ペチュニアの育て方と品種選びのポイント
2026年2月6日

ペチュニアの育て方を初心者にもわかりやすく解説。雨に強いスーパーチュニアやサフィニアなどの品種選び、植え付け方法、水やり、肥料、花がら摘み、切り戻しのコツまで、長期間美しく咲かせるポイントを詳しく紹介します。
ペチュニアの育て方と品種選びのポイント
ペチュニアは春から秋まで長期間にわたって華やかな花を咲かせる、ガーデニング初心者にも育てやすい人気の花です。赤、ピンク、紫、白など多彩な花色と豊富な品種があり、花壇やプランター、ハンギングバスケットなど様々な場所で活躍します。本記事では、ペチュニアの基本的な育て方から品種選びのポイント、長く美しく咲かせるためのお手入れ方法まで詳しく解説します。
ペチュニアとは?基本情報と特徴
ペチュニアは南アメリカ原産のナス科ペチュニア属の植物で、ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドでも紹介されている夏を代表する花の一つです。4月から11月にかけて長期間開花し、適切な管理をすれば霜が降りるまで美しい花を楽しむことができます。
ペチュニアの主な特徴
ペチュニアには以下のような特徴があります:
- 開花期間が長い:春から晩秋まで約7ヶ月間花を楽しめる
- 成長が早い:植え付けから約2~3週間で開花し始める
- 多彩な花色:赤、紫、ピンク、青、白、黄色など豊富なカラーバリエーション
- 育てやすい:丈夫で初心者でも栽培しやすい
- 用途が広い:花壇、プランター、ハンギングバスケットなど様々な場所で栽培可能
詳しい季節の園芸カレンダーを参考にすると、ペチュニアの植え付けと管理のタイミングがよくわかります。
ペチュニアの主な品種と選び方
ペチュニアには多くの品種があり、それぞれ特徴が異なります。栽培場所や目的に応じて適切な品種を選ぶことが、美しい花を咲かせる第一歩です。

初心者におすすめの改良品種
近年の品種改良により、雨に強く育てやすい品種が多数登場しています:
| 品種名 | 特徴 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| スーパーチュニア | 花弁が厚く雨に強い。暑さや蒸れにも強く、真夏でもよく咲く | プランター、花壇 |
| サフィニア | サントリーフラワーズの人気シリーズ。雨に強く長期間開花 | ハンギングバスケット |
| バカラシリーズ | サカタのタネが開発。花びらが厚く雨による花傷みに強い | 露地栽培、花壇 |
| ギュギュ | コンパクトに育ち、こんもりとしたドーム型に | 小型プランター |
花の大きさで選ぶ
ペチュニアは花の大きさによって主に3つのタイプに分けられます:
グランディフローラ(大輪咲き):花径10~15cmの大きな花を咲かせます。華やかで見応えがありますが、雨に弱い傾向があります。プランターや軒下での栽培に向いています。
ミリフローラ(小輪多花性):花径1~3cmの小さな花を大量に咲かせます。雨に強く、花が傷みにくいのが特徴です。寄せ植え・コンテナガーデンに最適です。
マルチフローラ(中輪多花性):花径5~8cmの中型の花をたくさん咲かせます。大輪と小輪の良いところを併せ持ち、バランスの取れた品種です。
成長タイプで選ぶ
立性タイプ:上に向かって伸びるタイプで、花壇の後方や中央に配置するのに適しています。
匍匐性(ほふくせい)タイプ:横に広がるタイプで、グランドカバーやハンギングバスケットに最適です。3~4フィート(約90~120cm)広がります。
半立性タイプ:立性と匍匐性の中間で、プランターや花壇の前面に適しています。
ペチュニアの植え付けと土づくり
ペチュニアを美しく咲かせるためには、適切な土づくりと植え付けが重要です。土づくり・堆肥・肥料の基礎知識も参考にしながら、最適な環境を整えましょう。

