ポトスの育て方と増やし方のテクニック
2026年2月6日

ポトスの基本的な育て方から、水挿し・挿し木・株分けといった増やし方のテクニックまで詳しく解説します。成功率95%を達成するコツや、適切な時期、温度・湿度管理、発根ホルモンの活用方法など、初心者にもわかりやすく紹介します。
ポトスの育て方と増やし方のテクニック
ポトスは観葉植物の中でも特に人気が高く、初心者でも簡単に育てられる植物として知られています。その手軽さと美しいつる性の葉が魅力で、室内のインテリアとしても最適です。本記事では、ポトスの基本的な育て方から、挿し木・水挿し・株分けといった増やし方のテクニックまで、詳しく解説します。観葉植物・インドアグリーンの育て方完全ガイドも合わせてご覧いただくと、より深く理解できるでしょう。
ポトスの基本的な特徴と魅力
ポトスは熱帯地域原産のつる性観葉植物で、正式名称は「エピプレムヌム・アウレウム」といいます。その最大の魅力は、成長が早く、手入れが簡単で、耐陰性があることです。明るい間接光が当たる場所を好みますが、日陰でもある程度育つため、オフィスや北向きの部屋でも問題なく栽培できます。
ポトスには複数の品種があり、一般的な緑色の葉を持つゴールデンポトスの他に、白い斑入りの「マーブルクイーン」、黄色い斑入りの「ライム」、濃い緑色の「グリーン」などがあります。どの品種も育て方の基本は同じで、増やし方も共通しています。
また、ポトスは空気清浄効果があるとされ、NASAの研究でもホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収する能力が確認されています。インテリアとしてだけでなく、室内環境の改善にも役立つ植物です。
ポトスの日常的な育て方
ポトスを健康に育てるには、適切な光・水・温度の管理が重要です。まず、置き場所は明るい間接光が当たる場所が理想的です。直射日光は葉焼けの原因になるため避け、レースのカーテン越しの光やデスクライトの近くなどが適しています。

水やりは、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。具体的には、鉢に指を2〜3cm差し込んで土が乾いていることを確認してから水を与えます。水のやりすぎは根腐れの原因になるため、受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにしましょう。春から秋の成長期は週に1〜2回、冬は週に1回程度が目安です。
温度管理では、ポトスは15度以上を保つことが重要です。30度を超える真夏や15度以下の冬場は成長が鈍化するため、エアコンの風が直接当たらない場所に置くと良いでしょう。水やり・灌漑システムの完全ガイドでは、植物全般の水やりテクニックを詳しく紹介していますので参考にしてください。
肥料は春から秋の成長期に月1〜2回、液体肥料を薄めて与えます。冬場は休眠期に入るため、肥料は不要です。また、葉が埃をかぶると光合成が妨げられるため、定期的に葉を湿らせた布で拭くか、霧吹きで葉水を与えると良いでしょう。詳しい育て方については、ハイポネックスのポトス育て方ガイドでも解説されています。
水挿しでポトスを増やす方法
水挿しは初心者に最もおすすめの増やし方で、根の成長を目で確認できるため管理しやすいのが特徴です。準備するものは、清潔なガラス容器(コップや花瓶など)、剪定ばさみ、そしてポトスの茎だけです。
まず、健康な茎を選び、2〜3節が含まれるように斜めに切り取ります。節とは葉が生えている部分のことで、ここから新しい根が出てきます。切った茎は上部の葉2枚を残し、下部の葉は取り除きます。これは、水に浸かる葉が腐るのを防ぐためです。
容器に常温の水を入れ、切り口と気根(茎にある小さな突起)を水に浸けます。水は毎日取り替えることが最も重要なポイントです。水が腐ると根が出にくくなったり、腐ったりする原因になります。通常、7〜14日で白い根が出始め、3〜6週間で十分な根が育ちます。
根が5cm以上に成長したら、土に植え替えます。植え替え後は明るい日陰に置き、土が乾かないように注意して管理しましょう。水挿しから土への移行期は根が傷つきやすいため、最初の2週間は特に丁寧なケアが必要です。LOVEGREENのポトス育て方記事では、水挿しの詳しい手順が写真付きで紹介されています。
挿し木でポトスを増やす方法
挿し木は水挿しよりも直接的な方法で、最初から土に植えて育てる方法です。適期は気温が安定する5月中旬から8月で、この時期に行うと約1か月で発根します。

