日陰に強いグランドカバー植物のおすすめ
2026年2月6日

日陰でも美しく育つグランドカバー植物を厳選紹介。タマリュウ、フッキソウ、アジュガなど常緑・花が咲く品種の特徴、植え付け方法、管理のコツを解説。日照条件別の選び方で失敗しない庭づくりを実現します。
日陰に強いグランドカバー植物のおすすめ
日陰になりがちな庭のスペースや、建物の北側、木々の下などでは、一般的な植物が育ちにくく、雑草が繁茂しがちです。しかし、耐陰性に優れたグランドカバー植物を選べば、日陰でも美しい緑のカーペットを作ることができます。この記事では、日陰に強いグランドカバー植物の選び方から、具体的なおすすめ品種、育て方のポイントまで詳しく解説します。
日陰グランドカバーの選び方
グランドカバーを選ぶ際には、まず植える場所の日当たり条件を正確に把握することが重要です。「日陰に強い」といっても、ほとんど日が当たらない深い日陰でも大丈夫な植物から、半日陰(1日のうち数時間だけ日が当たる)程度なら育つものまで、耐陰性のレベルは様々です。

また、グランドカバーを植える目的も明確にしましょう。雑草対策が主な目的なのか、花を楽しみたいのか、常緑で一年中緑を保ちたいのか、踏圧に耐える必要があるのかなど、用途によって最適な植物は異なります。さらに、その場所の土壌の湿度や水はけ、寒暖の差なども考慮に入れる必要があります。ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドでは、庭の環境を把握する基本的な方法を詳しく紹介しています。
研究によれば、密に植栽されたグランドカバーは裸地と比較して水分蒸発を最大70%削減する天然のマルチとして機能します。これは、夏場の水やりの手間を大幅に軽減できることを意味しています。
おすすめの常緑グランドカバー
タマリュウ(リュウノヒゲ)
タマリュウは耐陰性が最高評価の常緑グランドカバーで、日陰から日当たりの良い場所まで幅広い環境で育ちます。草丈は10cm程度と低く、濃緑色の細い葉が密に茂り、根付けば水やりがほとんど不要なほど管理が簡単です。和風庭園だけでなく、モダンな庭にもよく合い、石畳の目地や芝生の手入れと管理の完全ガイドで紹介されている芝生の代替としても人気です。

植え付けは春か秋が適期で、株間を10〜15cm程度に詰めて植えると早く地面を覆うことができます。耐寒性・耐暑性ともに優れており、ほとんど手入れが不要です。詳しくは日陰でも育つグランドカバーをご覧ください。
フッキソウ
フッキソウは深い日陰でも常緑の葉を保ち、乾燥にも強い優れたグランドカバーです。草丈は20〜30cmほどで、光沢のある濃緑色の葉が美しく、春には白い小さな花を咲かせます。地下茎で広がるため、一度植えれば徐々に範囲を広げていきます。
特に建物の北側など、ほとんど日が当たらない場所でも元気に育つため、他の植物では難しい場所の救世主となります。LOVEGREENでは、フッキソウを含む24種類の日陰グランドカバーを詳しく紹介しています。
ヤブコウジ
ヤブコウジは強い日差しに弱く、半日陰か日陰で育てるのが理想的な常緑低木です。草丈は10〜20cmで、冬には赤い実をつけ、四季を通じて楽しめます。根付いたら基本的に水やりは不要で、和風庭園によく似合います。
日本原産の植物なので日本の気候に適応しており、病害虫にも強く、初心者でも育てやすい植物です。病害虫対策と防除の完全ガイドで基本的な管理方法を学んでおくとより安心です。
花が楽しめる日陰グランドカバー
アジュガ
アジュガは春から初夏にかけて青紫やピンク、白の花を咲かせる多年草で、耐陰性が強く日陰でもよく育ちます。草丈は10〜20cmで、ランナーで横に広がり、花のない時期も銅色や斑入りの葉が美しい品種があります。

