フィカス(ゴムの木)の種類と育て方
2026年2月6日

フィカス(ゴムの木)は世界で800種類以上存在する人気の観葉植物です。ウンベラータ、ベンガレンシス、アルテシーマなど主要品種の特徴から、置き場所、水やり、剪定、植え替えまで、初心者でも安心の育て方を詳しく解説します。
フィカス(ゴムの木)の種類と育て方
フィカス、通称「ゴムの木」は、観葉植物の中でも特に人気が高く、初心者から上級者まで幅広い層に愛されています。世界中で800種類以上が存在し、その多様な葉の形や色彩は、どんなインテリアにも馴染む魅力を持っています。この記事では、フィカスの主要な種類から育て方のポイント、さらには日常管理の注意点まで、包括的に解説します。
フィカス(ゴムの木)とは?その魅力と特徴
フィカスはクワ科イチジク属に分類される熱帯性の植物で、原産地は主に東南アジアやアフリカです。「ゴムの木」という名前は、樹液から天然ゴムが採取できることに由来しています。現在では観葉植物・インドアグリーンの育て方完全ガイドでも紹介されているように、インテリアグリーンとしての地位を確立しています。
フィカスの最大の魅力は、その管理のしやすさと高い空気清浄効果です。Dr Wolvertonの研究によると、ゴムの木は室内の空気を浄化する能力が非常に高く、有害物質を効果的に除去することが証明されています。また、耐陰性があり、乾燥にも強いため、観葉植物の入門編として最適です。
世界で800種類以上のフィカスが存在し、日本国内でもさまざまな品種が流通しています。それぞれの種類には独特の葉の形や色があり、選ぶ楽しさも大きな魅力の一つです。
人気のフィカス(ゴムの木)の種類と特徴
ウンベラータ(Ficus umbellata)
フィカス・ウンベラータは、明るい緑色のハート型の葉が特徴で、アフリカ原産の品種です。暑さに強く、生育も旺盛であるため、初心者でも育てやすい観葉植物として高い人気を誇ります。

特徴:
- ハート型の大きな葉
- 明るい緑色で存在感がある
- 暑さに強く成長が早い
- インテリアとしての装飾性が高い
参考:フィカス(ゴムの木)の育て方完全ガイド | LIFFT
ベンガレンシス(Ficus benghalensis)
フィカス・ベンガレンシスは、白い幹とテカリの少ない葉が特徴で、ゴムの木の中でもトップクラスの人気を誇る品種です。落ち着いた雰囲気があり、モダンなインテリアにもよく合います。
特徴:
アルテシーマ(Ficus altissima)
フィカス・アルテシマ(アルテシーマ)は、緑色に鮮やかな黄色の斑が入った楕円形の葉を持ち、その美しいコントラストが人気の品種です。明るい雰囲気を演出したい場所に最適です。
特徴:
- 黄色と緑のコントラストが美しい
- 明るく華やかな印象
- 成長が早い
- 光が当たるとさらに美しい
参考:ゴムの木(フィカス)の種類20選|人気品種から希少種まで写真付きで紹介
バーガンディ(Ficus elastica 'Burgundy')
フィカス・バーガンディは、深い緑色から黒っぽい色の葉を持ち、別名「クロゴム」とも呼ばれます。大人っぽく落ち着いた雰囲気があり、モダンな空間に最適です。
特徴:
- 深い緑色から黒に近い葉色
- 新芽は赤みを帯びる
- シックで高級感がある
- 小型から大型まで選べる
ベンジャミン(Ficus benjamina)
フィカス・ベンジャミンは、東南アジア原産で、光沢のある小さな葉がたくさん茂るのが特徴です。スターライトなどの斑入り品種もあり、緑色と黄緑色のコントラストが美しい品種です。
特徴:
- 小さな葉が密生する
- 光沢のある葉
- 斑入り品種が豊富
- 樹形が美しく整えやすい
フィカス(ゴムの木)の基本的な育て方
フィカスは比較的育てやすい観葉植物ですが、適切な管理を行うことで、より健康的に美しく育てることができます。土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドも参考にしながら、基本的な育て方を押さえましょう。

