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土づくりの基本

鹿沼土・赤玉土・軽石の特徴と使い分け

赤玉土・鹿沼土・軽石の違いを、pH、保水性、排水性、粒の崩れやすさから比較。植物・鉢・水やり条件に合わせた使い分けと粒径の選び方を解説します。

庭世界 編集部 公開 更新 約5分で読めます
赤玉土・鹿沼土・軽石の粒と質感を並べて比較する園芸用土
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赤玉土 楽天AmazonYahoo!と鹿沼土 楽天AmazonYahoo!の違いは、主に酸性度と配合内で担う役割です。赤玉土は多くの植物に使いやすい弱酸性の基本用土、鹿沼土は好酸性植物向け、軽石は排水性と通気性を補う資材です。三つとも「水はけがよい」だけで選ばず、植物が好むpH、鉢の乾く速さ、必要な粒の大きさを順に確認します。

はじめに

園芸用の三資材は、いずれも排水性と通気性を持ちますが役割が異なります。鉢内の土壌設計は土づくり・堆肥・肥料の基礎も参照してください。

赤玉土・鹿沼土・軽石の違いを先に比較

赤玉土・鹿沼土・軽石 楽天AmazonYahoo!の使い分けは、赤玉土を基本、鹿沼土を酸性の調整役、軽石を粒構造の補助役と捉えると整理できます。赤玉土は水と肥料分を保持しやすく、鹿沼土はpHが低く、軽石は粒が崩れにくいという違いがあります。

比較軸赤玉土鹿沼土軽石
主な役割配合の基礎酸性を好む植物の基礎・調整排水性・通気性の補助
pHの目安5〜6前後の弱酸性4〜5程度の酸性pH調整より物理性の改善が中心
保水性適度に高い多孔質で適度に保持孔に一部保持するが乾きやすい
保肥性ある赤玉土より主役にしにくい肥料分を供給しない
粒の持続性通常品は崩れやすい比較的形を保ちやすい火山岩の粒で形を保ちやすい
向く場面一般草花、観葉植物、挿し木サツキ、ツツジ、ブルーベリー多肉・サボテン、鉢底、乾きにくい配合
主な注意微塵で目詰まりする酸性を好まない植物へ多用しない増やすほど乾燥が速くなる

赤玉土とは:基本用土としての強みと弱点

赤玉土は、一般的な培養土の骨格をつくる基本用土です。関東ローム層の赤土を乾燥・粉砕し、粒の大きさで選別したもので、通気性、排水性、保水性、保肥性を一つの資材で補えます。一方、赤玉土そのものは肥料ではなく、肥料分をほとんど含みません。

赤玉土は、粒間から余分な水を逃がしながら粒自体に水を保持するため、「水はけ」と「水持ち」を両立しやすい基本用土です。

「赤玉土のpHは5~6前後の弱酸性。」

— GardenStoryの赤玉土解説

赤玉土だけで万能な培養土になるわけではありません。腐葉土や堆肥などの有機物で保水性や保肥性を補います。詳しくはバーク堆肥の特徴と使い方と腐葉土の作り方と使い方を参照してください。

通常品は粒が砕けやすく、微塵が粒間を埋めると排水性が落ちます。植え付け後に表面へ水がたまるようなら、粒の崩れも確認します。

鹿沼土とは:酸性を選択理由にする

鹿沼土を選ぶ第一の理由は、土壌pHが4〜5程度の酸性であることです。栃木県鹿沼市周辺で採掘される黄色系の多孔質用土で、赤玉土と同じく排水性・通気性と適度な保水性を備えますが、多くの一般植物へ無条件に置き換える資材ではありません。

「鹿沼土は酸性の中でも強い部類に入ります。」

— 寿々ブルーベリー園の用土解説

サツキ、ツツジ、シャクナゲ、ブルーベリーなどには鹿沼土を生かせますが、一般の草花では酸性へ寄りすぎる場合があります。Royal Horticultural Societyなどの植物別情報で栽培条件を確認します。

鹿沼土は乾燥時と吸水時の色の差が土壌水分の手がかりになります。ただし、鉢の重さや内部の感触も合わせて判断します。

軽石とは:排水性と通気性を補う

軽石は、排水性と通気性を補い、過湿による根腐れのリスクを下げるために配合する多孔質の火山岩です。赤玉土のような基本用土、鹿沼土のような酸性用土とは役割が異なり、主に粒間の空間を保つために使います。

「鹿沼土と赤玉土の最も大きな違いは、pHにあります。」

— 鹿沼土と赤玉土の比較資料

軽石の孔は一部の水分も保持するため、「水をまったく持たない石」ではありません。用土の通気と排水を補う資材です。

鉢底石は必ず必要ではない

鉢底石だけで排水不良は解決しません。鉢底穴、受け皿の残水、根詰まり、上層の微塵を点検し、根域が乾かない水のやりすぎとして判断します。

小さな鉢では鉢底石が根域を減らします。用土全体が十分に粗く鉢底穴も確保できるなら、軽石を配合へ混ぜる方法も選べます。

軽石を増やした後は水やりも変える

軽石を加えた後は乾燥が速まります。しおれるなら軽石を減らし、内部が乾かないなら微塵、粗い粒の割合、風通しを見直します。

粒の大きさ・硬質・微塵で性能は変わる

粒径と硬さは、赤玉土の土壌構造の持続性を左右します。区分名には統一寸法がないため、袋の実寸も確認します。

小粒・中粒・大粒の選び方

  • 小粒・極小粒:細い根の鉢、挿し木、種まきなど、根と用土の接触と保水性を優先する場面に向きます。
  • 中粒:一般的な鉢植えや太めの根に使いやすく、保水性と排水性の中間を取りやすい粒です。
  • 大粒:大型鉢や鉢底の排水層など、乾きやすさと空気の通り道を優先する場面に向きます。

硬質赤玉土と普通の赤玉土の違い

硬質赤玉土 楽天AmazonYahoo!は通常品より粒が崩れにくく、排水性と通気性を保ちやすい製品です。「硬質」「焼き赤玉土」などの名称だけで製法を決めず、袋の表示を確認します。

植え替え間隔を長くしたい盆栽などでは硬質品が役立ちます。使用前にふるい、袋底の微塵を除きます。

植物・鉢・水やり条件から使い分ける

多肉植物と挿し木では必要な水分が異なります。プランターの素材や置き場でも乾き方が変わり、水不足も過湿も水分ストレスになるため、固定配合は出発点です。

一般的な草花・観葉植物

赤玉土を基本に、腐葉土 楽天AmazonYahoo!やバーク堆肥を組み合わせます。室内で乾きにくければ軽石を加え、排水速度を観察します。

サツキ・ツツジ・ブルーベリー

好酸性植物では鹿沼土を主体にし、最終的なpHを優先します。鹿沼土は肥料分をほとんど供給しないため、肥料管理は別に考えます。

多肉植物・サボテン

赤玉土を保水の基礎にし、軽石で排水と通気を補います。サボテンでも、軽石を増やしすぎると小鉢が乾きやすいため、鉢サイズも考慮します。

挿し木・育苗

植物の繁殖では、小粒の赤玉土や鹿沼土を使えます。微塵を除き、発根後は対象植物に合う培養土へ移します。

配合比より先に決める3つの判断軸

配合は、植物が好むpH、鉢が乾く速さ、粒構造を保ちたい期間の順に決めます。土壌改良では赤玉土か鹿沼土かをpHで選び、軽石と水やりを乾燥速度に合わせます。

フロー図

図:植物のpH要求を先に決め、次に鉢の乾き方から軽石と粒径を調整する流れです。

三つだけ覚えるなら、次のルールで十分です。

  1. 一般植物は赤玉土、好酸性植物は鹿沼土を基礎候補にします。
  2. 乾きにくい鉢は軽石と粗い粒で補助しますが、増やした後は水切れも確認します。
  3. 配合比は完成品ではなく仮説として使い、植え付け後の乾燥速度と微塵の増え方を記録し、次の植え替えで一要素ずつ変えます。

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出典

  • 園芸用土
  • 赤玉土
  • 鹿沼土
  • 軽石

庭世界 編集部

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