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庭木の剪定時期一覧:樹種別カレンダー

庭木の剪定時期を落葉樹・常緑樹・針葉樹・花木に分け、月別一覧表で整理。ゲッケイジュ、マルバノキ、ユズリハ、カナメモチ、ネズミモチの適期も解説します。

庭世界 編集部 公開 更新 約5分で読めます
庭師が庭木の枝を剪定し年間カレンダーを確認する様子
Photo by qgadrian on Pixabay

庭木の剪定時期一覧表は、樹木管理の観点から「落葉樹は休眠期、常緑樹は新芽前か花後、花木は花芽形成前」を基本に、樹種と地域で補正して使います。まず下表で候補月を絞り、強剪定か軽剪定か、当日の暑さ・寒さ・雨まで確認してください。

一覧表は作業候補として使い、花芽と新梢の状態で補正します。切り方は剪定・整枝の技術完全ガイド、暑い時期の注意は夏の剪定でやってはいけない注意点も確認してください。

樹木管理で読む庭木の剪定時期一覧表

樹木管理で庭木の剪定時期一覧表を使うときは、樹種を**落葉樹・常緑広葉樹・常緑針葉樹・花木や果樹**に分けると読みやすくなります。樹木管理では、剪定を単なる枝切りではなく、樹勢・安全・景観を保つ管理作業として扱います。

落葉樹は休眠期に枝を見やすく、常緑樹は厳寒期に葉を減らすと回復しにくくなります。前年枝へ花芽をつける木は、冬に整えすぎると春の花まで失います。枯れ枝を外す軽作業と、樹冠を小さくする強剪定は分けて考えます。

一覧を使う順番は、次の4段階です。

  1. 樹種名を確認し、落葉・常緑・針葉・花木のどれかに分類します。
  2. 花を楽しむ木なら、前年枝咲きか当年枝咲きかを確認します。
  3. 強剪定と軽剪定を分け、強剪定だけを狭い適期へ置きます。
  4. 雨、猛暑、氷点下、乾燥、病害虫の発生状況で作業日を最終調整します。

月別カレンダー:いつ何を切るか

月別カレンダーでは、12〜2月を落葉樹の本格剪定、3〜5月を常緑樹の新芽前・花木の花後、6〜7月を生育調整、9〜10月を常緑生垣の軽い整枝の候補とします。

月主な候補向く作業注意点
1月モミジ、マルバノキ、ハナミズキなどの落葉樹枝構成を見て間引く冬剪定寒冷地の氷点下では延期
2月落葉樹、果樹、コニファーの軽剪定冬剪定の仕上げ芽が動く前に終える
3月常緑樹、サザンカ、ツバキ、果樹新芽前の整枝、花後剪定樹液が動く樹種は切り口を観察
4月ゲッケイジュ、オリーブ、カナメモチ常緑樹の整枝新梢を一度に落としすぎない
5月ツツジ、ユキヤナギ、マツ花後剪定、みどり摘み花芽形成の前に終える
6月常緑生垣、ユズリハ、ネズミモチ透かし、刈り込み、花後剪定強剪定より軽い調整を優先
7月アジサイ、ユズリハ、花後の花木花後剪定の最終調整猛暑日の作業を避ける
8月原則として緊急枝・枯れ枝のみ最小限の安全剪定乾燥と高温の負担が大きい
9月カナメモチ、ネズミモチ、常緑生垣伸びた枝の軽い整枝寒冷地では新梢を出させすぎない
10月マツの古葉取り、常緑樹軽剪定秋咲き花木の花を確認
11月落葉後のヤナギ類、ユズリハ冬剪定の準備、軽い間引き本格剪定は落葉を待つ
12月落葉樹全般樹形を見ながら本格剪定常緑針葉樹の強剪定は避ける

夏季剪定は葉を残し、混み枝や徒長枝を少量ずつ外します。6〜7月は月だけでなく開花終了も確認します。剪定の切り方では、枝先を戻す切り返しと、付け根から抜く間引きを区別してください。

落葉樹の剪定時期

落葉樹の剪定時期は、基本的に葉が落ちて枝の構造を確認しやすい12〜2月です。自然樹形を生かすモミジ、ハナミズキ、ヤマボウシなどは、外形を一律に丸くせず、交差枝・内向枝・枯れ枝を選んで間引きます。