適切な置き場所と光の管理
フィカスは日当たりを好む品種が多く、年間を通して風通しと日当たりの良い場所で管理することが重要です。ただし、直射日光は葉焼けの原因になるため、レースカーテン越しの柔らかい光が理想的です。
光の管理ポイント:
- 明るい窓際が最適
- 直射日光は避ける
- レースカーテン越しの光が理想
- 一日6~8時間の間接光が目安
参考:How Much Light Does a Rubber Plant Need?
温度管理と冬越しのコツ
フィカスは20°C~30°Cの環境下で最も良く生長します。暑さには強いですが、寒さにはあまり強くありません。10°Cを下回る環境では葉が落ちやすくなるため、冬場は特に注意が必要です。
温度管理の目安:
- 最適温度:20°C~30°C
- 最低温度:10°C以上を保つ
- 冬は室内の暖かい場所に移動
- 冷気が直接当たる場所は避ける
水やりの頻度とタイミング
水やりは季節によって頻度を変えることが重要です。春~秋は土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与え、冬は控えめにして乾燥気味に育てます。
季節別水やり頻度:
| 季節 | 水やり頻度 | ポイント |
|---|---|---|
| 春~秋 | 3~4日に1回 | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
| 冬 | 週1回程度 | 乾燥気味に管理 |
| 梅雨時期 | 様子を見ながら | 過湿に注意 |
光が少ない場所に置いて水をあげ過ぎると根腐れを起こし、株が弱ってしまいます。フィカスは乾燥で枯れることはあまりありませんが、過湿には十分注意しましょう。
剪定・植え替え・増やし方
剪定の時期と方法
フィカスの剪定時期は、4~5月または9~10月が最適です。成長が早くよく茂るため、風通しが悪くならないよう定期的に剪定を行いましょう。剪定・整枝の技術完全ガイドも併せて参考にしてください。

剪定時の注意点:
- フィカスの樹液に触れると皮膚がかぶれることがある
- 必ず手袋を着用する
- 剪定バサミは清潔なものを使用
- 切り口は斜めにカット
植え替えのタイミングと手順
フィカスは1~2年に1回を目安に植え替えを行います。根詰まりを起こすと成長が悪くなるため、定期的な植え替えが重要です。
植え替えの手順:
- 一回り大きな鉢を用意
- 新しい土を準備(観葉植物用培養土が最適)
- 古い土を1/3程度落とす
- 新しい鉢に植え付ける
- たっぷりと水を与える
参考:フィカス(ゴムの木)の育て方|剪定・植え替え・挿し木の方法
挿し木での増やし方
フィカスは挿し木で比較的簡単に増やすことができます。剪定した枝を利用して新しい株を作ることも可能です。
挿し木の手順:
- 健康な枝を10~15cm切る
- 下の方の葉を取り除く
- 水揚げを1~2時間行う
- 挿し木用の土に挿す
- 明るい日陰で管理
- 約1ヶ月で発根
フィカスの病害虫対策とトラブルシューティング
よくある病害虫
フィカスは比較的病害虫に強い植物ですが、環境によってはいくつかの害虫が発生することがあります。病害虫対策と防除の完全ガイドも参考に、早期発見・早期対処を心がけましょう。
主な害虫:
- ハダニ:葉の裏に発生、葉が白っぽくなる
- カイガラムシ:枝や葉に付着、白い粉のような見た目
- アブラムシ:新芽に発生、成長を阻害
葉が落ちる原因と対策
フィカスの葉が落ちる主な原因は、温度の急激な変化、水不足、日照不足、根腐れなどです。
対策方法:
- 温度変化を避ける(特に冬場)
- 適切な水やりを行う
- 十分な光を確保する
- 風通しの良い場所に置く
参考:Rubber Plant Care: A Ficus Elastica Growing Guide
フィカスを選ぶ際のポイント
設置場所で選ぶ
設置する場所の広さや明るさによって、適した品種が異なります。
場所別おすすめ品種:
- リビング・広い空間:ウンベラータ、ベンガレンシス(大型に育つ)
- 寝室・書斎:バーガンディ(落ち着いた雰囲気)
- 明るい窓際:アルテシーマ(斑入りが美しい)
- デスク周り:小型のベンジャミン
耐寒性で選ぶ
品種により耐寒性が異なるため、購入前に必ずチェックしましょう。冬場の管理がしやすい品種を選ぶことで、長く楽しむことができます。
耐寒性の目安:
- 比較的強い:ベンジャミン(5°C程度まで)
- 標準:ウンベラータ、ベンガレンシス(10°C以上)
- やや弱い:アルテシーマ(10°C以上必須)
まとめ:フィカスで快適なグリーンライフを
フィカス(ゴムの木)は、その多様な種類と育てやすさから、観葉植物の中でも特におすすめの品種です。世界で800種類以上が存在し、それぞれに独特の魅力があります。適切な光の管理、温度調整、水やりを行うことで、室内で健康的に育てることができます。
Dr Wolvertonの研究が示すように、フィカスは空気清浄効果も高く、室内環境の改善にも貢献します。初心者の方は、ウンベラータやベンガレンシスなど、管理しやすい品種から始めることをおすすめします。
ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドや季節の園芸カレンダーも参考にしながら、あなたの生活空間に最適なフィカスを見つけて、豊かなグリーンライフを楽しんでください。
参考:Rubber Plant Benefits: Why Ficus Elastica is the Ultimate Indoor Powerhouse