ただし、花を十分に楽しむなら、一日の半分くらいは日が当たるような半日陰で育てるのがベストです。GreenSnapでは、アジュガを含む日陰や踏みつけに強いグランドカバーの特徴を詳しく解説しています。
ハナニラ
ハナニラは春に白やブルーの星のような花を咲かせる球根植物で、半日陰程度の場所でも花を楽しめます。草丈は15〜20cmで、球根が自然に増えるため、一度植えれば毎年花を咲かせます。
葉にニラのような香りがあるため「ハナニラ」と呼ばれますが、観賞用植物なので食用にはなりません。一年草・季節の花の育て方完全ガイドでは、球根植物の基本的な管理方法も紹介しています。
ユキノシタ
ユキノシタは湿った日陰でもよく育つ多年草で、丸い葉が美しく、春には小さな白い花を咲かせます。草丈は20〜30cmで、庭の北側や湿気の多い場所に特に向いています。
古くから薬草としても利用されてきた植物で、日本の気候に適応しており、ほとんど手入れが不要です。HORTIでは、ユキノシタを含む常緑で日陰に強い植物10選を紹介しています。
日陰グランドカバーの植え付けと管理
日陰グランドカバーの植え付けは、春(3〜5月)または秋(9〜11月)が適期です。まず、植え付け場所の土を20〜30cm程度耕し、土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドで紹介されているように、腐葉土や堆肥を混ぜ込んで土壌を改良します。
植え付ける間隔は植物の種類によって異なりますが、一般的には15〜30cm程度が目安です。早く地面を覆いたい場合は間隔を狭く、時間をかけて育てる場合は広めに植えます。植え付け後はたっぷりと水を与え、根がしっかり張るまでの1〜2週間は土が乾かないように注意します。
グランドカバーは一度確立すると、芝生よりも手入れが少なく、ほとんどの雑草を排除できることが研究で示されています。密な植栽によって雑草の種子に日光が届かなくなるため、雑草の発芽を約85%削減できるというデータもあります。水やり・灌漑システムの完全ガイドでは、効率的な水やりの方法を詳しく解説しています。
日陰別おすすめグランドカバー比較表
| 日照条件 | おすすめ植物 | 特徴 | 草丈 | 管理難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 深い日陰 | タマリュウ | 常緑、超低管理 | 10cm | ★☆☆☆☆ |
| 深い日陰 | フッキソウ | 常緑、乾燥に強い | 20-30cm | ★☆☆☆☆ |
| 深い日陰 | ヤブコウジ | 常緑、赤い実 | 10-20cm | ★★☆☆☆ |
| 半日陰 | アジュガ | 春に花、葉色多様 | 10-20cm | ★★☆☆☆ |
| 半日陰 | ハナニラ | 春に星型の花 | 15-20cm | ★☆☆☆☆ |
| 半日陰 | ユキノシタ | 湿気に強い、花も美しい | 20-30cm | ★☆☆☆☆ |
※管理難易度:★が少ないほど初心者向け
よくある失敗と対策
日陰グランドカバーでよくある失敗は、植物の耐陰性レベルと実際の日照条件が合っていないことです。半日陰を好む植物を深い日陰に植えると、徒長したり花が咲かなかったりします。逆に、深い日陰でも育つ植物を日向に植えると、葉焼けを起こすことがあります。
また、植え付け直後の管理不足も失敗の原因となります。根がしっかり張るまでは、日陰でも土が乾燥することがあるため、こまめな水やりが必要です。さらに、グランドカバー選びでは「踏圧への耐性」も重要です。人がよく通る場所に踏圧に弱い植物を植えると、すぐに傷んでしまいます。通路として使う場所には、比較的踏圧に強いタマリュウなどを選ぶとよいでしょう。
まとめ
日陰に強いグランドカバー植物を適切に選んで植えることで、日当たりの悪い場所も美しい緑のスペースに変えることができます。タマリュウやフッキソウのような常緑種は一年中緑を保ち、アジュガやハナニラのような花が咲く種類は季節の彩りを添えてくれます。
植物の耐陰性レベルと実際の日照条件を正確に合わせることが成功の鍵です。一度確立すれば、グランドカバーは雑草を抑制し、水分蒸発を減らし、手入れの手間を大幅に軽減してくれる優れたガーデニング手法です。あなたの庭の日陰スペースに最適なグランドカバーを見つけて、緑豊かな庭づくりを楽しんでください。
詳しい庭のデザイン全体については造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドをご覧ください。日陰の活用は庭全体の魅力を高める重要な要素です。





