鹿沼土・赤玉土・軽石の特徴と使い分け
2026年2月6日

園芸を始めると必ず耳にする「鹿沼土」「赤玉土」「軽石」という<a href="https://rpx.a8.net/svt/ejp?a8mat=45BP2Z+2BCPGY+2HOM+BWGDT&rakuten=y&a8ejpredirect=https%3A%2F%2Fhb.afl.rakuten.co.jp%2Fhg
鹿沼土・赤玉土・軽石の特徴と使い分け:園芸用土の基本を徹底解説
園芸を始めると必ず耳にする「鹿沼土」「赤玉土」「軽石」という基本用土。これらは見た目も性質も全く異なり、それぞれ最適な使い方があります。本記事では、これら3つの基本用土の特徴から使い分けまで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。適切な用土選びは植物の健康な成長の第一歩です。
土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドでは用土全般について詳しく解説していますが、本記事では特にこの3つの基本用土に焦点を当てていきます。
赤玉土の特徴と使い方
赤玉土は関東ローム層で採取される赤土を乾燥させた粒状の用土で、園芸における最も基本的で汎用性の高い土として知られています。褐色をした弱酸性(pH5.5-6.5)の土で、ほぼすべての植物に用いることができる万能性が最大の魅力です。

赤玉土のサイズと選び方
赤玉土は粒の大きさによって細かく分類され、それぞれ異なる特性を持ちます。
| サイズ | 粒径 | 主な特徴 | 適した用途 |
|---|---|---|---|
| 大粒(ゴロ土) | 約16mm | 排水性・通気性が非常に高い | 鉢底石の代用、大型植物 |
| 中粒 | 約12mm | 排水性と保水力のバランスが良い | 幅広い植物の基本用土 |
| 小粒 | 3-6mm | 保水性・保肥性が高い | プランター栽培、小型植物 |
| 細粒 | 1-2mm | 保水性が非常に高い | 挿し木、種まき用土 |
初めて赤玉土を選ぶ際は、まず中粒を選ぶと間違いありません。中粒は排水性と保水力のバランスが良く、幅広く使うことができます。小粒は最もよく使われるサイズで、保水性がよく、かつ程よく排水性も持ち合わせているため非常に便利です。
赤玉土の注意点
赤玉土の弱点は、時間が経つと粒が崩れやすいことです。粒が崩れると排水性や通気性が次第に悪くなってしまいます。この問題を解決するために、粒が崩れにくい「硬質赤玉土」も販売されており、長期間植え替えができない植物や盆栽などに適しています。
ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドでも解説している通り、用土の状態管理は植物栽培の基本です。赤玉土を使用する際は、定期的な植え替えも視野に入れましょう。
鹿沼土の特徴と使い方
鹿沼土は栃木県鹿沼地方で採取される軽石で、黄色みを帯びた白色の粒状が特徴です。関東ローム層で採取できる火山灰の一種で、その名前の通り鹿沼地帯で産出されることから名付けられました。

鹿沼土の最大の特徴:酸性度
鹿沼土の最も重要な特徴は、pH4.0〜5.0という強い酸性を示すことです。これは赤玉土の弱酸性(pH5.5-6.5)と比較すると、明らかに酸性度が強いことがわかります。この酸性という性質が、鹿沼土の使い分けにおいて最も重要なポイントとなります。
酸性土を好む植物への最適な使用法
サツキやツツジ、アジサイ(青色)、ブルーベリーなど酸性を好む植物には、鹿沼土が最適です。圧倒的な使用量は盆栽のサツキの用土として使用されることです。
酸性を好む植物の理想的な配合例:
- 鹿沼土60% + ピートモス40%
- 鹿沼土30% + 赤玉土(小粒)70% + 腐葉土20%
サツキは水分と空気を好む特性があり、ツツジ科の植物の特徴として酸性土を好むという部分から、鹿沼土の持つ保水性、通気性、酸性の特性が完璧にマッチしています。
鹿沼土のその他の優れた特性
鹿沼土は赤玉土よりも粒が硬く崩れにくいため、排水性と通気性が長期間維持されます。また、水を含むと土の色がより黄色になり、乾燥したときとで土の色が明らかに違うため、水やりのタイミングが分かりやすいという実用的なメリットもあります。
室内で観葉植物・インドアグリーンの育て方完全ガイドを育てる場合、赤玉土は粒が崩れやすいためしばらくすると次第に排水性や通気性が悪くなってしまいます。それを補うため、粒が崩れにくい鹿沼土を2~3割程度ブレンドするのもおすすめです。
軽石の特徴と使い方
軽石は、マグマが冷え固まる過程で水分が飛び出した跡が無数の穴となった火山岩です。この穴が多い分、非常に軽量で、通気性や排水性に優れているため、ハンギングやプランター、鉢植えの際の土壌づくりには欠かせません。

