セダムをグランドカバーとして活用する方法
2026年2月6日

春咲き球根の掘り上げ時期は5月末~6月。葉が1/3枯れたタイミングで掘り上げ、日陰で1週間乾燥後、ネットに入れて涼しい場所で保存。チューリップは毎年掘り上げ必須、スイセンは7~8年植えっぱなしOK。温度2~7℃、通気性の良い容器で保管し、ビニール袋は厳禁。正しい方法で翌年も美しい開花を実現します。
球根の掘り上げと正しい保存方法
春に美しい花を咲かせたチューリップやヒヤシンス、ムスカリなどの球根植物。花が終わった後の球根をどのように管理すれば、翌年も美しい花を楽しめるのでしょうか。本記事では、球根の掘り上げから保存までの正しい方法を詳しく解説します。適切な管理を行うことで、球根を健康に保ち、次のシーズンも見事な開花を実現できます。
球根植物は、適切な時期に掘り上げて保存することで、病気や腐敗を防ぎ、球根の品質を維持することができます。特にチューリップやラナンキュラスなどは毎年の掘り上げが推奨されており、正しい保存方法を知ることが重要です。一方で、スイセンやムスカリなど一部の品種は数年間植えっぱなしでも問題ありません。
球根の掘り上げが必要な理由
球根の掘り上げは、単なる収穫作業ではなく、球根の健康を維持し翌年の開花を保証するための重要な園芸作業です。掘り上げることで、病気や害虫の被害を防ぎ、球根を最適な環境で休眠させることができます。
掘り上げを行わずに土中に放置すると、梅雨時期の多湿や夏の高温により球根が腐敗する危険性が高まります。特に日本の気候では、チューリップやヒヤシンスなどの球根は夏の暑さと湿気に弱く、土中で腐ってしまうことが多いのです。ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドでも解説していますが、植物の生育サイクルを理解することは成功の鍵となります。
また、球根を掘り上げることで、親球から子球を分離し、増殖させることも可能です。健康な球根を選別し、病気や損傷のある球根を取り除くことで、次シーズンの成功率を高めることができます。さらに、保存期間中に球根の状態を確認でき、問題があれば早期に対処することができます。
参考:球根の手入れ、堀り上げと保存方法 - 球根屋さんドットコムでは、球根管理の基本が詳しく解説されています。
掘り上げの最適なタイミングと時期
球根の掘り上げタイミングは、植物の生育サイクルと密接に関係しています。最適な時期を見極めることが、球根の品質を保つ上で最も重要なポイントです。
一般的に、春咲き球根の掘り上げは5月末から6月にかけて行います。目安となるのは、葉が全体の3分の1から4分の1程度黄色く枯れてきた時期です。完全に枯れてしまう前に掘り上げることがポイントで、この時期には球根が十分な養分を蓄えており、かつまだ葉から球根の位置を確認できます。
早すぎる掘り上げは、球根が十分に肥大していない状態で収穫することになり、翌年の開花に悪影響を与えます。一方、遅すぎると葉が完全に枯れて球根の位置が分からなくなったり、梅雨の湿気で球根が腐敗し始めたりする危険性があります。
晴天が続いた後の乾燥した日を選んで掘り上げることも重要です。土が湿っている状態で作業すると、球根に土が付着して乾燥に時間がかかり、病気のリスクが高まります。また、雨が降る直前や直後は避け、できれば2〜3日晴天が続いた後に作業を行いましょう。
品種による掘り上げ時期の違いも理解しておく必要があります。季節の園芸カレンダー:月別・季節別ガイドを参考に、各品種に適した時期を把握しましょう。
詳しい時期の見極め方は、球根花の花後管理のコツ。正しい掘り上げと保管方法! - GardenStoryで詳しく解説されています。
球根の正しい掘り上げ方法
掘り上げ作業は慎重に行う必要があります。球根を傷つけると、そこから病原菌が侵入し、保存中に腐敗する原因となるためです。
まず、球根の周囲20〜30cm程度離れた位置から、ガーデンフォークやスコップを使って土を掘り起こします。球根に直接道具を刺してしまわないよう、十分な距離を保つことが重要です。土を掘り起こしたら、片手で茎の根元を優しく持ちながら、もう一方の手で球根を丁寧に取り出します。
