庭世界庭世界
季節の園芸カレンダー:月別・季節別ガイド

10月の園芸作業:秋の収穫と冬支度

2026年2月6日

10月の園芸作業:秋の収穫と冬支度

10月の園芸作業を徹底解説。夏野菜の最終収穫、秋果樹の収穫時期、冬野菜の種まき・植え付け、宿根草の整理、土壌改良など、秋の収穫と冬支度に必要な作業をわかりやすく紹介します。初心者から上級者まで役立つ月別ガーデニングカレンダー。

10月の園芸作業:秋の収穫と冬支度

10月は秋から初冬にかけての収穫シーズンのピーク時期で、ガーデナーにとって最も忙しく充実した時期です。夏野菜の最終収穫を行いながら、冬野菜の準備を進める重要な月となります。本記事では、10月に行うべき季節の園芸カレンダーの作業を、収穫から冬支度まで詳しく解説します。

10月の収穫作業:夏野菜と秋果樹

10月は年間を通じて最も収穫量が多い時期です。夏野菜の最後の収穫と、秋果樹の収穫が重なります。

霜前に収穫すべき野菜

霜に弱い野菜は、初霜の前に必ず収穫を完了させましょう。トマト(緑のトマトも含む)、ズッキーニ、エンドウ豆、豆類、カボチャ、メロンなどは、霜に当たると傷んでしまいます。天気予報を確認し、気温が氷点下になる前に収穫を完了させることが重要です。家庭菜園の完全ガイドでは、野菜ごとの収穫タイミングを詳しく解説しています。

秋果樹の収穫

10月は多くの果樹が実りの季節を迎えます。柿、柚子、イチジク、ザクロ、ブドウ、キウイなどが収穫期に入り、園芸店では果樹の苗木の販売も本格化します。果実は完熟のタイミングで収穫することで、最高の風味と栄養価が得られます。

参考:10月の園芸作業(野菜作り)- 住友化学園芸

10月に種まき・植え付けできる野菜

秋植えの野菜には、春夏植えと比べて病害虫の被害が少ないという大きなメリットがあります。

10月に種まき・植え付けできる野菜 - illustration for 10月の園芸作業:秋の収穫と冬支度
10月に種まき・植え付けできる野菜 - illustration for 10月の園芸作業:秋の収穫と冬支度

種まきに適した野菜

10月に種をまける野菜には、ビーツ、春菊、ほうれん草、リーフレタスなどがあります。また、ハーブ類ではタイム、コリアンダー、カモミールの種まきに適しています。冬に強い野菜としてマッシュやホウレンソウは10月から冬にかけて種まきが可能で、寒い時期でも暖かい日には根を成長させ、早春には新鮮な葉野菜として収穫できます。

苗の植え付け

イチゴ、ニンニク、長ネギ、エンドウ豆などは、苗の植え付けに最適な時期です。これらの野菜は冬の寒さに耐えながらゆっくりと成長し、春には豊かな収穫をもたらします。土づくりの基礎知識を参考に、植え付け前に土壌を整えましょう。

参考:10月に植える野菜10選 - コーナンTips

野菜名植え付け方法収穫時期難易度
-------------------------------------
ほうれん草種まき11月〜2月初心者向け
春菊種まき11月〜3月初心者向け
イチゴ苗植え翌年5月〜6月中級者向け
ニンニク球根植え翌年6月〜7月初心者向け
エンドウ豆種まき翌年4月〜5月初心者向け
リーフレタス種まき11月〜1月初心者向け

冬支度:庭と畑の準備

裸地が現れる10月は、土壌改良や被覆作物の追加により次シーズンに向けた土作りの重要な時期です。

冬支度:庭と畑の準備 - illustration for 10月の園芸作業:秋の収穫と冬支度
冬支度:庭と畑の準備 - illustration for 10月の園芸作業:秋の収穫と冬支度

宿根草の整理

10月は宿根草の整理時期です。夏から活動していたギボウシ、ルドベキア、シュウメイギクなどを整理し、枯れた部分は切り戻し、大きくなりすぎた株は株分けを行います。この作業により、植物は冬の休眠期に入る準備が整い、翌年の生育が促進されます。ガーデニングの基礎知識で、宿根草の管理方法を詳しく学べます。

資材の片付け

支柱やトマトケージなどの栽培支援資材は、雪が降る前の10月に片付けるのが適切です。金属製の支柱は錆を防ぐため、洗浄して乾燥させてから保管します。竹支柱は日陰で乾燥させ、カビが生えないよう通気性の良い場所に保管しましょう。ガーデニングツールの完全ガイドでは、資材の手入れと保管方法を解説しています。

土壌改良

収穫が終わった畝には、堆肥や腐葉土をすき込んで土壌改良を行います。被覆作物(カバークロップ)として、クローバーやライ麦を播くのも効果的です。これらの植物は冬の間に土壌を保護し、春に鋤き込むことで有機物として土壌に還元されます。

参考:10月の庭仕事をチェック - ガーデンストーリー

来年に向けた準備と計画

10月は来年の庭を計画し、宿根草や球根、バラの苗などの新しい植物を入手する良い時期です。

春咲き球根の植え付け

チューリップ、スイセン、ヒヤシンスなどの春咲き球根は、10月中に植え付けを完了させます。球根は冬の寒さを経験することで花芽が形成されるため、遅くとも11月中旬までには植え付けを終えることが重要です。一年草・季節の花の育て方では、球根植物の栽培方法を詳しく紹介しています。

バラと果樹の苗の選定

園芸店では10月からバラの苗や果樹の苗木が豊富に並び始めます。大苗(2年生苗)は植え付け後の活着が良く、翌年から開花や結実が期待できます。購入時は根の状態をよく確認し、健全な株を選びましょう。

ガーデンデザインの見直し

秋は庭の構造が見えやすく、造園・ガーデンデザインを見直す良い機会です。春夏に茂った植物が落ち着き、動線や植栽の配置が明確になります。写真を撮って記録し、改善点をメモしておくと、冬の間に計画を練ることができます。

参考:10月の家庭菜園 - AGRI PICK

10月の病害虫対策とメンテナンス

気温が下がる10月は病害虫の活動も低下しますが、引き続き注意が必要です。

秋の病害虫管理

秋植えの野菜は春夏植えと比べて病害虫の被害が少ないものの、アブラムシやヨトウムシなどは引き続き発生します。早期発見・早期対応が基本です。病害虫対策の完全ガイドでは、有機的な防除方法を中心に解説しています。

落ち葉の活用と処理

落葉樹からの落ち葉は、堆肥の材料として非常に優れています。集めた落ち葉は堆肥化するか、マルチング材として利用しましょう。ただし、病気の葉や害虫が付いている葉は、堆肥に混ぜずに処分することが重要です。

水やりの調整

気温の低下とともに、植物の水分要求量は減少します。水やり・灌漑システムの完全ガイドを参考に、過湿を避けながら適切な水分管理を行いましょう。特に鉢植えは、土の表面が乾いてから水を与えるようにします。

参考:October Container Garden Guide - VerticalVeg

まとめ:10月の園芸作業チェックリスト

10月の園芸作業を成功させるためのチェックリストをまとめます:

収穫関連:

  • 霜に弱い夏野菜の収穫を完了(トマト、ズッキーニ、カボチャなど)
  • 秋果樹の収穫(柿、柚子、イチジク、ブドウなど)
  • 収穫後の畝の整理と土壌改良

植え付け・種まき:

冬支度:

  • 宿根草の整理と株分け
  • 支柱やトマトケージなどの資材の片付け
  • 堆肥や被覆作物による土壌改良
  • 剪定作業の準備

計画と準備:

  • 来年の庭の計画立案
  • バラや果樹の苗木の選定と購入
  • 落ち葉の収集と堆肥化

10月の園芸作業は多岐にわたりますが、この時期の丁寧な作業が冬の準備と来春の豊かな収穫につながります。気候や地域によって作業時期は前後しますので、お住まいの地域の気象条件に合わせて調整してください。ベランダ・小スペースガーデニングでも、これらの作業の多くは実践できます。充実した秋の園芸を楽しみましょう。

参考:10 Tips for Preparing Your Garden for Winter - The Old Farmer's Almanac

関連記事