砂利敷きと防草対策の方法と費用
2026年2月6日

砂利敷きと防草シートを使った効果的な雑草対策の方法を解説。業者依頼の費用相場(1㎡2,500~3,500円)、DIYの手順、砂利の選び方、メンテナンス方法まで、庭の雑草対策に必要な情報を網羅したガイドです。
砂利敷きと防草対策の方法と費用
庭の雑草対策として砂利敷きを検討している方は多いのではないでしょうか。砂利敷きは見た目も美しく、防草効果も期待できる優れた方法です。本記事では、砂利敷きと防草対策の具体的な方法、費用相場、DIYのポイントについて詳しく解説します。
砂利敷きによる防草効果とは
砂利敷きは、庭やアプローチの雑草対策として古くから利用されてきた方法です。しかし、砂利だけを敷いても完全な防草効果は得られません。砂利の隙間から雑草の種が土に到達し、発芽してしまうためです。
効果的な防草対策を行うには、防草シートと砂利の組み合わせが重要です。防草シートを地面に敷いた上に砂利を載せることで、雑草の発芽を防ぎつつ、砂利層で発芽した雑草が地面に根を張ることを防ぎます。この方法により、雑草が大きく生育するのを防ぎ、簡単に抜き取ることができるようになります。
アメリカ造園協会の研究によれば、適切に施工された砂利敷きは庭のメンテナンスコストを最大20%削減できるとされています。また、適切な施工とメンテナンスを行えば、砂利敷きは最長20年持続可能です。
防草シートの選び方については、土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドでも土壌環境の整備方法を紹介していますので、併せてご覧ください。
砂利敷きの費用相場
砂利敷きの費用は、DIYで行うか業者に依頼するかで大きく異なります。
業者に依頼する場合の費用
業者に砂利敷きを依頼した場合の費用相場は、1㎡あたり2,000円~7,000円です。防草シート込みの場合は1平米あたり2,500~3,500円が一般的な価格帯となっています。
作業内容別の費用内訳は以下の通りです:
| 作業内容 | 費用相場(1㎡あたり) |
| 草むしり・整地 | 500円~1,000円 |
| 防草シート敷設 | 1,000円~2,000円 |
| 砂利敷き(材料費込み) | 1,500円~4,000円 |
| 合計 | 2,000円~7,000円 |
ただし、撤去する際には相当のコストが発生し、1平米あたり7,000~8,000円かかることもありますので、長期的なコストも考慮する必要があります。
DIYで行う場合の費用
DIYで砂利敷きを行うと、業者に依頼する場合の半分の費用で施工できます。主な費用は以下の通りです:
| 項目 | 費用目安 |
| 防草シート(1㎡あたり) | 300円~800円 |
| 砂利(1㎡あたり、厚さ3-5cm) | 500円~2,000円 |
| 固定ピン・道具類 | 1,000円~3,000円 |
| 合計(10㎡の場合) | 約8,000円~28,000円 |
10平米の庭をDIYで施工する場合、材料費は8,000円~28,000円程度で済みますが、業者に依頼すると20,000円~70,000円かかることになります。
砂利の選び方とポイント
砂利敷きを成功させるには、適切な砂利の選択が重要です。

砂利の大きさと厚さ
理想的な砂利の大きさは、歩きやすさなどから1.5cm~2cmが推奨されます。敷く厚さは3cm~5cmほどの厚さになるようにするとキレイに仕上がります。
車が走行する駐車場や通路では、石の大きさが3cm~5cmくらいで、敷く厚さは10cm~12cmが理想的です。
砂利の種類
砂利は庭の雰囲気や用途に合わせて、適切な種類を選ぶ必要があります:
川砂利・玉砂利:丸みのある石で自然な風合いが魅力。和風の庭に適しています。
砕石:角のある石で、砂利よりも固定されやすく、雑草が生えにくいのが特徴。洋風の庭やモダンなデザインに適しています。研究によれば、砕石は砂利よりも防草効果が高いとされています。砕石の尖った角が互いに絡み合うため、雑草が成長しにくくなるためです。
白玉石:明るく清潔感のある印象を与えます。日本庭園やモダンな庭に人気です。
必要な砂利の量の計算方法
1m×1mの場所(1㎡)に、1cmの厚みで砂利を敷くときに必要な砂利の量は、おおよそ10L(リットル)とされています。
例えば、10㎡の場所に5cmの厚さで砂利を敷く場合:
- 10㎡ × 5cm × 10L = 500L(約10袋分、1袋50Lの場合)
造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドでは、庭全体のデザインにおける砂利の活用方法も紹介していますので、参考にしてください。
砂利敷きのDIY手順
砂利敷きのDIYは、以下の手順で行います。

