外構工事の費用相場と見積もりの取り方
2026年2月6日

自宅の庭にバーベキュースペースがあれば、週末や休日に家族や友人と楽しい時間を過ごすことができます。しかし、快適で機能的なバーベキュースペースを作るには、適切な設計と施工が必要です。本記事では、庭のバーベキュースペースの設計から施工まで、専門家のノウハウと実践的なアドバイスをご紹介します。
庭のバーベキュースペースの設計と施工
自宅の庭にバーベキュースペースがあれば、週末や休日に家族や友人と楽しい時間を過ごすことができます。しかし、快適で機能的なバーベキュースペースを作るには、適切な設計と施工が必要です。本記事では、庭のバーベキュースペースの設計から施工まで、専門家のノウハウと実践的なアドバイスをご紹介します。
バーベキュースペースの設計は、単にグリルを置く場所を確保するだけではありません。利用人数、頻度、予算、さらには近隣への配慮まで考慮する必要があります。造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドでも解説されているように、庭全体のデザインとの調和も重要なポイントです。
バーベキュースペースに必要な広さと配置

バーベキュースペースの広さは、利用人数によって大きく変わります。4人前後の家族でバーベキューをするなら6帖(約10平方メートル)くらいが目安で、6人以上で行うなら8帖(約13平方メートル)くらいの広さがあると安心です。

配置を決める際は、以下のポイントを考慮しましょう:
- 家の入口からの距離:食材の運搬を考えると、玄関やキッチンから10〜15フィート(3〜4.5メートル)程度が理想的です
- 風向き:煙が家や隣家に流れないよう、主要な風向きを確認して配置します
- 日当たり:夏場の日差しを避けられる位置、または日除け設備を設置できる場所が望ましいです
- 排水:雨水や洗浄水がたまらないよう、適切な勾配がある場所を選びます
コンパクトなスペースでも、10×10フィート(約3×3メートル)のエリアがあれば、基本的なバーベキューゾーンを設置することが可能です。ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドでは、限られたスペースを有効活用するアイデアも紹介されています。
地面素材の選び方と施工方法
バーベキュースペースの地面素材選びは、安全性、メンテナンス性、耐久性の観点から非常に重要です。以下の素材が特に適しています:

コンクリート
平らで丈夫、水洗いができるため、最も実用的な選択肢の一つです。施工は専門業者に依頼するのが一般的で、費用は1平方メートルあたり8,000〜15,000円程度です。表面仕上げによって滑りにくくすることも可能です。
タイル
水洗いができて熱に強く、デザイン性にも優れています。磁器タイルや石材タイルは耐火性が高く、バーベキュースペースに最適です。施工費用はタイルの種類によりますが、1平方メートルあたり10,000〜25,000円程度が相場です。
レンガ
水洗いができ、耐火レンガを使えばさらに安心です。DIYでも施工しやすく、素朴な雰囲気を演出できます。材料費は1平方メートルあたり5,000〜12,000円程度で、自分で施工すれば費用を大幅に抑えられます。
避けるべき素材
ウッドデッキなど木材を使用した地面や床は、火の粉で黒く焼けてしまったり、油が垂れてシミになったりするので、バーベキュースペースには適していません。また、土のままの地面も、泥跳ねや汚れの原因となるため避けましょう。
詳しい土づくりについては、土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドも参考になります。
プライバシー確保と目隠しの設置

外からの視線を気にせずバーベキューを楽しむには、フェンスや塀、庭木など目隠しとなるエクステリアを設置するのがおすすめです。目隠しは180〜200cmほどの高さを確保すると、立って作業していても通行人と視線が合いにくくなります。
| 目隠しの種類 | メリット | デメリット | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| アルミフェンス | メンテナンスが楽、耐久性が高い | 初期費用が高め | 15〜40万円 |
| 木製フェンス | 自然な風合い、DIY可能 | 定期的な塗装が必要 | 10〜25万円 |
| 植栽(生垣) | 自然な目隠し、景観向上 | 成長に時間がかかる | 5〜15万円 |
| ブロック塀 | 遮音効果も高い、頑丈 | 圧迫感がある | 20〜50万円 |
庭木・シンボルツリーの選び方と育て方ガイドでは、目隠しにも使える庭木の選び方を詳しく解説しています。
日除け・雨除け対策の重要性
お天気のよい日にバーベキューをゆっくり楽しむためには、日除け対策が重要です。パーゴラを設置すると、グリルエリアの50%以上の日陰を確保でき、直射日光や熱だけでなく、突然の夏の小雨からも守ってくれます。
パーゴラの種類と特徴
- 木製パーゴラ:自然な風合いで庭に調和しやすく、費用は15〜35万円程度
- アルミパーゴラ:メンテナンスフリーで耐久性が高く、費用は25〜50万円程度
- DIYキット:ホームセンターで入手でき、費用は5〜15万円程度
パーゴラに布製のシェードやカーテンを組み合わせれば、日差しの調整も自在です。また、突然の雨でもバーベキューを続けられるため、天候に左右されにくくなります。
必要な設備とインフラ整備