球根を取り出す際は、無理に引っ張らず、周囲の土をさらに取り除いて、自然に球根が取れる状態にします。複数の球根が密集している場合は、特に慎重に作業し、球根同士をぶつけて傷つけないよう注意しましょう。
掘り上げた球根は、すぐに土を落とします。この段階では水洗いは避け、手で優しく土を払う程度にとどめます。球根に付着した土が湿っている場合は、少し乾燥させてから土を落とすと作業がしやすくなります。
茎や葉はすぐに切り取らず、しばらく付けたままにしておきます。葉から球根へと最後の養分が移動するため、この期間が球根の充実に役立ちます。清潔で切れ味の良いハサミやナイフを使用し、茎の根元から数センチ残して切ります。
掘り上げ作業中に、明らかに病気や損傷のある球根は別にして、後で処分します。健康な球根と病気の球根を一緒に保存すると、病気が広がる危険性があるためです。
掘り上げた球根の乾燥方法
掘り上げ直後の球根は水分を多く含んでおり、そのまま保存すると腐敗の原因となります。適切な乾燥処理は、長期保存の成功に直結する重要な工程です。

掘り上げた球根は、茎や葉を付けたまま、風通しの良い日陰で乾燥させます。直射日光に当てると球根が傷むため、必ず日陰を選びましょう。軒下やガレージ、物置の中など、雨が当たらず通風の良い場所が適しています。
乾燥期間は通常1週間程度です。この間、球根は平らな場所に広げて置き、球根同士が重ならないようにします。網状のトレイやザル、新聞紙を敷いた平らな面などを利用すると良いでしょう。毎日球根の状態を確認し、異常がないかチェックします。
乾燥が進むと、葉や茎が完全に枯れて茶色くなり、手で簡単に取れるようになります。この段階で、枯れた葉や茎、古い外皮、根を取り除きます。球根の表面が乾燥してカサカサした状態になり、軽く持った時に軽量感があれば、乾燥が十分に進んでいる証拠です。
球根の種類によっては、乾燥期間が異なる場合があります。大型の球根(ダリアの塊根など)は2週間程度かかることもあるため、球根の大きさや種類に応じて期間を調整しましょう。十分に乾燥させないと、保存中にカビが発生したり腐敗したりする原因となるため、この工程は慎重に行うことが重要です。
病害虫対策と防除の完全ガイドでは、球根の病気予防についても詳しく解説しています。
参考:掘りあげた球根、そのままにしてない? 球根を上手に保存する3つのポイント - GreenSnap
品種別・掘り上げの必要性
すべての球根植物が毎年掘り上げを必要とするわけではありません。品種によって適切な管理方法が異なるため、それぞれの特性を理解することが重要です。

毎年掘り上げが必要な球根
チューリップは、日本の高温多湿な夏には適応できないため、毎年の掘り上げが必須です。土中に放置すると腐敗のリスクが非常に高くなります。ヒヤシンス、ラナンキュラス、アネモネ、フリージア、グラジオラスなども同様に、毎年掘り上げて保存することで、翌年も美しい花を楽しむことができます。
これらの球根は、原産地が地中海性気候や温帯の乾燥地域であることが多く、日本の梅雨や夏の環境には向いていません。したがって、人工的に乾燥した環境で休眠させる必要があるのです。
数年間植えっぱなしでも良い球根
スイセン(ナルシサス)は非常に丈夫で、7〜8年は植えたままでも問題なく開花を続けます。ムスカリも同様に強健で、数年間は手入れをしなくても毎年花を咲かせます。クロッカスは2〜3年、スノードロップやスノーフレークも3〜4年は植えっぱなしで大丈夫です。
これらの球根は、日本の気候にも比較的適応しやすく、土中で自然に休眠・成長サイクルを繰り返すことができます。ただし、数年経過すると球根が混み合ってきて花付きが悪くなるため、その時点で掘り上げて株分けを行うことが推奨されます。
植えっぱなしが推奨される球根
ユリの一部の品種(特にアジアティックハイブリッド)は、植えっぱなしの方が毎年良く咲くことがあります。これは、根が深く張り、掘り上げることでダメージを受けやすいためです。アリウム(花ネギ)の一部品種も、植えっぱなしで問題ありません。
品種ごとの適切な管理方法については、購入時のラベルや専門書を参考にすることをお勧めします。一年草・季節の花の育て方完全ガイドでも、各種植物の特性について詳しく解説しています。
参考情報:球根の基礎知識 -球根の貯蔵方法|ヤサシイエンゲイ
球根の保存に適した環境と容器
球根の保存環境は、長期保存の成否を分ける最も重要な要素です。適切な温度、湿度、通気性を確保することで、球根を健康な状態で次の植え付け時期まで保つことができます。

保存温度と湿度
理想的な保存温度は2〜7℃(35〜45°F)です。この温度帯では球根が休眠状態を維持し、早期の発芽や腐敗を防ぐことができます。一般家庭では、涼しい物置や玄関、北側の部屋などが適していますが、冷蔵庫の野菜室を利用するのも一つの方法です。ただし、冷蔵庫を使用する場合は、りんごなどエチレンガスを発生する果物とは離して保管する必要があります。
湿度は低めが望ましく、40〜60%程度が理想です。湿度が高すぎるとカビが発生し、低すぎると球根が乾燥しすぎて萎びてしまいます。梅雨時期や夏場の高温多湿期には特に注意が必要で、除湿剤を近くに置くなどの対策が有効です。
適切な保存容器
球根の保存には、通気性の良い容器を選ぶことが絶対条件です。ネットバッグ(玉ねぎ袋のような網目の袋)は最も推奨される容器で、空気の流れを確保しながら球根を保護できます。紙袋、段ボール箱、木箱なども適しています。
容器の底に新聞紙を敷き、その上に球根を並べます。球根同士が直接触れ合わないよう、間隔を空けて配置するか、球根の間に新聞紙やバーミキュライト、ピートモス、もみ殻などを挟みます。これにより、一つの球根に病気が発生しても、他の球根への感染を防ぐことができます。
ビニール袋やプラスチック容器など、密閉性の高い容器は絶対に使用してはいけません。これらの容器は通気性がなく、球根が呼吸できないため、内部に湿気がこもり、急速に腐敗が進みます。
保存場所の選び方
保存場所は、温度変化が少なく、直射日光が当たらず、風通しが良い場所を選びます。床下収納、階段下、クローゼットの上段、物置の棚などが候補となります。湿気が多い地下室や、温度が高くなる屋根裏部屋は避けましょう。
保存期間中は月に1〜2回、球根の状態をチェックします。カビが生えていないか、腐敗していないか、異常に萎びていないかを確認し、問題のある球根は速やかに取り除きます。健康な球根も、状態を確認するたびに軽く触れて硬さを確認すると良いでしょう。
ガーデニングツール・資材の完全ガイドでは、保存に適した資材についても詳しく紹介しています。
詳細な保存方法は、開花後の球根の管理|快適生活ガイド|DCMでも解説されています。
保存中の管理とトラブル対処法
球根を保存している間も、定期的な確認と適切な管理が必要です。放置すると、気づかないうちに球根が傷んでしまうことがあります。

定期的な状態チェック
月に1〜2回は必ず球根の状態を確認しましょう。チェックポイントは、球根の硬さ、色、臭い、カビの有無です。健康な球根は適度な硬さがあり、表面が滑らかで、異臭がありません。
カビが発生している球根を見つけたら、すぐに他の球根から隔離します。軽度のカビであれば、乾いた布で拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させることで回復する場合もあります。しかし、球根の内部まで腐敗が進んでいる場合は、処分するのが最善です。
よくあるトラブルと対処法
腐敗の兆候が見られる場合: 球根が柔らかくなり、異臭がしたり、変色したりしている場合は腐敗の兆候です。このような球根は速やかに取り除き、他の球根への感染を防ぎます。保存環境が湿度過多になっていないか確認し、必要に応じて除湿対策を強化します。
乾燥しすぎて萎びている場合: 球根が著しく軽くなり、表面にしわが寄っている場合は、乾燥しすぎている可能性があります。軽度であれば、湿らせたピートモスや新聞紙に包んで、適度な水分を与えることで回復することがあります。ただし、過度な水分は腐敗を招くため、慎重に行います。
