DIY芝生施工の手順とコスト計算
2026年2月6日

DIY芝生施工の具体的な手順、天然芝と人工芝のコスト比較、必要な道具と資材、失敗しないためのポイントを徹底解説。業者依頼の3分の1以下の費用で美しい芝生の庭を実現する方法を初心者にもわかりやすく紹介します。
DIY芝生施工の手順とコスト計算
美しい芝生の庭を自分の手で作り上げることは、多くのガーデニング愛好家の夢です。DIYで芝生を施工することで、業者に依頼するよりも大幅にコストを抑えられるだけでなく、自分好みの庭を作る達成感も得られます。しかし、初めて挑戦する方にとっては、どこから始めればよいのか、どれくらいの費用がかかるのか、不安に感じることも多いでしょう。
本記事では、DIY芝生施工の具体的な手順から、天然芝と人工芝それぞれの費用相場、必要な道具、失敗しないためのポイントまで、初心者の方でもわかりやすく解説します。芝生の手入れと管理の完全ガイドと合わせて読むことで、施工後のメンテナンスまで見据えた計画が立てられるでしょう。
DIY芝生施工の基本知識とメリット
芝生の施工をDIYで行う最大のメリットは、なんといってもコストの削減です。業者に依頼すると工事費や人件費が加算されるため、DIYの場合と比較して3倍以上の費用がかかることも珍しくありません。DIY芝生の庭にかかった費用を大公開によると、実際にDIYで施工した場合の材料費は業者依頼の3分の1以下に抑えられたという報告もあります。
また、自分で施工することで、芝生の成長過程を一から見守ることができ、愛着が湧くという精神的な満足感も得られます。作業を通じて土壌や植物について学べる機会にもなり、その後の土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドにも応用できる知識が身につきます。
ただし、DIY施工には時間と労力がかかることも理解しておく必要があります。米国の統計では、平均サイズの庭で芝生を施工するのに約40時間の作業時間が必要とされています。特に広い庭の場合は、数日から1週間程度の作業期間を確保する必要があるため、スケジュール管理も重要なポイントです。
天然芝と人工芝のコスト比較
芝生施工を検討する際、まず選択すべきは天然芝にするか人工芝にするかという点です。それぞれにメリット・デメリットがあり、費用面でも大きく異なります。

天然芝のコスト
天然芝のDIY施工の場合、材料費は1㎡あたり約6,000円前後が相場です。初心者必見!庭の芝生張りを成功させるコツと費用の抑え方によると、芝生本体の価格は1,500~3,000円/㎡が平均的で、これに土壌改良材や砂、肥料などの資材が加わります。一方、業者に依頼した場合は施工費込みで3,000~6,000円/㎡が相場となります。
天然芝は初期費用が比較的安価で、自然な質感と踏み心地が得られる点が魅力です。ただし、継続的な水やり、芝刈り、雑草対策などのメンテナンスコストが発生することを考慮する必要があります。
人工芝のコスト
人工芝をDIYで施工する場合、1㎡あたり3,000円~5,500円が目安となります。人工芝DIYの費用を完全公開のデータでは、人工芝本体に加えて防草シートが必須となるため、総額で4,000~6,000円/㎡程度が相場とされています。業者依頼の場合は5,000~12,000円/m²程度となり、やはりDIYの方が大幅に安価です。
人工芝の最大のメリットは、一度施工すれば長期間メンテナンスフリーで美しい緑を保てる点です。水やりや芝刈りの必要がなく、年間を通じて緑の景観を楽しめます。ただし、初期投資は天然芝より高額になる傾向があります。
コスト比較表
| 項目 | 天然芝(DIY) | 天然芝(業者) | 人工芝(DIY) | 人工芝(業者) |
|---|---|---|---|---|
| 材料費/施工費 | 1,500~3,000円/㎡ | 3,000~6,000円/㎡ | 3,000~5,500円/㎡ | 5,000~12,000円/㎡ |
| 追加資材費 | 約3,000円/㎡ | 込み | 約1,000円/㎡ | 込み |
| 年間維持費 | 高(水道代、肥料代) | 高(水道代、肥料代) | ほぼゼロ | ほぼゼロ |
| 耐用年数 | 永続的(要メンテ) | 永続的(要メンテ) | 7~10年 | 7~10年 |
DIY施工に必要な道具と資材
芝生施工を成功させるには、適切な道具と資材を揃えることが重要です。必要なものを事前にリストアップし、計画的に準備しましょう。