ステップ1:草むしりと整地
まず、砂利を敷く場所の雑草を根から抜き取ります。雑草が残っていると、防草シートの下で成長し、シートを突き破ってしまう可能性があります。
草むしり後は、地面を平らにならす「床均し作業」を行います。地面が平らになっていないと、水たまりができる原因になるので、丁寧な作業が求められます。
ステップ2:地固めを行う
整地後は、地面を踏み固めます。地盤が弱い場所や排水性が悪い土地では、通常より厚く砂利を敷くようにしましょう。
転圧機(プレート)を使用すると、より効果的に地面を固めることができます。
ステップ3:防草シートを敷く
防草シートは、地面全体を覆うように敷きます。シート同士は10cm程度重ねて敷き、隙間から雑草が生えないようにします。
シートの端や重なり部分は、固定ピンでしっかりと固定します。ピンは50cm~1m間隔で打ち込むと効果的です。
防草シートの選び方のポイント:
- 遮光性が高いもの(99%以上)
- 透水性があり、水はけが良いもの
- 耐久年数が長いもの(5年以上)
ステップ4:砂利を敷く
防草シートの上に、均等に砂利を敷いていきます。砂利は一度に全量を置くのではなく、少しずつ広げながら敷くと作業がしやすくなります。
砂利を敷いた後は、レーキやトンボで表面を平らにならします。厚さが均一になるように注意しましょう。
ステップ5:仕上げと確認
砂利を敷き終えたら、全体を確認します。防草シートが見えている箇所がないか、砂利の厚さが均一かをチェックします。
必要に応じて砂利を追加し、最終的な仕上げを行います。
砂利敷きの注意点とメンテナンス
砂利敷きを長持ちさせるためには、いくつかの注意点とメンテナンスが必要です。

施工時の注意点
排水を考慮する:地面がきれいに平らになっていないと、水たまりができる原因になります。わずかに傾斜をつけて、雨水が適切に排水されるようにしましょう。
境界部分の処理:砂利が芝生や花壇に流れ込まないよう、エッジング材や縁石で境界を作ることをおすすめします。
使用用途に応じた設計:地盤の強度や排水性、砂利の大きさによっても厚みを変える必要があります。
定期的なメンテナンス
砂利敷きは一度施工すれば終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要です:
定期的な掃き掃除:落ち葉やゴミを取り除くため、定期的にレーキで掃き掃除を行いましょう。
砂利の補充:年月が経つと砂利が地面に沈み込んだり、散らばったりします。2~3年に一度は砂利を補充することをおすすめします。
雑草の早期除去:防草シートを使用していても、砂利層に飛来した種から雑草が生えることがあります。小さいうちに抜き取れば、簡単に除去できます。
病害虫対策と防除の完全ガイドでは、庭全体の維持管理方法についても詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
砂利敷き以外の防草対策との比較
砂利敷き以外にも、さまざまな防草対策があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
砂利敷きは初期費用と維持費用のバランスが良く、見た目も自然で美しいため、多くの家庭で採用されています。
グランドカバー植物による防草対策については、常緑グランドカバーで庭の雑草対策と美しい緑の景観を実現の記事で詳しく解説していますので、自然な方法を好む方はぜひご覧ください。
まとめ
砂利敷きと防草対策は、適切に施工すれば長期的な雑草対策として非常に効果的です。重要なポイントをまとめます:
- 砂利敷きは防草シートとの組み合わせで効果を発揮する
- 業者依頼の費用相場は1㎡あたり2,500~3,500円(防草シート込み)
- DIYなら費用を半分に抑えられるが、時間と労力が必要
- 理想的な砂利のサイズは1.5~2cm、厚さは3~5cm
- 適切な施工とメンテナンスで最長20年持続可能
砂利敷きは、一度施工すれば長期間にわたって雑草の悩みから解放される優れた方法です。初期費用はかかりますが、草むしりの労力やランニングコストを考えると、コストパフォーマンスの高い選択と言えるでしょう。
DIYに挑戦するか、プロに依頼するかは、予算や時間、庭の広さなどを総合的に考えて決めることをおすすめします。美しく機能的な庭づくりのために、本記事の情報を活用していただければ幸いです。
庭全体の設計や他の雑草対策については、ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドもぜひ参考にしてください