植え付けの適期
ペチュニアの苗は3月頃から園芸店に出回り始めます。植え付けの適期は3月下旬~5月中旬です。晩霜の心配がなくなってから植え付けると安全です。
良い苗の選び方
健康な苗を選ぶことが成功の鍵です:
- 葉色が美しく濃い緑色をしている
- 花に元気があり、つぼみがたくさんついている
- 株元がぐらついていない
- 葉に黄変や病気の兆候がない
- 茎が太くしっかりしている
用土の準備
ペチュニアはpH6.0~6.5の弱酸性土壌を好みます:
花壇の場合:植え付けの1~2週間前に、腐葉土や堆肥を土に混ぜ込み、緩効性肥料を施します。水はけが悪い場所では、盛り土をして高さを出すと良いでしょう。
プランターの場合:市販の花用培養土を使うのが簡単です。自分で配合する場合は、赤玉土:腐葉土:バーミキュライト = 6:3:1の割合で混ぜます。
植え付けの手順
- 苗の根元が土に埋もれないように、やや高めに植え付けます
- 株間は20~30cm確保し、空気の流れを良くします
- 植え付け後はたっぷりと水を与え、根を定着させます
- 数日間は半日陰で管理し、徐々に日当たりの良い場所に移します
詳しいガーデニングツール・資材の完全ガイドで必要な道具を確認しておくと、作業がスムーズに進みます。
ペチュニアの日常管理と育て方のコツ
ペチュニアを長く美しく咲かせるためには、適切な日常管理が欠かせません。

日当たりと置き場所
ペチュニアは日当たりの良い場所を好みます。1日6時間以上、できれば終日日光が当たる場所で育てましょう。日照不足になると、花つきが悪くなり、茎が徒長してしまいます。
梅雨時期の雨対策として、軒下や屋根のある場所に移動できるプランター栽培もおすすめです。ただし、雨に強い品種(スーパーチュニア、サフィニアなど)であれば、露地でも問題ありません。
水やりの方法
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。水やり・灌漑システムの完全ガイドにあるように、水やりのタイミングは季節や天候によって異なります:
- 春・秋:2~3日に1回程度
- 夏:毎日、朝夕の2回(特に高温期)
- 梅雨時期:雨が当たる場所では控えめに
水やりのポイント:
- 早朝または夕方に行う(真昼は避ける)
- 鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与える
- 花や葉にかけず、株元に与える
- 水のやりすぎは根腐れの原因になるので注意
肥料の与え方
ペチュニアは肥料を好む植物で、定期的な追肥が美しい花を咲かせる秘訣です:
元肥:植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜ込みます。
追肥:
開花促進のため、リン酸が多めの肥料(NPK比で5-10-5など)を選ぶと効果的です。
花がら摘みと切り戻しのテクニック
ペチュニアを長期間美しく咲かせるためには、花がら摘みと切り戻しが重要です。剪定・整枝の技術完全ガイドの基本テクニックも応用できます。

