カーポートの種類と設置費用・選び方
2026年2月6日

カーポートの主な種類(折板、F型、アール型)と設置費用の相場を徹底解説。1台用13.8万円から数百万円まで。積雪地域や風の強い地域での選び方のポイント、メリット・デメリット、費用を抑える工夫も詳しく紹介します。
カーポートの種類と設置費用・選び方
カーポートは、大切な愛車を紫外線や雨、雪から守る重要なエクステリア設備です。近年、住宅デザインの多様化に伴い、機能性だけでなくデザイン性も重視されるようになりました。本記事では、カーポートの種類、設置費用の相場、そして失敗しない選び方について詳しく解説します。
カーポートの主な種類とその特徴
カーポートには様々なタイプがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。

折板カーポート
折板カーポートは、ガルバリウム鋼板などの金属製で作られており、耐久性が非常に高いのが特徴です。積雪や風圧にも強く設計されているため、豪雪地帯でよく採用されます。見た目はシンプルですが、実用性を最優先したい方には最適な選択肢です。詳しい外構設計については造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドも参考になります。
F型(フラット屋根)カーポート
F型カーポートは、屋根が先まで直線的で平らなデザインが特徴です。モダンでシャープな外観を持ち、最近のコンテンポラリーな住宅デザインによくマッチします。デザイン性の高さから、近年人気が急上昇しています。F型の詳細については、外構工事専門サイトでも解説されています。
アール型カーポート
屋根が緩やかな曲線を描くアール型は、柔らかな印象を与えます。雨水の排水性も良く、積雪地域でも使用できるタイプがあります。住宅の雰囲気を優しく演出したい方におすすめです。
両側支持タイプと片側支持タイプ
カーポートは柱の配置によっても分類できます。両側に柱があるタイプは安定性が高く、片側支持(片持ちタイプ)は駐車スペースが広く取れるというメリットがあります。ただし、片側支持タイプは柱が駐車の邪魔になりにくい反面、耐風圧性能がやや劣る場合があります。
カーポート設置費用の相場
台数別の費用相場
カーポートの設置費用は、収容台数や機能によって大きく変動します。カーポート専門サイトによると、以下のような相場となっています。

| 台数 | 本体価格 | 標準工事費 | 合計目安 |
|---|---|---|---|
| 1台用(シンプル) | 10万円~30万円 | 38,500~44,000円 | 13.8万円~34.4万円 |
| 2台用(標準) | 20万円~60万円 | 55,000~66,000円 | 25.5万円~66.6万円 |
| 3台用(大型) | 40万円~100万円 | 110,000~132,000円 | 51万円~113.2万円 |
エントリータイプの1台用カーポートであれば、工事費込みで10万円台から設置可能です。一方、耐積雪・耐風圧機能を強化したモデルや、デザイン性の高いものは数百万円に達することもあります。
材質別の費用比較
カーポートの材質によっても価格が異なります。
- アルミ製:軽量で錆びにくく、最も一般的。価格は中程度。
- スチール製:強度が高いが重量があり、定期的な防錆処理が必要。比較的安価。
- 木製:自然な風合いが魅力だが、定期的なメンテナンスが必須。やや高価(平方フィートあたり約24ドル相当)。
- ポリカーボネート屋根:軽量で紫外線カット効果があり、コストパフォーマンスに優れる。
住宅の外観に合わせた素材選びは、ガーデニングツール・資材の完全ガイドでも詳しく解説しています。
失敗しない選び方のポイント
積雪地域での選び方
積雪のあるエリアにお住まいの場合は、耐積雪量の確認が必須です。一般的なカーポートは耐積雪20cm程度に設計されていますが、積雪地域用は30cmから200cm程度まで耐えられるタイプもあります。地域の平均積雪量を調べ、余裕を持った耐積雪仕様を選びましょう。

