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グランドカバー・下草の選び方と育て方ガイド

グランドカバー・下草の基礎知識から環境に合わせた選び方、育て方のポイントまで初心者にもわかりやすく解説。芝桜、タイム、なでしこなどおすすめ品種10選と、雑草対策に効果的な植え付け方法、日常管理のコツをご紹介します。

グランドカバー・下草の選び方と育て方ガイド

グランドカバー・下草の選び方と育て方ガイド

お庭やガーデンの足元を美しく彩り、雑草対策にも効果的なグランドカバー。地面を覆うように広がる植物は、庭全体の美観を向上させるだけでなく、管理の手間を大幅に削減できる優れた選択肢です。本記事では、グランドカバーの基礎知識から、環境に合わせた植物の選び方、育て方のポイントまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

グランドカバーとは?その役割とメリット

グランドカバーは地面を均一に覆い隙間を埋める植物の総称で、グランドカバープランツや地被植物とも呼ばれます。芝生、ハーブ、常緑性植物などさまざまなタイプがあり、ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドでも紹介されている通り、お庭全体の美観を向上させる重要な要素です。

グランドカバーとは?その役割とメリット - illustration for グランドカバー・下草の選び方と育て方ガイド
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グランドカバーの主なメリットには以下のようなものがあります:

  • 雑草抑制効果:地面を密に覆うことで、雑草の発芽と成長を防ぎます。生育旺盛な植物は土の栄養を多く吸収するため、雑草が生えにくくなります。
  • 土壌浸食の防止:根が土壌を保持することで、土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドで学べる良好な土壌環境を維持し、特に急斜面や樹木の根元で効果的です。
  • 低メンテナンス:ほとんどのグランドカバーは一度確立すれば、1~2年で成熟しメンテナンスがほとんど不要になります。常緑のものなら1年中植えっぱなしで水やりさえすれば大丈夫な植物が多いです。
  • 環境負荷の軽減:芝生と比較して、水、除草剤、農薬、芝刈り機などの維持費を大幅に削減できます。
  • 景観の向上:葉や花の美しさで庭に彩りを加え、四季折々の表情を楽しめます。

詳しい情報は丈夫で育てやすいグランドカバーおすすめ10選Benefits of Ground Cover Plantsをご覧ください。

環境に合わせたグランドカバーの選び方

グランドカバーを選定する際には、まず日照条件を確認することが大切です。日向・日陰・半日陰それぞれに適した品種が存在するため、お庭の環境に合ったものを選ぶ必要があります。造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドでも解説されている通り、植栽計画は環境条件の理解から始まります。

環境に合わせたグランドカバーの選び方 - illustration for グランドカバー・下草の選び方と育て方ガイド
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日照条件別の選び方

環境条件おすすめの植物特徴
日向(1日6時間以上)芝桜、タイム、四季咲きなでしこ花が美しく、日光を好む品種
半日陰(3〜6時間)リュウノヒゲ、アジュガ、ヒューケラ適度な日照で育ちやすい
日陰(3時間未満)ギボウシ、ヤブラン、ツワブキ日陰でも元気に育つ耐陰性植物
踏圧に強いタイム、ダイカンドラ、クラピア通路や踏み石周辺に最適

その他の選定基準

グランドカバーを選ぶ際には、以下の特性もチェックしましょう:

  • 耐寒性・耐暑性:お住まいの地域の気候に適した品種を選びます。雑草対策には一年を通して美しさを保てる耐寒性に優れた常緑の多年草が最適です。
  • 成長速度と繁殖力:早く地面を覆いたい場合は成長が早い品種を、管理しやすさを重視する場合は成長が穏やかな品種を選びます。
  • 常緑性:一年中緑を保つ常緑性の植物は、冬でも景観を維持できます。
  • 花の有無:花を楽しみたい場合は開花期間の長い品種を選びましょう。

選び方の詳細は雑草対策におすすめのグランドカバー15選も参考になります。

おすすめのグランドカバー植物10選

ここでは、育てやすく人気の高いグランドカバー植物をご紹介します。ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドでも触れられているように、初心者の方は丈夫で管理しやすい品種から始めることをおすすめします。

おすすめのグランドカバー植物10選 - illustration for グランドカバー・下草の選び方と育て方ガイド
おすすめのグランドカバー植物10選 - illustration for グランドカバー・下草の選び方と育て方ガイド

1. 芝桜(シバザクラ)

芝桜は草丈10㎝程の常緑・多年草のグランドカバーで、様々な品種があり色々な花色を楽しめます。日向で水はけのよい場所を好み、一度根付けば水やりや肥料はほとんど不要で大変丈夫です。春には絨毯のような美しい花を咲かせ、観光地でも人気の植物です。

2. 四季咲きなでしこ

四季咲きなでしこは草丈が15㎝程の常緑・多年草のグランドカバーで、花は3~11月まで次々咲いて長く楽しめます。耐寒・耐暑・耐雨・耐病性を兼ね備えた非常に丈夫で育てやすい品種で、初心者の方にも最適です。

3. タイム(クリーピングタイム)

タイムは根が張れば踏みつけにも強く、お庭全体に広げるのもいいですね。草丈は10~15センチで、開花時期は4月から6月です。ハーブとしても利用でき、ハーブガーデンの作り方と活用の完全ガイドでも詳しく紹介されています。

4. クラピア

クラピアは日本で改良された在来種で、成長が非常に早く、雑草抑制効果が高い品種です。芝生の代替として人気があり、芝生の手入れと管理の完全ガイドでも比較されています。

5. リュウノヒゲ(タマリュウ)

日陰でもよく育つ常緑性の植物で、和風庭園でよく使用されます。非常に丈夫で、庭木・シンボルツリーの選び方と育て方ガイドでも足元の植栽として推奨されています。

6. アジュガ

半日陰から日陰を好み、春に青紫色の花を咲かせます。葉色のバリエーションも豊富で、カラーリーフとしても楽しめます。

7. ヒメイワダレソウ

成長が早く、白い小花を咲かせます。踏圧にも強く、通路脇などに適しています。

8. セダム(マンネングサ)

多肉植物・サボテンの育て方完全ガイドでも紹介されている乾燥に強い植物で、日当たりの良い場所で育ちます。

9. ダイカンドラ(ダイコンドラ)

小さな丸い葉が可愛らしく、芝生のように密に広がります。日向から半日陰まで適応し、踏圧にも比較的強い品種です。

10. ギボウシ(ホスタ)

日陰を好む大型のグランドカバーで、葉の美しさを楽しめます。夏に涼しげな花を咲かせ、シェードガーデンに最適です。

詳しくは植えてよかった!おすすめのグランドカバー28選もご参考ください。

グランドカバーの植え付けと育て方

植え付けの準備

まずは、水はけの良い土壌作りが重要です。水はけの悪い土壌では、植物が根腐れを起こし、枯れる恐れがあります。土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドを参考に、腐葉土や堆肥を混ぜ込んで土壌改良を行いましょう。

グランドカバーの植え付けと育て方 - illustration for グランドカバー・下草の選び方と育て方ガイド
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植え付けの手順:

  1. 雑草の除去:植え付け前に既存の雑草を完全に除去します
  2. 土壌改良:堆肥や腐葉土を混ぜ込み、水はけと保水性のバランスを整えます
  3. 配置計画:植物の成長後のサイズを考慮し、適切な間隔で配置します
  4. 植え付けポット苗を植える場合は、根鉢を軽くほぐしてから植え付けます
  5. 水やり:植え付け直後はたっぷりと水を与えます

日常の管理

グランドカバーは基本的に手間がかからない植物ですが、以下のポイントに注意しましょう:

水やり:根付くまでの1〜2ヶ月は、土が乾いたらたっぷり水を与えます。根付いた後は、乾燥に強い品種なら降雨のみで管理できることも多いです。

肥料:春と秋に緩効性肥料を少量与える程度で十分です。肥料を与えすぎると、徒長して株が乱れることがあります。

刈り込み:成長が旺盛な品種は、年に1〜2回程度刈り込むことで、密度が高まり美しい状態を保てます。

雑草管理:完全に地面を覆うまでは、定期的に雑草を取り除きます。病害虫対策と防除の完全ガイドも併せて確認しましょう。

詳しい育て方のポイントはグラウンドカバーに最適な植物17選もご覧ください。

よくある失敗と注意点

繁殖力が強すぎる植物の管理

繁殖力が非常に強い品種は、放置するとお庭全体に急速に広がってしまう可能性があります。そのため、繁殖力が非常に強いグランドカバーを植え付ける際は、あらかじめプランターや区画ごとに管理されることをおすすめします。一度繁殖してしまうと除去がとても大変なので、植える前によく植物の特性を理解しておきましょう。

特にミント類やドクダミなど、地下茎で増える植物は要注意です。ハーブガーデンの作り方と活用の完全ガイドでも、繁殖力の強いハーブの管理方法が解説されています。

環境に合わない植物の選択

日照条件や土壌条件に合わない植物を選ぶと、うまく育たずに失敗してしまいます。事前に植栽場所の環境を十分に観察し、適した品種を選びましょう。

植え付け密度の誤り

植え付け間隔が広すぎると地面を覆うまでに時間がかかり、その間雑草が生えやすくなります。逆に密植しすぎると、風通しが悪くなり病気が発生しやすくなります。各植物の推奨植え付け間隔を守りましょう。

場所別・目的別のグランドカバー活用法

ベランダや小スペースでの活用

ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドでも紹介されている通り、限られたスペースでもグランドカバーは効果的に使えます。プランターや鉢植えで、コンパクトに管理できる品種を選びましょう。

樹木の足元に

庭木・シンボルツリーの選び方と育て方ガイドで学べるように、樹木の根元は日陰になりやすく芝生が育ちにくい場所です。日陰に強いグランドカバーを植えることで、美しい景観を作れます。

雑草対策として

雑草に悩まされている場所には、成長が早く密に茂るグランドカバーが効果的です。完全に地面を覆うことで、雑草の発芽を防ぎます。

傾斜地や法面に

土壌浸食を防ぐため、根がしっかり張るグランドカバーを選びます。芝桜やクラピアなど、横に広がる性質の強い植物が適しています。

まとめ

グランドカバーは、お庭の美観向上と雑草対策の両方を実現できる優れた選択肢です。本記事でご紹介した選び方のポイントを参考に、ご自宅の環境に合った品種を選んでください。

成功のポイントは以下の通りです:

  • 日照条件、土壌条件をしっかり確認する
  • 環境に適した丈夫な品種から始める
  • 水はけの良い土壌を準備する
  • 繁殖力の強い品種は管理方法を考慮する
  • 根付くまでの水やりを怠らない

グランドカバーを上手に活用して、手間のかからない美しいお庭を実現しましょう。ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイド季節の園芸カレンダー:月別・季節別ガイドも併せてご覧いただくと、より充実したガーデニングライフが送れるはずです。