜大 | 個性的な葉の形 |
| サンスベリア | ◎ | ○ | 極低 | 小〜中 | ほぼ手間いらず |
| ポトス | ◎ | △ | 中 | 小〜中 | つる性、増やしやすい |
| ガジュマル | ○ | ○ | 中 | 小〜中 | ユニークな樹形 |
| ドラセナ | ◎ | ○ | 低 | 中〜大 | スタイリッシュ |
| アイビー | ◎ | ◎ | 中 | 小〜中 | つる性、寒さに強い |
| ペペロミア | ○ | △ | 極低 | 小 | コンパクト |
| シェフレラ | ○ | ○ | 中 | 小〜大 | 非常に丈夫 |
| オリヅルラン | ○ | ○ | 中 | 小〜中 | 増やしやすい |
記号の意味:
- ◎:非常に強い、○:強い、△:普通
- 水やり頻度:極低(月1〜2回)、低(週1回程度)、中(週2〜3回)
観葉植物を長く楽しむための基本的な管理方法
観葉植物を購入したら、適切な管理方法を知っておくことが大切です。ここでは、すべての観葉植物に共通する基本的な管理方法をご紹介します。

置き場所の選び方
観葉植物を置く場所を選ぶ際は、まず植物の特性を確認しましょう。前述の通り、多くの観葉植物は直射日光を嫌うため、レースカーテン越しの光や、明るい日陰が理想的です。また、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。乾燥や温度変化が激しくなり、植物にストレスを与えてしまいます。
ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドでは、限られたスペースでの植物の配置方法も詳しく解説しています。
肥料の与え方
観葉植物は生育期(春から秋)には定期的な施肥が必要です。市販の液体肥料を、パッケージに記載された希釈倍率で薄めて、月に1〜2回程度与えます。冬場は植物の成長が遅くなるため、肥料は必要ありません。
肥料を与えすぎると、根を傷めてしまう「肥料焼け」を起こすことがあるので、適量を守ることが大切です。土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドでは、肥料の選び方と使い方を詳しく解説しています。
植え替えのタイミング
観葉植物は成長すると根が鉢の中でいっぱいになり、「根詰まり」を起こします。根詰まりの状態では水を吸収しにくくなり、植物の成長が止まってしまいます。以下のようなサインが出たら、植え替えを検討しましょう。
- 鉢底から根が出ている
- 水やり後、水が土に染み込みにくい
- 葉の色が悪くなり、成長が止まった
植え替えは春から初夏にかけて行うのが理想的です。一回り大きな鉢に、観葉植物用の培養土を使って植え替えます。植え替え後は水をたっぷり与え、1週間ほどは明るい日陰で管理しましょう。
病害虫への対処
観葉植物は室内で育てるため、屋外の植物に比べて病害虫の被害は少ないですが、それでもカイガラムシやハダニなどが発生することがあります。葉の裏側を定期的にチェックし、異常を見つけたら早めに対処しましょう。
軽度の害虫は、濡れた布で葉を拭くだけで除去できます。被害が広がっている場合は、園芸用の殺虫剤を使用します。病害虫対策と防除の完全ガイドでは、具体的な対処方法を詳しく解説しています。
観葉植物のある暮らしで得られる5つのメリット
観葉植物を育てることは、単なる趣味以上の価値があります。科学的な研究に基づいた、観葉植物がもたらす具体的なメリットをご紹介します。

1. 空気清浄効果
観葉植物は光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。さらに、研究によると観葉植物を導入すると空気中のバクテリアレベルが最大60%減少することが明らかになっています。特にサンスベリア、ポトス、オリヅルランなどは、NASAの研究でも高い空気清浄能力が証明されています。
2. ストレス軽減効果
2015年に発表された研究では、観葉植物のある環境では血圧が低下し、落ち着きを感じることが科学的に証明されました。植物を眺めたり、手入れをしたりすることで、心理的なリラックス効果が得られます。
3. 集中力と生産性の向上
観葉植物がある環境では、学習や仕事のパフォーマンスが向上することが複数の研究で示されています。職場に観葉植物を配置した場合、75%の人がストレスの軽減を報告したという調査結果もあります。
4. 湿度調整効果
植物は葉の気孔から水分を蒸散させるため、室内の湿度を自然に調整してくれます。特に冬場の乾燥しやすい時期には、天然の加湿器として機能します。適度な湿度は、肌や呼吸器の健康維持にも役立ちます。
5. インテリアとしての美しさ
観葉植物は生きたインテリアとして、部屋に自然の温かみと彩りを加えてくれます。緑色は目に優しく、空間に落ち着きをもたらす効果があります。また、植物の成長を見守る楽しみや、手入れをすることで得られる充実感も、観葉植物ならではの魅力です。
まとめ:あなたに合った観葉植物を見つけよう
初心者におすすめの観葉植物10選と、選び方のポイントについてご紹介しました。観葉植物を選ぶ際は、耐陰性・耐寒性・成長速度の3つのポイントを確認し、自分の生活スタイルや育てる環境に合った品種を選ぶことが成功の鍵です。
水やりは「土が完全に乾いてから」が基本で、観葉植物の失敗の60%は水のやりすぎが原因です。この記事で紹介した10種類の植物は、いずれも初心者でも育てやすく、失敗しにくい品種ばかりです。まずは一つ選んで、観葉植物のある暮らしを始めてみてください。
観葉植物を育てることで、空気清浄効果やストレス軽減効果など、様々なメリットを得ることができます。米国では85%の世帯が観葉植物を所有しており、その人気は今後も高まり続けるでしょう。あなたも今日から、緑のある豊かな生活を始めてみませんか。
観葉植物の育て方についてさらに詳しく知りたい方は、観葉植物・インドアグリーンの育て方完全ガイドやガーデニングツール・資材の完全ガイドもぜひご覧ください。初めての一鉢が、あなたの部屋に癒しと活力をもたらしてくれることを願っています。