快適なバーベキュースペースには、以下の設備を整えることをおすすめします。

水栓柱
庭に水栓柱を設置すると、食材や調理器具を洗えるのはもちろん、万が一火が広がってしまったときにも、素早く消火することができます。設置費用は3〜8万円程度で、安全面からも優先度の高い設備です。
水やり・灌漑システムの完全ガイドでは、庭の水回り設備について詳しく解説しています。
電源設備
照明や電気グリル、音楽機器などを使用する場合は、屋外用のコンセントがあると便利です。防水型の屋外コンセントの設置費用は、電気工事を含めて2〜5万円程度です。
照明
夕方から夜にかけてのバーベキューを楽しむなら、照明は必須です。LED投光器、ストリングライト、ソーラーライトなど、用途と雰囲気に合わせて選びましょう。
物置・収納スペース
バーベキューコンロやテーブル、人数分の椅子など、さまざまなバーベキューグッズを収納できる物置があると、準備や後片付けがスムーズにできます。小型の物置は5〜15万円程度で設置できます。
近隣への配慮と安全対策
バーベキュースペースを設置する際は、近隣への配慮が欠かせません。
煙と臭い対策
煙が隣家や自宅に流れてトラブルの原因とならないよう、風向きや煙の流れを考慮して設計しましょう。以下の対策が有効です:
- バーベキューの開始時間を昼間に設定する
- 夜は遅くとも20時頃には終わらせる
- 開催頻度は月に1〜2回までを目安にする
- 事前に近隣に声をかけておく
防火対策
- グリルの周囲には不燃材を使用する
- 消火器や水バケツを常備する
- 可燃物から十分な距離を確保する(最低2メートル)
- 強風時は使用を控える
ガーデニングツール・資材の完全ガイドでは、安全な庭作りのための資材選びについても紹介されています。
DIYで作る場合の手順とコスト
市販のバーベキュースペース付きの庭を専門業者に依頼すると、数十万円から場合によっては100万円以上かかることもあります。しかし、DIYなら材料費だけで済むため、大幅にコストを抑えることが可能です。
基本的なDIY施工の手順
- 設計と計画:スペースの採寸、配置図の作成
- 地面の整地:レベルを確認し、必要に応じて土を掘削
- 基礎づくり:砕石を敷いて転圧、レベル調整
- 舗装材の設置:レンガ、タイル、または敷石を並べる
- 目地処理:砂やモルタルで目地を埋める
- 周辺整備:フェンスや植栽の設置
DIYの費用目安(6帖のスペース)
- 砕石・砂:1〜2万円
- レンガまたはタイル:3〜8万円
- 目地材:5,000〜1万円
- 工具レンタル:1〜2万円
- 合計:5.5〜13万円
専門業者に依頼した場合は、同じスペースで30〜60万円程度かかるため、DIYで大幅なコスト削減が可能です。
専門業者に依頼する場合のポイント
DIYが難しい、または本格的な設備を整えたい場合は、専門業者に依頼するのが確実です。
業者選びのチェックポイント
- 施工実績と施工事例の確認
- 見積もりの詳細(材料費、工賃、諸経費の内訳)
- アフターサービスや保証内容
- 口コミや評判
- 複数社からの相見積もり
費用相場
なお、思慮深く設計された屋外BBQエリアは、住宅の資産価値を最大30%向上させる可能性があるというデータもあります。
まとめ:理想のバーベキュースペースを実現するために
庭のバーベキュースペースは、適切な設計と施工によって、家族や友人との楽しい時間を過ごせる素晴らしい空間になります。利用人数に合わせた広さの確保、適切な地面素材の選択、プライバシーと安全への配慮、必要な設備の整備など、計画段階でしっかりと検討することが成功の鍵です。
DIYで費用を抑えるか、専門業者に依頼して本格的な施工をするかは、予算とスキルに応じて選択しましょう。いずれの場合も、近隣への配慮を忘れず、長く快適に使えるスペースを目指してください。
バーベキュースペースは庭の一部として、日本庭園と和の庭づくり完全ガイドで紹介されているような日本の伝統的な庭とも調和させることができます。あなたのライフスタイルに合った理想のバーベキュースペースを実現して、充実したアウトドアライフを楽しみましょう。
参考リンク:





