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ハオルチアの育て方と人気品種の紹介

2026年2月6日

ハオルチアの育て方と人気品種の紹介

ハオルチアの基本的な育て方から人気品種、植え替え、増やし方まで徹底解説。オブツーサや十二の巻など人気品種の特徴、水やりのコツ、よくあるトラブル対処法を紹介。初心者でも失敗しないハオルチア栽培の完全ガイドです。

ハオルチアの育て方と人気品種の紹介

ハオルチアは南アフリカ原産の多肉植物で、透明感のある美しい葉が特徴です。150種以上もの豊富な品種があり、小型でスペースを取らないため、室内栽培に最適な植物として人気を集めています。本記事では、ハオルチアの基本的な育て方から人気品種、栽培のコツまで詳しく解説します。

ハオルチアとは?その魅力と特徴

ハオルチアは多肉植物の一種で、葉先にある「窓」と呼ばれる透明な器官が最大の特徴です。この窓から光を取り込み、効率的に光合成を行う仕組みになっており、独特の美しさを生み出しています。

ハオルチアは大きく「軟葉系」と「硬葉系」の2種類に分類されます。軟葉系は丸みを帯びた柔らかい葉を持ち、透明感が高いのが特徴です。一方、硬葉系は硬く鋭い形の葉をしており、縞模様や突起を持つ品種が多く見られます。

米国ウィスコンシン大学の園芸情報によると、ハオルチアは個々の株が直径1~3インチ(約2.5~7.5cm)と小さく、4~5インチの鉢に数十株のコレクションを収めることができるため、限られたスペースでも多様な品種を楽しめる点が人気の理由とされています。

さらに、ハオルチアはペットや人間に無毒であるため、家庭で安全に栽培できる観葉植物として注目されています。

人気のハオルチア品種トップ5

ハオルチアには数多くの魅力的な品種がありますが、特に人気の高い品種を紹介します。

人気のハオルチア品種トップ5 - illustration for ハオルチアの育て方と人気品種の紹介
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1. ハオルチア・オブツーサ(雫石)

軟葉系の代表格で、ぷっくりとした透明感のある葉が特徴です。別名「雫石(しずくいし)」とも呼ばれ、光に透かすと葉の内部が見える美しさが人気を集めています。初心者にも育てやすく、ハオルチアの人気ランキングでは常に上位にランクインしています。

2. ハオルチア・十二の巻

硬葉系の人気No.1品種で、白い横縞が葉に入る姿が特徴的です。コンパクトでかわいらしい見た目から、室内のインテリアとして高い人気を誇ります。丈夫で育てやすく、初心者の最初のハオルチアとしておすすめです。

3. ハオルチア・レツーサ

軟葉系のスタイリッシュな品種で、葉先がとがった形状が印象的です。透明度が高く、光の当たり方で表情が変わる美しさを楽しめます。

4. ハオルチア・ビスコーサ

硬葉系の品種で、濃い緑色の艶やかな葉が特徴です。葉の表面に白い突起があり、独特の質感を持っています。

5. ハオルチア・竜鱗(りゅうりん)

硬葉系のレア品種で、葉の表面に鱗のような模様が入る美しい品種です。コレクターの間で人気が高く、独特の存在感があります。

ハオルチアの基本的な育て方

ハオルチアは比較的育てやすい多肉植物ですが、いくつかのポイントを押さえることで、より健康に美しく育てることができます。

ハオルチアの基本的な育て方 - illustration for ハオルチアの育て方と人気品種の紹介
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置き場所と日光管理

ハオルチアは直射日光を嫌い、明るい間接光を好みます。室内で育てる場合は、カーテン越しの柔らかい光が当たる場所が理想的です。NHK出版の育て方ガイドでは、レースのカーテン越しの光が当たる窓辺が最適とされています。

直射日光に長時間当てると葉焼けを起こし、茶色く変色してしまうことがあります。また、完全な日陰では徒長(間延び)してしまうため、適度な明るさが重要です。

温度管理

ハオルチアは10~25℃の範囲でよく育ちます。冬場は5℃以下にならないよう注意が必要です。寒さには比較的弱いため、冬季は室内の暖かい場所で管理しましょう。

水やりのコツ

ハオルチア栽培の最も重要なポイントは水やりです。初心者向けハオルチア育て方ガイドによると、過湿に非常に弱く、根腐れしやすいため、土が完全に乾いてから水を与えることが大切です。

春と秋の成長期は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。夏は休眠期に入るため、水やりを控えめにし、月に1~2回程度で十分です。冬も生育が緩やかになるため、月に1回程度に減らします。

水やりの頻度は環境によって異なりますが、土づくりの基礎を理解し、水はけの良い用土を使用することが成功の鍵となります。

用土と肥料

ハオルチアには、水はけの良い多肉植物専用の用土を使用します。市販の多肉植物用培養土でも良いですし、赤玉土、鹿沼土、腐葉土を5:3:2の割合で混ぜた配合土も適しています。

肥料は春と秋の成長期に、薄めた液体肥料を月に1回程度与えます。肥料の与えすぎは逆効果なので、控えめが基本です。

ハオルチアの植え替えと増やし方

植え替えのタイミングと方法

ハオルチアは1~2年に1回の頻度で植え替えを行います。多肉植物の育て方専門サイトによると、5月または9月の成長期に入る直前が最適なタイミングです。

植え替えの手順:

  1. 株を鉢から取り出し、古い土を丁寧に落とす
  2. 傷んだ根や黒くなった根を清潔なハサミで切り取る
  3. 新しい用土を使い、一回り大きな鉢に植え付ける
  4. 植え替え後は1週間ほど水やりを控え、根を落ち着かせる

株分けでの増やし方

ハオルチアは株元から子株(オフセット)を出すため、株分けで簡単に増やすことができます。植え替え時に子株を親株から切り離し、別の鉢に植え付けます。World of Succulentsの育て方ガイドでは、子株が親株の3分の1程度のサイズになったら分けるのが適切とされています。

葉挿しも可能ですが、株分けの方が確実で成功率が高いため、初心者には株分けをおすすめします。

ハオルチア栽培でよくあるトラブルと対処法

根腐れ

最も多いトラブルが根腐れです。水のやりすぎや水はけの悪い用土が原因です。葉がぶよぶよになり、黄色く変色してきたら根腐れのサインです。

ハオルチア栽培でよくあるトラブルと対処法 - illustration for ハオルチアの育て方と人気品種の紹介
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対処法:

  • 腐った根を切り取り、新しい用土に植え替える
  • 水やり頻度を減らし、土がしっかり乾くのを待つ
  • 風通しの良い場所に置く

葉焼け

直射日光に当てすぎると、葉が茶色く変色します。一度葉焼けした部分は元に戻らないため、予防が重要です。

対処法:

  • 直射日光が当たらない場所に移動する
  • レースカーテン越しの光に調整する

徒長(間延び)

日光不足で茎が伸び、葉と葉の間隔が広がる現象です。見た目が悪くなり、株が弱ってしまいます。

対処法:

  • より明るい場所に移動する
  • 徒長した部分は切り戻し、仕立て直す

害虫

病害虫対策として、ハオルチアにはカイガラムシやアブラムシが発生することがあります。発見したら早めに歯ブラシなどで取り除き、必要に応じて薬剤を使用します。

ハオルチアの品種選びのポイント

ハオルチアを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。

選び方のポイント軟葉系硬葉系
透明感・窓の美しさ◎ 高い透明感を楽しめる△ 透明感は少ない
育てやすさ○ やや繊細◎ 丈夫で初心者向き
見た目の印象ぷっくり、かわいいシャープ、クール
人気品種オブツーサ、レツーサ十二の巻、ビスコーサ
置き場所明るい室内明るい室内

初心者には、丈夫で育てやすい硬葉系の「十二の巻」がおすすめです。透明感を楽しみたい方は、軟葉系の「オブツーサ」から始めると良いでしょう。

ダイソーやホームセンターで購入する際は、葉の色が鮮やかで、ハリがあり、病害虫がついていない健康な株を選びましょう。

まとめ:ハオルチアで始める多肉植物ライフ

ハオルチアは、その美しさと育てやすさから、多肉植物初心者にもおすすめの植物です。小型で場所を取らず、ベランダや小スペースでのガーデニングにも最適です。

基本的な育て方のポイントをまとめると:

  • 明るい間接光の場所で育てる
  • 水やりは控えめに、土が乾いてから
  • 10~25℃の適温を保つ
  • 1~2年に1回植え替える
  • 過湿を避け、水はけの良い用土を使う

GreenSnapのハオルチア品種図鑑では、さらに多くの品種が紹介されているので、お気に入りの品種を見つけてコレクションを楽しむのも良いでしょう。

ハオルチアの透明な窓から差し込む光の美しさは、見る者を魅了します。ぜひこの記事を参考に、ハオルチアの栽培にチャレンジしてみてください。観葉植物の育て方の基礎を理解すれば、さらに多くの植物を楽しむことができるようになります。

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