早期発芽してしまった場合: 保存温度が高すぎると、時期外れに芽が出てしまうことがあります。この場合、すぐに涼しい場所に移動させ、発芽の進行を抑えます。軽度の発芽であれば、植え付け時期まで待って通常通り植え付けることも可能ですが、球根のエネルギーが消耗しているため、開花が弱くなる可能性があります。
病気の予兆を見つけた場合: 球根に黒い斑点や異常な変色、柔らかい部分がある場合は、病気の可能性があります。該当する球根を隔離し、必要に応じて殺菌剤で処理します。ただし、症状が進行している場合は処分が賢明です。
保存中のトラブルを最小限に抑えるためには、初期の乾燥と選別を徹底することが最も効果的です。掘り上げ時に少しでも異常のある球根は保存せず、健康な球根のみを選んで保存することで、保存期間中の管理が格段に楽になります。
トラブル対処の詳細は、病害虫対策と防除の完全ガイドも参考になります。
翌年の植え付けに向けた準備
保存していた球根を再び植え付ける時期が近づいたら、事前の準備を行います。適切な準備により、球根の発芽率と開花品質を高めることができます。

植え付けの2〜3週間前に、保存していた球根をすべて取り出し、最終チェックを行います。この時点で、健康な球根と問題のある球根を厳密に選別します。柔らかい球根、カビが生えている球根、異臭のする球根は植え付けても良い結果が得られないため、処分します。
健康な球根は、植え付け前に数時間、間接光の当たる場所に置いて、保存環境から植え付け環境への順化を図ります。急激な環境変化は球根にストレスを与えるため、徐々に慣らすことが重要です。
球根の消毒を行うことも推奨されます。市販の球根用殺菌剤を規定濃度に希釈し、球根を30分〜1時間程度浸漬します。これにより、表面に付着している病原菌を除去し、植え付け後の病気発生リスクを低減できます。消毒後は、再び風通しの良い日陰で数時間乾燥させてから植え付けます。
植え付け場所の土壌準備も重要です。前年と同じ場所に植える場合は、連作障害を避けるため、土を入れ替えるか、新しい堆肥や腐葉土を混ぜ込んで土壌改良を行います。土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドでは、球根栽培に適した土づくりの方法を詳しく解説しています。
春咲き球根の植え付け時期は通常10月から11月です。球根の種類や地域の気候によって最適な時期が異なるため、季節の園芸カレンダー:月別・季節別ガイドを参考に、適切なタイミングで植え付けを行いましょう。
球根の向きにも注意が必要です。尖った方を上にして植え付けるのが基本ですが、品種によっては特殊な植え方をするものもあります。植え付け深さは球根の高さの2〜3倍が目安で、深すぎると発芽が遅れ、浅すぎると霜害を受けやすくなります。
まとめ:球根管理の成功のポイント
球根の掘り上げと保存は、次シーズンの美しい開花を約束する重要な作業です。本記事で紹介した方法を実践することで、初心者でも確実に球根を管理できます。
最も重要なポイントは、適切なタイミングでの掘り上げ、十分な乾燥、そして通気性の良い環境での保存です。これらの基本を守ることで、球根を健康な状態で次の植え付け時期まで保つことができます。
品種による違いも理解しておきましょう。チューリップやヒヤシンスは毎年掘り上げが必要ですが、スイセンやムスカリは数年間植えっぱなしでも問題ありません。それぞれの球根の特性に合わせた管理を行うことが、ガーデニングの成功につながります。
保存中は定期的に球根の状態をチェックし、問題があれば早期に対処することも忘れないでください。小さな異常を見逃さないことが、大きなトラブルを防ぐ鍵となります。
球根植物は、適切な管理を行えば毎年美しい花を咲かせてくれる、ガーデニングの醍醐味の一つです。本記事を参考に、ぜひ球根の掘り上げと保存に挑戦してみてください。あなたの庭やベランダが、来春にはさらに華やかになることでしょう。
参考:球根の基礎知識|HowTo情報|コメリドットコムやDigging and Storing Bulbs – Breck'sでも、球根管理の詳細が紹介されています。