LOVEGREENの樹種別資料では、イロハモミジの適期を12〜2月とし、春以降に切り口から水が出た場合は作業を続けないよう注意しています。マルハノキも月別資料では1〜2月の冬剪定候補です。検索では「マルハノキ剪定時期」と入力されることがありますが、一般的な樹種名はマルバノキです。

枝の付け根にあるブランチカラーを残し、幹へ食い込む切断を避けます。アイオワ州立大学の園芸資料は多くの落葉樹を2〜3月、オーク類を12〜2月の目安としますが、日本では芽の膨らみと最低気温で補正してください。折れ枝などは季節より安全を優先します。

常緑樹・針葉樹の剪定時期

常緑樹の剪定時期は、冬の強剪定を避け、3〜4月の新芽前か、花後から初夏に軽く整えるのが基本です。常緑植物は冬にも葉を残すため、回復しにくい寒さの中で葉量を急に減らさないことが重要です。詳しい樹種別の切り方は常緑樹の剪定タイミングと正しい方法に分けています。

イチイとイヌツゲは内部に葉が残る範囲で刈り込み、ゴールドクレストは葉のない古枝まで戻しません。マツはキャンドルが2〜3インチ伸びた時に半分〜3分の2を摘む方法が資料に示されています。日本庭園の作業は松のみどり摘み・もみあげの手順を参照してください。常緑花木は花後、秋は軽剪定にとどめます。

花木・果樹は花芽から逆算する

花木と果樹の剪定時期は、葉が落ちる月よりも「どの枝に、いつ花芽ができるか」から逆算します。果樹剪定では、樹形だけでなく、翌年に花や実をつける枝を残す判断が必要です。

前年枝に咲くツツジは花芽形成前の4〜6月、アジサイは6〜7月が資料の目安です。花芽の見分け方も確認してください。英国王立園芸協会は、落葉性で7〜10月に咲く低木を春、11〜6月に咲く低木を花後に剪定する原則を示しています。時期を逃した年は枯れ枝と混み枝だけに減らします。

ゲッケイジュとマルバノキの剪定時期

ゲッケイジュ剪定時期の第一候補は、新芽が伸びる前の3〜4月です。春に混み枝を透かし、秋は飛び出した枝だけを戻します。

マルハノキ剪定時期として検索される木は、多くの場合マルバノキです。落葉後の1〜2月を候補にし、自然な枝ぶりを残して間引きます。

ユズリハとカナメモチの剪定時期

ユズリハ剪定時期は、花が終わる6〜7月下旬と、実が落ちる11月中旬〜12月頃の年2回が目安です。庭家Plusは「ユズリハの剪定適期は年2回」とし、成長がゆっくりで強剪定が苦手なため、枝の間へ風が通る程度の軽剪定を勧めています。

カナメモチ剪定時期は、3月中旬〜4月上旬、5月中旬〜6月、9〜10月が候補です。ミツモアの剪定カレンダーでは年2〜3回を目安としています。

ネズミモチの剪定時期

ネズミモチ剪定時期は5〜6月と9〜10月の年2回が基本です。剪定110番は、春以降に枝が盛んに伸びるため、この2回で樹形と風通しを整える方法を示しています。

花を残すなら6〜7月前後の花後に剪定し、夏以降の刈り込みを控えます。生垣の輪郭と花・実のどちらを優先するか先に決めます。

剪定時期を決める3つの判断軸

剪定時期は、樹種の生育イベント、花芽と目的、作業強度と当日の条件で決めます。樹形づくりが自然樹形か生垣かでも回数は変わります。

フロー図

樹種、花芽、剪定強度を絞った後に、当日の天候と安全条件で作業可否を決めます。

生育イベントは休眠、芽吹き、開花、花芽形成を見ます。目的は花、実、樹高、日当たりなどから一つを優先します。arborday.orgも樹種と地域の病害虫リスクを事前確認するよう促しています。作業前のルールは次の3つです。

  • 落葉樹は休眠期、常緑樹は新芽前か花後を第一候補にします。
  • 花木は花芽ができる前に終え、時期を逃した年は不要枝だけに減らします。
  • 強剪定は猛暑・乾燥・氷点下・雨を避け、高所・太枝・電線付近は専門家へ相談します。

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Sources

  • 庭木
  • 剪定
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庭世界 編集部

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