風の影響を受けやすい地域での選び方
沿岸部や高台など風の影響を受けやすいエリアでは、耐風圧性能の確認が重要です。台風の多い地域では、耐風圧強度38m/s以上のモデルを選ぶと安心です。片側支持タイプよりも両側支持タイプの方が、一般的に風に強い傾向があります。
車のサイズと高さの考慮
現在所有している車だけでなく、将来的に買い替える可能性も考慮してサイズを選びましょう。特にワンボックスカーやSUVなどの高さのある車種をお持ちの方は、柱の高いタイプ(ハイルーフ対応)を選ぶ必要があります。一般的な高さは2.0m~2.5mですが、ハイルーフタイプは2.8m以上のものもあります。
住宅デザインとの調和
カーポートは住宅の外観に大きな影響を与えます。モダンな住宅にはF型フラット屋根、ナチュラルテイストの住宅にはアール型や木製が調和しやすいです。色も住宅の外壁や門扉と合わせると統一感が生まれます。
日当たりへの影響
カーポートの設置位置によっては、窓への日当たりが悪くなったり、庭の植物に影響を与える可能性があります。設置前に日照シミュレーションを行い、生活への影響を確認しましょう。ガーデニングをされている方は、ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドも参考になります。
カーポート設置のメリットとデメリット
メリット
エクステリア専門サイトによると、カーポートには以下のようなメリットがあります。
- 車の劣化防止:紫外線や酸性雨から車の塗装を守り、車内シートの日焼けも防ぎます。
- 洗車回数の削減:鳥のフン、PM2.5、黄砂、火山灰などから車を保護するため、洗車の頻度が減ります。
- 乗降時の快適性:雨の日でも濡れずに乗り降りでき、荷物の積み下ろしも楽になります。
- 車内温度の上昇抑制:直射日光を遮るため、夏場の車内温度上昇を抑えられます。
- 積雪時の除雪作業軽減:車に積もる雪を減らし、冬の朝の時間を節約できます。
デメリット
- 初期費用:青空駐車場と比較すると、本体代と工事費がかかります。
- 駐車しにくくなる可能性:特に片側支持タイプでは、柱が駐車の邪魔になる場合があります。
- 日当たりへの影響:カーポートの後ろに窓がある場合、室内が暗くなることがあります。
- メンテナンスの必要性:定期的な清掃や、材質によっては防錆処理などが必要です。
費用を抑えるための工夫
複数業者から見積もりを取る
カーポートの費用を予算内に抑えるためには、2~3社から見積もりを取ることが推奨されます。同じメーカーの商品でも、業者によって仕入れ価格や工事費が異なるためです。
施工時期を選ぶ
エクステリア工事の閑散期(真夏や真冬)を選ぶと、割引してもらえる可能性があります。また、キャンペーン時期を狙うのも一つの方法です。
シンプルなデザインを選ぶ
カスタマイズを最小限にし、標準的なデザインを選ぶことで、コストを抑えられます。機能性を優先し、装飾的な要素は必要最小限にするのが賢明です。
プレハブタイプを検討する
オーダーメイドではなく、既製品のプレハブカーポートを選ぶと、工期も短く費用も抑えられます。米国の建設専門サイトによると、プレハブタイプは平均$2,700~$7,800程度で設置できるとされています。
まとめ
カーポート選びは、住宅の外観、地域の気候条件、予算など、様々な要素を総合的に判断する必要があります。設置費用は1台用で約13.8万円から、機能やデザインによっては数百万円まで幅があります。
積雪地域では耐積雪性能、風の強い地域では耐風圧性能を重視し、車のサイズに合った高さと幅を選ぶことが重要です。また、住宅デザインとの調和も考慮しましょう。
複数の業者から見積もりを取り、メリットとデメリットを十分に理解した上で、ご自身のライフスタイルに最適なカーポートを選んでください。適切なカーポートの設置は、大切な愛車を長く守り、日々の生活をより快適にしてくれます。
外構全体の計画については、造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドやガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドもあわせてご覧ください。