必要な道具は、清潔な剪定ばさみ、挿し木用の土(赤玉土やバーミキュライトなど排水性の良いもの)、そして鉢です。まず、健康な茎を2〜3節つけて切り取り、下部の葉を取り除きます。切り口を斜めにすることで、水や養分の吸収面積が増え、発根しやすくなります。
挿し木用の土を湿らせておき、切った茎を茎全体の1/2程度の深さまで挿します。土を軽く押さえて茎を固定し、明るい日陰に置きます。土が乾かないように毎日霧吹きで水を与えると、2週間〜1か月で根が出てきます。
発根したかどうかを確認するには、茎を軽く引っ張ってみて抵抗を感じるかチェックします。根がしっかり張っていれば抵抗を感じるため、その後は通常の鉢植え用の土に植え替えて育てます。挿し木の成功率を上げるには、気根がある部分を含めて切ることがポイントです。カインズのポトス増やし方ガイドでは、挿し木の失敗しないコツが詳しく解説されています。
株分けでポトスを増やす方法
株分けは親株が十分に成長している場合に適した方法で、確実に増やせる手法の一つです。剪定や挿し木と異なり、すでに根が張っている部分を分けるため、失敗が少ないのが特徴です。
株分けの適期は植え替え時期と同じ5〜7月です。まず、鉢から親株を慎重に取り出し、根についた土を優しく落とします。根がしっかり張っている部分を見つけ、手で優しくほぐしながら分けます。根が絡まって分けにくい場合は、清潔なナイフやハサミで切り分けても構いません。
分けた株はそれぞれ新しい鉢に植え付けます。鉢底には鉢底石を敷き、観葉植物用の土を入れて株を置き、周りに土を足して固定します。植え付け後はたっぷりと水を与え、1週間ほどは明るい日陰で管理します。
株分け後は根が傷ついているため、最初の2週間は肥料を与えず、水やりも控えめにして根の回復を待ちます。新しい葉が出てきたら成功のサインで、その後は通常の管理に戻して問題ありません。剪定・整枝の技術完全ガイドでは、他の植物の増やし方も紹介していますので参考にしてください。
ポトスを増やす際の成功率を上げるコツ
ポトスの増やし方を成功させるには、いくつかの重要なポイントがあります。まず、増やす時期は気温が21〜27度に保たれる5〜7月が最適です。この時期に行うと成功率が95%にも達すると言われています。逆に、気温が30度を超える8月や、15度以下の冬場は避けるべきです。

次に、発根ホルモンの活用も効果的です。市販の発根促進剤を切り口に付けると、根の成長が大幅に早まります。実は、ポトス自体も天然の発根ホルモン(オーキシン)を放出しているため、他の植物の挿し木と一緒に水に入れておくと、他の植物の発根も促進される効果があります。
また、湿度管理も重要で、湿度70%前後を保つと根の成長が促進されます。乾燥する季節は、挿し木や水挿しの周囲に霧吹きをしたり、透明なビニール袋をかぶせて簡易温室を作ると良いでしょう。
さらに、節の位置を正確に切ることが成功の鍵です。節には成長点があり、ここから新しい根が出るため、必ず節を含めて切り取るようにします。茎だけを切っても根は出ないため、注意が必要です。GreenSnapの増やし方詳細記事では、写真付きで節の位置が詳しく解説されています。
ポトスの増やし方別の比較表
それぞれの増やし方には特徴があり、状況に応じて選ぶことが大切です。以下の表で、水挿し・挿し木・株分けの違いを比較してみましょう。
| 増やし方 | 適期 | 発根期間 | 難易度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| 水挿し | 5〜9月 | 7〜14日(根が出始める)<br>3〜6週間(植え替え可能) | 初心者向け | 根の成長が見える<br>失敗が少ない<br>道具が少ない | 毎日の水替えが必要<br>水から土への移行に注意 |
| 挿し木 | 5月中旬〜8月 | 2週間〜1か月 | やや中級者向け | 最初から土で育つ<br>移行のストレスがない | 発根が見えない<br>水挿しより手間がかかる |
| 株分け | 5〜7月 | すでに根がある | 中級者向け | 確実に増やせる<br>成長が早い | 親株が大きい必要がある<br>根を傷つけるリスク |
この表からわかるように、初めてポトスを増やす方は水挿しから始めるのがおすすめです。慣れてきたら挿し木や株分けにも挑戦してみましょう。
ポトスを増やした後の管理方法
増やしたポトスを健康に育てるには、増やした後の管理が重要です。水挿しから土に植え替えた場合、最初の2週間は根が新しい環境に適応する期間なので、明るい日陰に置き、土が乾かないように注意します。

挿し木で増やした場合も、発根後の最初の1か月は根が十分に張っていないため、水切れに注意が必要です。土の表面が乾いたらすぐに水を与え、葉が萎れないように管理しましょう。
肥料は根がしっかり張り、新しい葉が2〜3枚出てから与え始めます。早すぎる施肥は根を傷める原因になるため、焦らず植物の成長を見ながら判断することが大切です。
また、増やしたばかりのポトスはまだ弱いため、害虫や病気に注意が必要です。葉の裏側や茎を定期的にチェックし、アブラムシやハダニが付いていないか確認しましょう。病害虫対策と防除の完全ガイドでは、観葉植物の病害虫対策を詳しく解説しています。
最後に、つるが伸びすぎた場合は適度に剪定して形を整えます。剪定した茎はまた増やすことができるため、無駄がありません。このサイクルを繰り返すことで、ポトスをどんどん増やし、家中を緑で満たすことができます。
まとめ
ポトスの育て方と増やし方のテクニックについて詳しく解説しました。ポトスは初心者でも簡単に育てられ、水挿し・挿し木・株分けのいずれの方法でも増やすことができます。成功率を上げるには、適切な時期(5〜7月)に行い、節を含めて切り、温度と湿度を管理することが重要です。
増やしたポトスは友人にプレゼントしたり、家の各部屋に飾ったりして楽しむことができます。また、ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドや寄せ植え・コンテナガーデンの完全ガイドも参考にして、ポトスを使ったインテリアグリーンを楽しんでください。
ぜひこの記事で紹介したテクニックを活用して、ポトスをたくさん増やし、緑豊かな空間を作ってみてください。