基本的な道具
スコップ、レーキ、ローラー、散水ホース、メジャー、軍手などが基本セットとなります。How Much Does Grass Installation Costによると、これらの基本道具一式を新規購入する場合、330~420ドル程度の投資が必要とされています。ただし、家庭に既にある道具を活用すれば、この費用は大幅に削減できます。
特殊な道具としては、土壌を平らにするためのタンパー(転圧機)や、既存の芝生を剥がす場合は芝生カッターなどがあります。これらは購入すると高額ですが、ホームセンターでレンタルサービスを利用すれば、1日あたり50~100ドル程度でレンタル可能です。
天然芝施工に必要な資材
天然芝の施工には、芝生本体のほか、目土(芝生の上に撒く土)、砂、堆肥、肥料などが必要です。また、雑草対策として除草剤や防草シートを使用することもあります。土壌改良が必要な場合は、赤玉土や腐葉土なども追加で購入する必要があります。
芝生本体は、高麗芝や姫高麗芝などの暖地型芝生が日本では一般的です。ホームセンターやガーデニング専門店で、マット状になった芝生を購入できます。価格は品質や時期によって変動するため、複数の店舗で比較検討するとよいでしょう。
人工芝施工に必要な資材
人工芝の施工では、人工芝本体、防草シート、固定用のピンまたは接着剤、ジョイントテープ(複数枚をつなぐ場合)などが必要です。防草シートは必須で、これを省略すると雑草が人工芝の隙間から生えてきてしまいます。
人工芝の品質は価格に大きく反映されます。安価な製品は耐久性が低く、見た目も不自然になりがちです。庭を芝生にする費用は?天然芝・人工芝の違いなど費用を抑えるコツをご紹介では、長期的なコストパフォーマンスを考えると、ある程度品質の高い製品を選ぶことが推奨されています。
DIY芝生施工の手順(天然芝編)
天然芝の施工は、下地づくりが成功の鍵を握ります。手順を一つずつ丁寧に進めていきましょう。

ステップ1:計画と準備
まず、芝生を張る面積を正確に測定します。これにより必要な芝生の量や資材の量が計算できます。面積は「縦(m)×横(m)」で算出し、少し余裕を持って10~15%多めに購入すると安心です。
施工に適した時期も重要です。暖地型芝生(高麗芝など)は春から初夏(4~6月)が最適で、この時期に植えると根付きやすくなります。また、施工の1~2週間前から天気予報をチェックし、雨が続かない期間を選びましょう。
ステップ2:整地と土壌改良
既存の雑草や古い芝生がある場合は、根ごと除去します。スコップで深さ5~10cm程度掘り起こし、石や根、ゴミなどを取り除きます。庭を芝生にする費用相場はいくら?業者は?安くするコツ3つによると、下地づくりで凸凹ができると、後でガタガタな芝生になってしまうため、ここでの作業が最も重要とされています。
土壌を平らにしたら、堆肥や腐葉土を混ぜ込んで土壌改良を行います。水はけの悪い粘土質の土壌の場合は、川砂を混ぜることで排水性を改善できます。レーキで表面を平らにし、ローラーで軽く転圧して地面を固めます。
ステップ3:芝生の張り付け
芝生マットを並べていきます。張り方には「ベタ張り」(隙間なく敷き詰める)、「目地張り」(3~5cmの隙間を開ける)、「市松張り」(市松模様に配置)などがありますが、初心者にはベタ張りがおすすめです。
芝生を並べる際は、継ぎ目が十字にならないようレンガ積みのようにずらして配置します。端の部分は芝生カッターやハサミでカットして調整します。全て並べ終えたら、目土を芝生の隙間と表面に薄く撒き、ホウキやレーキで均等に広げます。
ステップ4:初期管理
芝生を張った後は、ローラーで上から転圧し、芝生と土を密着させます。その後、たっぷりと水やりを行います。最初の2週間は毎日水やりを続け、土が乾かないように管理します。
初心者必見!庭の芝生張りを成功させるコツと費用の抑え方では、芝生を張ってから根が張るまでには2週間~1か月ほどかかり、根付くまでは芝の上を歩かない、水を切らさないことが重要と指摘されています。この初期管理を怠ると、せっかく張った芝生が枯れてしまう原因になります。
DIY芝生施工の手順(人工芝編)
人工芝の施工は天然芝と比べて根付かせる必要がないため、作業後すぐに使用できる点が魅力です。

