庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

TM9

別名: ティーエムナイン / 省管理型コウライシバTM9 / 省管理型高麗芝TM9

草丈の伸びと管理作業を抑える目的で育成された、省管理型のコウライシバ品種です。

Definition

TM9(ティーエムナイン)は、草丈の伸びを抑え、芝刈りや施肥などの管理負担を少なくする目的で育成された省管理型のコウライシバです。一般家庭では低〜中密度で管理すると省管理性を生かしやすく、高密度に仕上げる場合は一般のコウライシバに近い頻度の管理が必要になります。

主な特徴

  • 草丈 — 低〜中密度では標準的な草丈が3〜5cmとされ、低い草丈を維持しやすい品種です。
  • 刈り込み — 省管理では刈り高2〜3cmが目安で、5〜6月の出穂後は必ず刈り込みます。
  • 施肥 — 標準的な年間窒素量は1㎡当たり7gが基準で、過剰な施肥は草丈の伸びや病害虫リスクを高めます。
  • 密度 — 低〜中密度は作業を抑えやすく、高密度は美観を高めやすい一方、芝刈り回数が増えます。

張り芝と初期管理

家庭園芸では雑草を抑えやすい全面張りが推奨されます。苗は継ぎ目がレンガ模様になるように並べ、苗同士に約1cmの隙間を空けて目土を入れます。目土は乾燥防止と根の発達を助けるため、1㎡当たり3〜4Lを目安に均一にすり込みます。根付くまでは乾燥させず、芝と床土を密着させることが重要です。

省管理と高品質管理の違い

TM9は「何もしなくてよい芝」ではありません。省管理では葉色と適正密度を保てる最小限の施肥・散水・刈り込みを行います。一方、ゴルフ場のような高密度を目指すと、葉同士の競合で草丈が高くなり、芝刈りや施肥の頻度も増えます。庭の利用頻度と求める見た目を先に決め、管理レベルを合わせることが大切です。