花がら摘みの重要性
咲き終わった花(花がら)を放置すると:
- 種ができて株が疲れる
- 見た目が悪くなる
- 病気の原因になる(灰色かび病など)
- 新しい花が咲きにくくなる花がら摘みの方法:
- しおれた花を見つけたら、花首の部分で摘み取ります
- 毎日または2~3日に1回チェックします
- 一緒に種ができている場合は、種も取り除きます
切り戻しで株を若返らせる
ペチュニアは開花が進むと、株の下の方から葉が落ち、茎だけになってしまいます。この状態になったら切り戻しを行いましょう。
切り戻しの時期:
- 初回:梅雨入り前(6月上旬~中旬)
- 2回目:夏の盛り(7月下旬~8月上旬)
- 3回目:晩夏(9月上旬)必要に応じて
切り戻しの方法:
- 株全体の高さの1/3~1/2を残して、思い切って切り詰めます
- 切る位置は、新しい芽が出ている少し上です
- 切り戻し後は液肥を与えて新芽の成長を促します
- 約2~3週間後には新しい花が咲き始めます
切り戻しは勇気が要りますが、これにより株が若返り、秋まで美しい花を楽しめます。
ペチュニアの病害虫対策
ペチュニアは比較的病害虫に強い植物ですが、いくつか注意すべき問題があります。病害虫対策と防除の完全ガイドも併せて参考にしてください。
主な病気
灰色かび病:
- 症状:花や葉に灰色のカビが生える
- 原因:多湿、風通しの悪さ
- 対策:花がらをこまめに摘み取る、風通しを良くする、殺菌剤を散布
うどんこ病:
- 症状:葉に白い粉状のカビが付く
- 原因:乾燥、風通しの悪さ
- 対策:適度な水やり、殺菌剤の散布、病気の葉を取り除く
主な害虫
アブラムシ:
- 新芽や若い葉に群生します
- 見つけ次第、水で洗い流すか、薬剤で駆除します
ナメクジ:
- 夜間に葉や花を食害します
- 専用の誘引剤や捕獲器を使用します
ヨトウムシ:
- 夜間に活動し、葉を食害します
- 夜間に見回り、見つけ次第捕殺します
予防のポイント
- 風通しの良い場所で育てる
- 密植を避ける
- 水やりは朝に行い、夜間の過湿を避ける
- 定期的に株をチェックし、異常を早期発見する
プランターとハンギングバスケットでの栽培
ペチュニアはベランダ・小スペースガーデニングに最適な花です。
プランター栽培のポイント
容器のサイズ:
- 65cmプランターに3~4株が目安
- 深さは15cm以上あるものを選ぶ
- 底に水抜き穴があることを確認
植え付け間隔:
- 立性品種:20~25cm間隔
- 匍匐性品種:25~30cm間隔(広がるスペースを確保)
管理のコツ:
- プランターは移動できるので、梅雨時は軒下へ
- 夏場は土が乾きやすいので、水やりをこまめに
- 底面給水プランターを使うと管理が楽
ハンギングバスケットでの仕立て方
匍匐性のペチュニアはハンギングバスケットに最適です:
- バスケットの準備:ココヤシマットを敷き、培養土を入れます
- 苗の植え付け:中央に1~2株、縁に3~4株配置します
- 水やり:土が乾きやすいので毎日チェックします
- 肥料:週1回の液肥が効果的です
- 切り戻し:定期的に伸びすぎた枝を剪定し、形を整えます
ペチュニアとの組み合わせ
寄せ植え・コンテナガーデンの完全ガイドを参考に、他の植物と組み合わせるとさらに魅力的になります。
相性の良い植物
同じ環境を好む植物:
- マリーゴールド:黄色やオレンジの花がペチュニアと好対照
- サルビア:赤やブルーの花が華やか
- ロベリア:青や白の小花が可憐
- アリッサム:白い小花が優しい印象に
- バーベナ:色彩豊かで長期間開花
カラーコーディネート
単色でまとめる:同系色のペチュニアを複数株植えて統一感を出します。
グラデーション:ピンクから紫、白から青など、色の濃淡で変化をつけます。
補色の組み合わせ:紫とイエロー、赤とホワイトなど、対照的な色で印象的に。
まとめ:ペチュニアを美しく育てるポイント
ペチュニアは初心者でも育てやすく、長期間美しい花を楽しめる魅力的な植物です。本記事で紹介した育て方のポイントをまとめます:
- 品種選び:栽培場所と目的に応じて、雨に強い改良品種や花の大きさ、成長タイプを選ぶ
- 日当たり:1日6時間以上の日光が当たる場所で育てる
- 水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと、夏場は朝夕2回
- 肥料:週1回の液肥または月1回の固形肥料で栄養補給
- 花がら摘み:毎日または数日おきに、咲き終わった花を摘み取る
- 切り戻し:梅雨前と夏の盛りに、株を若返らせる
- 病害虫対策:風通しを良くし、早期発見・早期対処を心がける
これらのポイントを押さえて管理すれば、春から秋まで華やかな花を咲かせ続けるペチュニアを楽しむことができます。一年草・季節の花の育て方完全ガイドも参考にしながら、美しいガーデニングライフをお楽しみください。
参考リンク:





