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多肉植物・サボテンの育て方完全ガイド

100均多肉植物の育て方と大きく育てるコツ

2026年2月6日

100均多肉植物の育て方と大きく育てるコツ

100円ショップで買える多肉植物を元気に大きく育てる方法を解説。ダイソー・セリアの多肉植物の選び方、購入後の植え替え、日光管理、水やりのコツ、季節ごとの管理方法まで、初心者でも失敗しない育て方を詳しく紹介します。

100均多肉植物の育て方と大きく育てるコツ

100円ショップで手軽に購入できる多肉植物は、初心者でも育てやすく、インテリアグリーンとして人気を集めています。ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100均では、エケベリアやセダムなどの人気品種が豊富に揃っており、運が良ければレア品種に出会えることも。しかし、100均の多肉植物を元気に大きく育てるには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。本記事では、100均多肉植物の選び方から育て方、大きく育てるコツまで、詳しく解説します。

100均多肉植物の特徴と選び方

100均の多肉植物は、一般的な園芸店で販売されている苗と比べて小ぶりですが、品質は決して劣りません。ダイソーやセリアでは、エケベリア属、セダム属、パキベリア属など、多様な種類が取り扱われています。選ぶ際には、下葉が枯れていないか、土に苔が生えていないかを確認しましょう。下葉の枯れや土の苔は根腐れのサインであり、避けるべきです。

100均多肉植物の特徴と選び方 - illustration for 100均多肉植物の育て方と大きく育てるコツ
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健康な株の見分け方として、葉が詰まって密集しているものを選ぶことが重要です。逆に、葉が疎らで茎が細長く伸びているものは、「徒長(とちょう)」と呼ばれる日光不足の状態にあります。徒長した株は弱々しく、その後の成長も遅れがちです。100均の店内は空調管理された室内環境のため、購入時点で既に徒長している株も少なくありません。可能な限り、葉がしっかり詰まった元気な株を選びましょう。

多肉植物・サボテンの育て方完全ガイドでは、多肉植物全般の基礎知識を詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

購入後すぐにやるべき3つのこと

100均で多肉植物を購入したら、まず以下の3つの処置を行うことが成功の鍵です。

購入後すぐにやるべき3つのこと - illustration for 100均多肉植物の育て方と大きく育てるコツ
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1. 日光への順化

100均の多肉植物は室内の蛍光灯下で管理されているため、いきなり屋外の直射日光に当てると葉焼けを起こす危険があります。購入後1週間は半日陰(軒下や明るい日陰)で管理し、徐々に日光に慣らしましょう。この順化期間を経ることで、葉焼けを防ぎ、健康な株に育てることができます。

2. 土の状態チェックと植え替え

100均の多肉植物はココピート(ヤシ殻繊維を粉砕した土)に植えられていることが多く、この土は吸水性・保水性が高すぎるため、多肉植物には不向きです。過湿状態が続くと根腐れを起こしやすくなります。購入後1週間ほど経ち、土が完全に乾いたタイミングで、水はけの良い多肉植物専用の土に植え替えることを強くおすすめします。

植え替えの際は、古い土を丁寧に落とし、根をチェックして黒く腐った根があれば取り除きます。新しい鉢は、根が収まる程度の小さめのサイズを選び、必ず鉢底に穴のあるものを使用しましょう。土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドでは、土選びの基本を学べます。

3. 水やりの見極め

多肉植物の失敗で最も多いのが過湿による根腐れです。購入直後は、土が完全に乾くまで水やりを控えます。100均の土(ココピート)は乾きにくいため、指で土を触って確認し、カラカラに乾いてから初めて水を与えましょう。

100均多肉植物を大きく育てる5つのコツ

小さな100均多肉を立派に大きく育てるためには、以下の5つのポイントを実践しましょう。

100均多肉植物を大きく育てる5つのコツ - illustration for 100均多肉植物の育て方と大きく育てるコツ
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1. 十分な日光を確保する

多肉植物は1日6時間以上の日光を必要とします。室内の窓辺では光量が不足しがちなので、春と秋は屋外の日当たりの良い場所、夏は明るい半日陰、冬は室内の最も明るい場所に置きましょう。日光が十分に当たると、葉が厚くなり、色も鮮やかになります。徒長を防ぐためにも、日光管理は最重要です。

2. 鉢底から水やりする

通常の水やりは土の上から行いますが、鉢底から水を吸わせる「底面給水」を併用すると、根が水を求めて下に向かって伸びるため、根張りが良くなり、株全体が大きく強く育ちます。月に1〜2回、受け皿に水を張り、鉢底から水を吸わせる方法を試してみましょう。ただし、長時間浸けっぱなしにせず、30分程度で引き上げます。

3. 春秋の成長期に肥料を与える

多肉植物は基本的に肥料をあまり必要としませんが、春から秋の成長期に10-10-10の液体肥料を半分に希釈して月1回程度与えると、成長が促進されます。特に、植え替え後の成長期に薄い液肥を与えると、根の張りが良くなり、葉数も増えて大きく育ちます。ただし、冬型種は夏に休眠するため、夏場の施肥は避けます。