軽石の主な用途
軽石は無数の穴により排水性が非常に高く、保水性よりも排水性の方が圧倒的に高いという特徴があります。そのため、以下のような用途に最適です:
多肉植物・サボテンの育て方完全ガイドでも解説している通り、これらの植物は過湿を嫌うため、軽石を多く含んだ水はけの良い用土が必要です。
鉢底石としての軽石
鉢底石は、植木鉢やプランターの底に敷く石で、通気性や水はけを良くして、植物の根腐れを防ぐ働きがあります。軽石を鉢底に敷くことで、受け皿に水が溜まっても吸い上げないよう土と距離をとったり、土が底の穴から出るのを防止する役割があります。
水やり・灌漑システムの完全ガイドで詳しく解説していますが、適切な排水は植物の健康維持に不可欠です。
3つの用土の比較表
それぞれの特徴を一目で比較できるよう、まとめました。
| 項目 | 赤玉土 | 鹿沼土 | 軽石 |
|---|---|---|---|
| pH | 弱酸性(5.5-6.5) | 酸性(4.0-5.0) | ほぼ中性(7.0前後) |
| 色 | 褐色・赤茶色 | 黄色みを帯びた白色 | 灰色・白色 |
| 保水性 | 高い | 高い | 低い |
| 排水性 | 良好 | 非常に良好 | 非常に高い |
| 通気性 | 良好 | 非常に良好 | 非常に高い |
| 粒の硬さ | 崩れやすい | 崩れにくい | 非常に硬い |
| 重さ | 普通 | やや軽い | 非常に軽い |
| 適した植物 | ほぼすべての植物 | 酸性を好む植物(サツキ、ツツジ等) | 多肉植物、サボテン |
| 主な用途 | 基本用土 | 酸性土壌栽培、盆栽 | 鉢底石、排水改良 |
用土の使い分け実践例
実際の栽培シーンでの使い分け例をご紹介します。
一般的な観葉植物の場合
基本配合:
- 赤玉土(小粒)60%
- 腐葉土30%
- 鹿沼土10%
赤玉土を基本とし、有機質の腐葉土で保肥性を高め、鹿沼土で長期的な排水性を確保します。
サツキ・ツツジ類の場合
基本配合:
- 鹿沼土60%
- ピートモス40%
または
- 鹿沼土30%
- 赤玉土(小粒)70%
- 腐葉土20%
酸性を好む特性に合わせ、鹿沼土を主体とした配合にします。日本庭園と和の庭づくり完全ガイドでも、サツキやツツジは和の庭の重要な要素として紹介しています。
多肉植物・サボテンの場合
基本配合:
- 赤玉土(小粒)40%
- 軽石40%
- 腐葉土20%
または
- 軽石60%
- 赤玉土30%
- 川砂10%
排水性を最優先し、軽石の割合を高めます。
プランター栽培の場合
基本配合:
- 赤玉土(小粒)50%
- 腐葉土30%
- 鹿沼土10%
- 軽石(鉢底用)10%
鉢底に軽石を敷き、その上に配合土を入れることで、排水性と保水性のバランスを取ります。ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドでも、プランター栽培における用土選びの重要性を解説しています。
用土選びでよくある質問
Q1: 赤玉土と鹿沼土、どちらを基本にすべき?
A: 一般的な植物栽培では赤玉土を基本とし、酸性を好む植物(サツキ、ツツジ、ブルーベリーなど)の場合は鹿沼土を主体にします。赤玉土は弱酸性で汎用性が高く、ほぼすべての植物に使用できるため、迷ったら赤玉土を選ぶと良いでしょう。
Q2: 軽石は必ず使わなければいけない?
A: 必須ではありませんが、鉢底石として使用することで根腐れ防止に大きく貢献します。また、多肉植物やサボテンなど排水性を特に重視する植物には、用土に混ぜることを強くおすすめします。
Q3: 時間が経って粒が崩れた土はどうすれば?
A: 粒が崩れた赤玉土は排水性が低下しているため、植え替え時に新しい土と交換することをおすすめします。崩れた土は、畑の土壌改良材として再利用することもできます。
Q4: 硬質赤玉土は普通の赤玉土と何が違う?
A: 硬質赤玉土は粒が硬く、長期間使用しても崩れにくいのが特徴です。盆栽や、植え替え頻度を減らしたい植物に適していますが、価格は通常の赤玉土より高めです。
まとめ:適切な用土選びで植物を健康に育てよう
鹿沼土、赤玉土、軽石は、それぞれ異なる特性を持つ重要な基本用土です。以下のポイントを押さえて、植物に最適な用土を選びましょう:
選び方のポイント:
- 赤玉土:弱酸性で汎用性が高い万能基本用土。迷ったらまずは中粒の赤玉土
- 鹿沼土:pH4.0-5.0の酸性土。サツキ、ツツジなど酸性を好む植物に最適
- 軽石:排水性が非常に高い。鉢底石や多肉植物用土に必須
組み合わせのコツ:
- 一般植物:赤玉土をベースに、鹿沼土で排水性を補強
- 酸性好き植物:鹿沼土を主体に、赤玉土やピートモスと配合
- 多肉・サボテン:軽石を多めに、赤玉土と組み合わせる
適切な用土選びと配合は、植物栽培成功の第一歩です。ガーデニングツール・資材の完全ガイドも参考に、質の良い用土を選び、あなたの植物に最適な環境を作りましょう。
用土の基本を理解したら、次は実践です。寄せ植え・コンテナガーデンの完全ガイドで、これらの用土を実際に使った美しい寄せ植えの作り方を学んでみてはいかがでしょうか。
参考リンク:





