庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

シマトネリコ

別名: 島梣 / タイワンシオジ / Fraxinus griffithii / Griffith's ash / Evergreen ash

東南アジアから沖縄に分布し、細かな複葉と軽やかな樹冠をもつモクセイ科トネリコ属の常緑または半落葉性高木です。

定義

シマトネリコ(Fraxinus griffithii)は、モクセイ科トネリコ属に属する常緑または半落葉性の高木です。東南アジアから沖縄に分布し、細かな複葉がつくる軽い樹冠と、初夏に咲く白い花が特徴です。暖地の庭ではシンボルツリーや目隠しとして利用されます。

主な特徴

  • 樹形:直立する幹から枝を広げ、自然状態では高木になるため、住宅の庭では高さと枝張りの管理が必要です。
  • :複葉は上面が緑色、下面が銀白色に見え、密生しすぎなければ涼しげな印象を作ります。
  • :日本の栽培情報では初夏、海外の暖地では春に、白からクリーム色の小花を房状につけます。
  • 生育環境:日なたから明るい半日陰、水はけのよい土に適応します。
  • 落葉性:暖地では葉を保ちやすい一方、冷涼地では冬に葉が減る半落葉性の性質が現れることがあります。

庭木としての管理

住宅地では、苗木の小ささではなく成熟時の高さと枝張りを基準に植栽位置を決めます。枝葉が混み合ったときは、外形だけを一律に刈り込むより、交差枝、内向き枝、枯れ枝を枝分かれまで戻す透かし剪定が樹形を保ちやすい方法です。太い枝を一度に多く落とすと樹冠に空洞ができたり、強い芽が集中したりするため、数回に分けて調整します。

水やりは植え付け直後と高温乾燥期を重視し、根付いた庭植えでは過湿を避けます。薬剤が必要な病害虫対策では、登録内容とラベルを確認し、住宅地では飛散にも配慮します。