ステップ1:下地準備と整地
天然芝と同様に、まず施工面積を測定し、必要な人工芝と資材の量を計算します。既存の雑草や芝生を除去し、石やゴミを取り除いて地面を平らにします。人工芝は下地の凹凸が目立ちやすいため、特に丁寧に整地することが重要です。
水はけを考慮して、わずかに傾斜をつけることも検討しましょう。水たまりができやすい場所では、排水性を高めるために砂を敷き詰めることもあります。
ステップ2:防草シートの施工
防草シートは人工芝施工において必須の工程です。防草シートを敷かないと、人工芝の隙間から雑草が生えてきて、せっかくの景観が台無しになってしまいます。
防草シートは地面全体に隙間なく敷き詰めます。複数枚をつなぐ場合は、10cm程度重ね合わせて配置します。シートがずれないようピンで固定し、端の部分は余裕を持たせてカットします。
ステップ3:人工芝の敷設と固定
人工芝を広げ、位置を調整します。このとき、芝の目の向きを揃えることで、より自然な仕上がりになります。端の部分はカッターで切り揃えますが、人工芝は厚みがあるため、下にカッティングマットを敷くと切りやすくなります。
複数枚の人工芝をつなぐ場合は、ジョイントテープと接着剤を使用します。継ぎ目が目立たないよう、芝の目の向きを合わせて丁寧に接着します。全体が配置できたら、固定用のピンを20~30cm間隔で打ち込み、人工芝をしっかり固定します。
ステップ4:仕上げ作業
人工芝を敷き終えたら、ブラシやレーキで芝の毛を立ち上げます。これにより、より自然な見た目になり、踏み心地も向上します。端の処理には専用のエッジ材を使用すると、きれいに仕上がります。
人工芝の施工は天然芝よりも短時間で完了し、施工後すぐに使用できるため、週末のDIYプロジェクトとして取り組みやすい利点があります。
失敗しないためのポイントと注意点
DIY芝生施工でよくある失敗例と、それを避けるためのポイントを紹介します。

下地づくりを妥協しない
最も多い失敗は、下地の準備を十分に行わないことです。地面が平らでないと、天然芝の場合は水たまりができて根腐れの原因になり、人工芝の場合は凹凸が目立って見た目が悪くなります。庭を芝生にする費用相場はいくら?業者は?安くするコツ3つでも、下地づくりの重要性が繰り返し強調されています。
時間がかかっても、レベルを使って水平を確認しながら、丁寧に整地作業を行いましょう。必要に応じて、土を足したり削ったりして調整します。
適切な時期に施工する
天然芝の場合、施工時期を誤ると根付きが悪くなります。暖地型芝生は気温が高く成長が活発な春から初夏が適期です。真夏や真冬の施工は避けましょう。また、雨が多い時期も土がぬかるんで作業しにくくなるため、天候を考慮してスケジュールを組むことが大切です。
人工芝は季節を選びませんが、雨の日は避けた方が作業しやすいでしょう。また、気温が低すぎると接着剤の効果が低下することがあるため、メーカーの推奨温度を確認してください。
初期管理を徹底する
天然芝の場合、施工後の初期管理が成功を左右します。根付くまでの2~4週間は、毎日水やりを行い、芝生の上を歩かないようにしましょう。ペットや子どもがいる家庭では、立ち入り禁止の柵を設置することも検討してください。
水やりは朝か夕方の涼しい時間帯に行い、芝生全体にたっぷりと与えます。真夏の昼間に水やりをすると、水滴がレンズの役割を果たして葉が焼ける原因になるため注意が必要です。
面積に応じた計画を立てる
広い庭の場合、すべてをDIYで行うのは現実的でないこともあります。体力や時間に限界がある場合は、無理をせず一部だけをDIYにする、または業者に依頼することも選択肢に入れましょう。
小さな面積(10~20㎡程度)であれば、初心者でも週末の2日間程度で完成させることが可能です。まずは小規模から始めて、経験を積んでから大きなプロジェクトに挑戦するのもよい方法です。
まとめ:DIY芝生施工で理想の庭を実現しよう
DIYでの芝生施工は、適切な準備と手順を踏めば、初心者でも十分に成功できるプロジェクトです。天然芝の場合は1㎡あたり約6,000円、人工芝の場合は3,000~5,500円程度のコストで、業者依頼の3分の1以下の費用で美しい芝生の庭を実現できます。
成功の鍵は、下地づくりを丁寧に行うこと、適切な時期に施工すること、そして天然芝の場合は初期管理を徹底することです。道具や資材を計画的に準備し、時間に余裕を持ってプロジェクトに取り組みましょう。
芝生を張った後は、芝生の手入れと管理の完全ガイドを参考に、適切なメンテナンスを続けることで、長く美しい芝生を楽しむことができます。また、芝生以外のガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドや造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドも参考にして、トータルな庭づくりを楽しんでください。
理想の緑の庭を、あなた自身の手で作り上げる喜びを、ぜひ体験してみてください。





