バラの植え付け時期と正しい方法
2026年2月6日

バラの植え付けに最適な時期は新苗が4月~5月、大苗が10月~2月。苗の選び方から植え付け手順、植え付け後の管理まで、初心者向けの完全ガイドです。
バラの植え付け時期と正しい方法【初心者向けガイド】
バラは園芸愛好家に最も人気のある花の一つですが、美しく育てるには正しい植え付け時期と方法が不可欠です。このガイドでは、初心者でも成功できるバラの植え付けのコツをご紹介します。適切な時期に、正しい方法で植え付けることで、翌年から美しい花を楽しむことができるようになります。
バラの植え付けに最適な時期
新苗の植え付け時期
新苗は冬に接ぎ木が行われ、翌春に販売される若いバラ苗です。新苗の植え付けに最適な時期は4月~5月です。この時期は霜の危険がなくなり、気温が温かくなる季節で、新苗の成長に理想的な条件が整っています。
新苗は大苗と比べ安価で入手できるため、GreenSnapなどのサイトで販売情報を確認できます。予算が限られている方やコレクション拡大を目指す方に人気があります。しかし、育てるには新苗の方がやや手間がかかります。新苗を購入する際は、この4月~5月の時期に園芸店で見つけることができます。
大苗の植え付け時期
大苗は秋から冬にかけて生産者によって育てられた、より成熟したバラ苗です。大苗の植え付けに最適な時期は10月~2月の休眠期です。特に11月下旬~2月中旬にかけて植え付けすると、根が張りやすくなり、翌春から既に花を楽しむことができます。
大苗は既に充実した根系を持つため、初心者には非常におすすめです。購入後の管理も比較的簡単で、成功率も高くなります。秋口の暖かい日や、寒さが厳しい時期は避けるのがポイントです。
バラ苗の選び方
良い苗を見分けるポイント
バラ苗を選ぶ際は、京成バラ園芸などの公式ガイドを参考にしながら、以下のポイントに注意しましょう:

- 葉の色:新鮮な鮮やかな緑色をしている苗を選びます。黄色くなった葉や、病斑がある苗は避けましょう
- 枝の太さと質感:枝が太く、堅くしまっているものが健康な証です。弱々しい細い枝の苗は避けてください
- 枝の筋:枝の表面に見られる縦の筋は、養分をしっかり蓄えた充実している枝の証です
- 病気や害虫:葉や茎に黒い斑点や虫がいないか確認します。うどんこ病やハダニの形跡がないか注意深く見ます
鉢のサイズ選び
バラは根が縦に伸びていくため、浅い鉢ではなく高さがある縦長や四角の鉢を選ぶことが重要です。適切な鉢のサイズは以下の通りです:
鉢底の空気の通りがよく、水はけのよい素材が適しています。素焼きの鉢は通気性に優れており、バラの栽培に適しています。
| バラのタイプ | 推奨鉢サイズ | 特徴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| HT・FL(ハイブリッドティー・フロリバンダ) | 6~7号 | 背が高い、花が大きい | 切り花向け品種が多い |
| ミニバラ | 4~6号 | 小型品種 | ギフトに最適 |
| つるバラ | 10号以上 | つる性で大型 | フェンスやアーチ向け |
| イングリッシュローズ | 8~10号 | 中~大型 | 香りが強い |
正しい植え付け方法
土の準備
バラが健康に成長するには、David Austin Rosesの栽培ガイドでも推奨されている通り、適切な土が欠かせません。バラは特に土の質に敏感な植物です。

- 土の性質:水はけのよい、肥沃な土が必須です。粘土質の土では根腐れを起こしやすくなります
- pH値:バラの土はpH6.0~7.0の弱酸性~中性が最適です。酸性が強すぎると成長が悪くなります
- 有機物の混合:粘土質の土には有機物を4インチ(約10cm)以上混ぜることで、土の質を大幅に改善できます
有機物としては、以下のものが適しています:
重要な注意:新鮮な牛ふんなど、未熟な肥料は避けてください。使用する場合は、少なくとも12ヶ月以上熟成させたものを選びましょう。未熟な肥料は根を傷め、バラの成長を阻害します。
植え付け手順
- 穴を掘る:植える場所に十分な大きさの穴を掘ります(根鉢より一回り大きい程度)
- 根鉢を軽くほぐす:根鉢を持ちながら、根をやさしくほぐします。強くほぐしすぎて根を傷めないよう注意です
- 苗を設置:穴に苗を置き、接ぎ木部分(盛り上がった部分)が地面から5cm程度上になるようにします
- 土を埋める:周りに土を入れ、やさしく押さえて空気を抜きます。強く踏み固めないでください
- 水やり:たっぷりと水を与え、土が苗に密着するようにします
重要な注意点
- 枝を持たない:接ぎ木がされたばかりのバラの枝は、接いだ部分が外れやすいので、台木や根鉢を持って作業してください。枝から持つと接合部が破損します
- 肥料は入れない:植え付け時に肥料を入れると、根を傷める危険があります。2~3週間後に新しい芽が出始めてから肥料を与えるようにしましょう
- 保護テープはそのまま:接ぎ木部分に巻いてある保護テープは、秋まで取らないでください。テープは苗の乾燥を防ぎ、接合部を保護しています
植え付け後の管理
水やり
植え付けした直後から1ヶ月間は、土が常に湿った状態を保つことが大切です。毎日水をチェックし、土の表面が乾いていたら水やりをしましょう。ただし、水たまりができるほど与えるのは避けてください。
肥料
植え付けから2週間~3週間後、新しい芽が出始めたら、薄めた液肥を与え始めても良いでしょう。粉末肥料よりも液肥の方が、新しい苗に優しいです。
環境
- 日当たり:1日6時間以上の日当たりが必要です。午前中の日光が当たる場所が理想的です
- 風通し:良好な空気循環は病気予防に効果的です。特に高温多湿の時期に重要です
- 温度:急激な温度変化を避けましょう。北風が当たらない場所を選ぶと、冬の寒冷害を防げます
初心者向けおすすめバラ選び
バラの育て方完全ガイド:初心者から上級者まででは、初心者に最適なバラの品種について詳しく解説しています。耐病性が高く、育てやすい品種選びはバラ栽培の成功に欠かせません。
また、ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドでは、一般的なガーデニング知識を学べます。バラ以外の植物も育てる予定なら、このガイドで基本を身につけることをお勧めします。
植え付けがうまくいったら、土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドで土壌管理をさらに深掘りしてみましょう。より肥沃で健康的な土づくりがバラの成長を加速させます。
まとめ
バラの植え付けを成功させるには、以下のポイントが重要です:
- 時期の選択:新苗は4月~5月、大苗は10月~2月
- 苗の選別:葉が緑で、枝が太く堅い苗を選ぶ
- 土の準備:水はけの良い、pH6.0~7.0の土を用意する
- 正しい植え方:根を大切に、台木を持って、肥料なしで植える
- 初心者は大苗から:より簡単に成功できます
これらのポイントを押さえることで、初心者でも美しいバラを育てられます。少し手間がかかるかもしれませんが、その努力は必ずバラの美しい花に報われるでしょう。毎年同じ時期に美しく咲き続けるバラを育てることで、ガーデニングの喜びを実感できるはずです。





