ユリの育て方完全ガイド:植え付けから開花まで
2026年2月6日

ユリ(百合)の育て方を球根選びから植え付け、開花、花後管理まで完全解説。深植えのコツ、系統別の日照条件、ウイルス病対策、支柱立てなど、初心者でも美しいユリを咲かせる実践ガイド。オリエンタル系・スカシユリ系の違いも詳しく紹介。
日陰でも育つつる植物のおすすめ品種
庭やベランダに日陰のスペースがあっても、諦める必要はありません。日陰でも美しく育つつる植物を選べば、暗くなりがちな場所を緑豊かな空間に変えることができます。本記事では、日陰環境でも元気に成長するつる植物の品種と、栽培のポイントを詳しく解説します。
日陰の種類を理解する
つる植物を選ぶ前に、まず自分の庭やベランダの日陰がどのタイプなのかを知ることが重要です。日陰は大きく分けて「明るい日陰」「半日陰」「完全な日陰」の3つに分類されます。明るい日陰とは、直射日光は当たらないものの、空が開けていて明るい場所のことです。半日陰は1日のうち数時間だけ日が当たる場所、完全な日陰は一日中直射日光が当たらない場所を指します。

さらに、土の状態も重要な要素です。砂のように乾いた土の日陰は「ドライシェード」と呼ばれ、粘土のように湿った土の日陰は「ダンプシェード」と呼ばれます。植物によって好む環境が異なるため、自分の庭の条件をしっかり把握してから品種を選びましょう。ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドでは、庭の環境分析について詳しく解説しています。
おすすめの日陰に強いつる植物品種
テイカカズラ(定家葛)
テイカカズラは日本の気候に適応した常緑つる性植物で、明るい日陰から半日陰でよく育ちます。初夏に白い芳香のある花を咲かせ、気品のある雰囲気を演出します。生育旺盛で壁面やフェンスを覆うのに適しており、耐寒性も強いため、日本全国で栽培可能です。

アイビー(ヘデラ)
アイビーは最も深い日陰でも育つつる植物の代表格です。日本在来種のヘデラ・ヘリックスは美しい光沢のある濃緑色の葉を持ち、斑入り品種は暗い場所を明るくする効果があります。観葉植物・インドアグリーンの育て方完全ガイドでも紹介されているように、室内でも栽培できる万能植物です。
ツルアジサイ(クライミングハイドレンジア)
ツルアジサイは北向きの壁でも元気に育つ優れた日陰対応植物です。初夏に白い花を咲かせ、秋には美しい黄葉を楽しめます。自ら気根を出して壁面に付着するため、誘引の手間が少ないのも魅力です。完全な日陰でも育ちますが、斑入り葉のものは明るい日陰の方がより美しく発色します。
ビナンカズラ(美男葛)
ビナンカズラは日本原産の常緑つる性植物で、明るい日陰を好みます。秋に赤い実をつけ、観賞価値の高い植物です。和風の庭にも洋風の庭にも合わせやすく、日本庭園と和の庭づくり完全ガイドで紹介されているような和のガーデンデザインに特におすすめです。
クレマチス(日陰対応品種)
クレマチスには様々な品種があり、その多くが部分的な日陰でよく育ちます。特に「モンタナ系」や「ヴィチセラ系」の一部は半日陰でも十分に開花します。様々な色のバリエーションがあり、庭に彩りを添えてくれます。剪定・整枝の技術完全ガイドでは、クレマチスの剪定方法について詳しく解説しています。
ツタ類(パルテノシッサス)
ツタ類は壁面緑化に最適な植物で、明るい日陰でも旺盛に育ちます。特にナツヅタは秋の紅葉が美しく、季節の変化を楽しめます。吸盤で壁面に付着するため、支柱なしで垂直面を覆うことができます。
スイカズラ(ロニセラ)
スイカズラは自然の森林環境で育つ植物で、部分的な日陰や明るい日陰を好みます。初夏に甘い香りのする花を咲かせ、夜間は特に香りが強くなります。生育旺盛なため、広いスペースでの使用に適しています。
ポトス
ポトスは室内でも屋外でも育つ耐陰性の高いつる植物です。ハンギングにも適しており、ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドで紹介されているように、限られたスペースでも美しいグリーンインテリアを作ることができます。
日陰つる植物の栽培ポイント
土の管理
日陰の植物栽培で最も注意すべきは土の管理です。日陰では土の乾きが遅いため、水やりの頻度を調整する必要があります。植え付けから2~3週間は特に水のやり過ぎに注意し、土が湿っている時は水やりを控えましょう。根腐れを防ぐため、排水性の良い土を使用することが重要です。土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドでは、適切な土の配合について詳しく解説しています。

日照条件の確認
つる性植物は、根元の土の部分とつるが伸びていく場所が離れることもあって日当たりに違いが出てきます。葉が茂り光合成をする部分の日照条件の確認が大切です。根元が日陰でも、つるが伸びる先に明るい場所があれば、多くのつる植物は健康に育ちます。
支柱と誘引
つる植物を美しく育てるには、適切な支柱と誘引が欠かせません。壁面やフェンス、トレリスなど、つるを這わせる場所を事前に決めておきましょう。アイビーやツルアジサイのように自ら付着する種類もあれば、クレマチスのように誘引が必要な種類もあります。ガーデニングツール・資材の完全ガイドでは、つる植物用の支柱について詳しく紹介しています。
日陰つる植物の品種比較表
以下の表は、主要な日陰対応つる植物の特性をまとめたものです。
| 品種名 | 耐陰性 | 常緑/落葉 | 花の有無 | 成長速度 | 耐寒性 |
|---|---|---|---|---|---|
| テイカカズラ | ★★★★☆ | 常緑 | 白色(初夏) | 中~速 | 強い |
| アイビー | ★★★★★ | 常緑 | なし | 速い | 強い |
| ツルアジサイ | ★★★★★ | 落葉 | 白色(初夏) | 遅~中 | 強い |
| ビナンカズラ | ★★★★☆ | 常緑 | クリーム色 | 中程度 | 中程度 |
| クレマチス | ★★★☆☆ | 落葉 | 多色 | 中程度 | 品種による |
| ツタ類 | ★★★★☆ | 落葉 | なし | 速い | 強い |
| スイカズラ | ★★★☆☆ | 半常緑 | 白~黄色 | 速い | 強い |
| ポトス | ★★★★★ | 常緑 | なし(室内) | 中程度 | 弱い |
よくある失敗と対処法
葉が黄色くなる
日陰の植物の葉が黄色くなる主な原因は、水のやり過ぎによる根腐れです。土の表面が乾いてから水やりをするようにしましょう。また、肥料不足も原因の一つなので、春と秋に緩効性肥料を与えることで改善できます。
つるが伸びない
日陰が深すぎる場合や、土の栄養が不足している場合に起こります。少しでも明るい場所に移動できないか検討し、水やり・灌漑システムの完全ガイドを参考に適切な水管理を行いましょう。
病害虫の発生
日陰で風通しが悪い環境では、カビや病気が発生しやすくなります。定期的な観察と、病害虫対策と防除の完全ガイドで紹介されている予防策を実践することが重要です。
季節ごとの管理カレンダー
日陰つる植物の年間管理スケジュールを把握することで、より健康的に育てることができます。
春(3月~5月):植え付けの適期です。新芽が出始めるこの時期に、緩効性肥料を与えます。つるの誘引を開始し、伸びる方向を整えましょう。
夏(6月~8月):成長期です。水切れに注意し、土の状態を見ながら水やりを行います。日陰でも夏の暑さで土が乾くことがあるので、朝の涼しい時間に水やりをしましょう。
秋(9月~11月):多くの品種で実や紅葉が楽しめる時期です。季節の園芸カレンダー:月別・季節別ガイドを参考に、冬に向けた準備を始めます。
冬(12月~2月):多くの常緑種は休眠期に入ります。落葉種は剪定の適期なので、不要な枝を整理しましょう。
まとめ
日陰でも育つつる植物を選べば、光の少ない場所でも緑豊かな空間を作ることができます。アイビーやツルアジサイのような完全な日陰でも育つ品種から、テイカカズラやクレマチスのような明るい日陰を好む品種まで、選択肢は豊富です。重要なのは、自分の庭の日陰のタイプを正しく理解し、土の状態に合った品種を選ぶことです。
適切な水管理と土づくりを心がければ、日陰のつる植物は驚くほど元気に育ちます。造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドで紹介されているように、つる植物を上手に活用することで、立体的で奥行きのあるガーデンデザインを実現できます。ぜひ本記事を参考に、あなたの庭に最適な日陰つる植物を見つけてください。