4. 適切なサイズの鉢を選ぶ

鉢が大きすぎると土が乾きにくくなり、根腐れのリスクが高まります。逆に小さすぎると根詰まりを起こし、成長が止まります。根が鉢の底から少し見える程度のサイズがベストです。1年に1回、春か秋の成長期に一回り大きな鉢へ植え替えることで、順調に大きく育ちます。

5. 生育型を理解して水やりを調整する

多肉植物には春秋型・夏型・冬型の3つの生育型があり、それぞれ成長する季節が異なります。例えば、エケベリアは春秋型なので、春と秋にしっかり水を与え、夏と冬は控えめにします。セダムも春秋型が多いですが、品種によって異なる場合もあります。購入時に品種を調べ、生育型に合わせた水やりを心がけましょう。

観葉植物・インドアグリーンの育て方完全ガイドでも、室内での植物管理のコツを紹介しています。

100均で揃う多肉植物栽培グッズ

100均では多肉植物本体だけでなく、栽培に必要な道具もほぼすべて揃います。以下のアイテムを活用しましょう。

アイテム用途おすすめポイント
多肉植物専用の土植え替え用水はけが良く、初心者でも失敗しにくい
小型プラ鉢・陶器鉢植え替え寄せ植えサイズやデザインが豊富で選びやすい
鉢底ネット鉢底石排水性向上根腐れ防止に必須
スプーン・ピンセット土入れ・植え付け小さな株の扱いに便利
ハサミ剪定・整理枯れ葉や徒長した茎のカット用
霧吹き葉水乾燥防止や清掃に役立つ

ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドでは、限られたスペースでの栽培術を紹介しています。

よくあるトラブルと対処法

葉がしわしわになる

水不足のサインです。土が完全に乾いている場合は、たっぷりと水を与えましょう。ただし、根腐れしている場合もしわしわになるため、土の湿り具合を確認してから水やりを判断します。

葉が黄色く透明になる

根腐れや過湿が原因です。すぐに土から抜き、腐った根を取り除いて新しい土に植え替えます。数日間は日陰で管理し、根が落ち着いてから徐々に日光に当てます。

茎が細長く伸びる(徒長)

日光不足が原因です。屋外の明るい場所に移動し、日照時間を増やしましょう。徒長した部分は、先端をカットして挿し芽にすることで、新しい株を増やすことも可能です。

虫が発生する

アブラムシやカイガラムシが発生した場合は、ピンセットで取り除くか、薄めた中性洗剤液を吹きかけて駆除します。予防のため、風通しの良い場所で管理しましょう。病害虫対策と防除の完全ガイドで詳しい対策を学べます。

100均多肉植物の増やし方

多肉植物は繁殖が容易で、葉挿しや挿し芽で簡単に増やせます。エケベリアやセダムなどは、健康な葉を1枚取って土の上に置いておくだけで、根が出て新しい株が育ちます。この方法を「葉挿し」と呼び、数週間から1ヶ月ほどで発根します。

挿し芽は、茎をカットして数日間乾燥させた後、土に挿す方法です。徒長した株の先端を切り取って挿し芽にすれば、形の良い新しい株を作れます。いずれの方法も、春か秋の成長期に行うと成功率が高まります。

季節ごとの管理ポイント

春(3〜5月)

多肉植物の成長期です。屋外の日当たりの良い場所で管理し、土が乾いたらたっぷり水を与えます。植え替えや株分け、葉挿しに最適な時期です。

夏(6〜8月)

夏型種(アロエ、カランコエなど)は成長しますが、春秋型・冬型種は休眠期に入ります。直射日光を避け、明るい半日陰で管理します。水やりは控えめにし、夕方の涼しい時間帯に行います。

秋(9〜11月)

再び成長期に入ります。春と同様に、屋外の日当たりで管理し、水やりを再開します。冬に備えて、株を充実させる重要な時期です。

冬(12〜2月)

冬型種(セネシオ、エケベリアの一部など)は成長しますが、多くの種類は休眠期です。室内の明るい窓辺で管理し、水やりはほぼ断ちます。月に1回、土の表面が湿る程度の軽い水やりで十分です。

季節の園芸カレンダー:月別・季節別ガイドでは、他の植物も含めた季節管理を学べます。

まとめ:100均多肉植物を元気に大きく育てよう

100均の多肉植物は、正しい知識と管理方法を実践すれば、立派に大きく育てることができます。購入後の植え替え、十分な日光、適切な水やり、そして生育型の理解が成功の鍵です。最初は小さな株でも、じっくりと時間をかけて育てることで、数ヶ月から数年後には見違えるほど大きく育ちます。

100円というお手頃価格で始められる多肉植物栽培は、園芸初心者にもおすすめです。失敗を恐れず、いろいろな品種に挑戦してみましょう。ガーデニング入門・基礎知識の完全ガイドも参考に、楽しいグリーンライフをスタートさせてください。

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