園芸用語
アオダモ
別名: コバノトネリコ / アオタゴ / Japanese ash / Fraxinus lanuginosa
日本の山地に自生し、自然樹形と白い花、斑模様の幹肌が庭木として親しまれるモクセイ科トネリコ属の落葉樹。
定義
アオダモ(学名 Fraxinus lanuginosa)は、モクセイ科トネリコ属に属する落葉広葉樹です。北海道・本州・四国・九州などの落葉樹林に分布し、白い小花、羽状複葉、灰褐色の幹肌、ゆるやかに広がる自然樹形を特徴とします。日本では家具材や器具材、野球用バットの材料としても利用され、庭では株立ちのシンボルツリーとして扱われます。
主な特徴
- 樹形:枝を広げる落葉樹で、自生状態では樹高5〜15mに達します。
- 葉:5〜7枚の小葉からなる羽状複葉で、秋に黄褐色から紫がかった色へ変化する個体があります。
- 花:葉が開く春に、小さな白い花を円錐状につけます。
- 生育速度:若木は比較的ゆっくり育つため、切り過ぎた樹形の回復にも時間がかかります。
生育環境
アオダモは明るく風通しのよい場所に向きます。土は排水性だけでなく適度な保水性も必要で、乾き切る土地と水が停滞する土地のどちらも避けます。植え付け直後は根鉢と周囲の土を密着させ、ぐらつく場合は支柱で固定します。根付くまでの期間は、表土の乾きを確認して水を補います。
庭木としての管理
自然な枝ぶりを残すため、剪定は混み合う枝、枯れ枝、交差枝、ひこばえを付け根から抜く透かし剪定が基本です。夏の強剪定は避け、落葉期または花後に必要最小限の枝を整理します。肥料は必須ではありませんが、生育が弱い場合は冬に緩効性肥料を少量施します。