多肉植物のリース・壁掛けアレンジの作り方
2026年2月6日

多肉植物のリース・壁掛けアレンジの作り方を初心者向けに解説。100均グッズで簡単に作れる方法から、品種選び、管理のコツまで実践的なノウハウを紹介。立体的なグリーンインテリアを手作りして、おしゃれな空間を演出しましょう。
多肉植物のリース・壁掛けアレンジの作り方
多肉植物のリースや壁掛けアレンジは、お部屋に立体的なグリーンを取り入れられる人気のDIYプロジェクトです。通常の鉢植えとは異なる魅力があり、インテリアのアクセントとして注目を集めています。この記事では、初心者でも挑戦できる多肉リース・壁掛けの作り方から管理方法まで、実践的なノウハウを詳しく解説します。
多肉リース・壁掛けアレンジの魅力とは
多肉植物を使ったリースや壁掛けアレンジは、省スペースでありながら存在感のあるグリーンディスプレイを実現できます。近年、ミレニアル世代や集合住宅居住者を中心に、多肉植物・サボテンの育て方完全ガイドで紹介しているような小型の多肉植物が人気を集めており、市場は2025年で15億ドル、2033年までに年率7%成長で27億ドルに達すると予測されています。
壁掛けやリースなら、狭いスペースでも楽しめるだけでなく、水平面を占有しないため、ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドでも取り上げている限られた空間を最大限に活用できます。立体的なグリーンは空間に奥行きを与え、バイオフィリックデザインやミニマリストトレンドとも相性抜群です。
また、多肉植物は乾燥に強く手入れが比較的簡単なため、忙しい現代人のライフスタイルにもマッチします。週1回の霧吹きや月1回の水やりで十分で、観葉植物・インドアグリーンの育て方完全ガイドで紹介している他の植物と比べても管理が容易です。
リース・壁掛け用の多肉植物の選び方
成功するリース作りには、適切な品種選びが欠かせません。初心者には、茎が太くて丈夫なジェード(カネノナルキ)やセダム類がおすすめです。これらは茎が折れにくく、水苔や土台にしっかり挿せるため、作業がしやすくなります。

おすすめの多肉植物品種
| 品種名 | 特徴 | リース適性 |
|---|---|---|
| ジェード(カネノナルキ) | 茎が太く丈夫、入手しやすい | ★★★★★ |
| セダム類 | 小型で増えやすい、色彩豊か | ★★★★★ |
| エケベリア | ロゼット型で華やか、色鮮やか | ★★★★☆ |
| グラプトペタルム | 柔らかな色合い、育てやすい | ★★★★☆ |
| クラッスラ | 多様な形状、丈夫で長持ち | ★★★☆☆ |
| センペルビウム | 耐寒性が高い、屋外向き | ★★★☆☆ |
色やテクスチャーの異なる複数の品種を組み合わせることで、より魅力的なアレンジが完成します。明るい緑、シルバー、赤みがかった品種などを混在させると、視覚的に豊かな仕上がりになります。購入の際は、できれば同じサイズの苗を複数揃えると、統一感のあるリースが作れます。
挿し木や葉挿しで増やした苗を使えば、コストを抑えながらたくさんの多肉を用意できます。土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドで紹介している基本的な繁殖テクニックを活用してみましょう。
必要な材料と道具の準備
多肉リース作りに必要な材料は、ほとんどが100均やホームセンターで手に入ります。予算を抑えながらも本格的なリースが作れるのが魅力です。
基本材料リスト
リース土台関連:
- リース型ワイヤーフレーム(直径15〜25cm)または100均の水切りザル
- 水苔(乾燥タイプ)200〜300g
- 固まる土(ネルソルなど)またはリース専用培養土
- 麻ひもまたはワイヤー
植物関連:
- 多肉植物の苗またはカット苗 20〜40株
- 根付き苗と挿し穂を混ぜて使用可能
作業用具:
100均のザルを使う方法は特に初心者におすすめです。底の丸い部分がついているタイプを選ぶと、中心部がきれいな形に整います。セリアやダイソーで販売されている直径15cm程度のプラスチック製水切りザルが最適です。
基本のリース作り:ステップバイステップ
ここでは、100均ザルと固まる土を使った基本的なリース作りの手順を紹介します。この方法なら初心者でも失敗が少なく、確実に仕上げられます。

手順1:土台の準備
まず水苔を水でしっかりふやかします。乾燥水苔を大きめのボウルに入れ、たっぷりの水を加えて15〜20分放置します。十分に水を吸った水苔を軽く絞り、余分な水を切っておきます。
ザルまたはワイヤーフレームの底面に、水苔を厚さ2〜3cm程度に敷き詰めます。この水苔層が多肉の根を保護し、水分を保持する役割を果たします。しっかり押し込んで、隙間ができないようにしましょう。
手順2:固まる土の準備と充填
固まる土(ネルソル)を使う場合は、パッケージの指示に従って水で湿らせます。水分が多すぎると固まりにくいので、手で握って形が残る程度の湿り気が目安です。
水苔の上に固まる土を3〜4cm程度の厚さで盛ります。この時、リースの内側と外側の高さを均等にし、全体的に丸みを持たせると仕上がりがきれいです。中央部分は少しへこませて、後で植え付けやすくします。
手順3:多肉植物の植え付け
多肉植物の下葉を取り除き、茎を2〜3cm露出させます。この茎部分を土台に挿し込むため、十分な長さが必要です。葉を取り除いた部分は後で根が出てくるので、丁寧に処理しましょう。
ピンセットを使って、多肉を土台に挿し込んでいきます。リースの外周から始め、バランスよく配置します。色や形の異なる品種を交互に配置すると、視覚的に魅力的な仕上がりになります。隙間ができないよう、ぎっしりと植え込むのがポイントです。
手順4:仕上げと初期管理
すべての多肉を植え終えたら、霧吹きで全体に軽く水をかけます。この時、土が流れ出ないよう、優しく霧状にかけるのがコツです。固まる土を使った場合は、この水分で徐々に固まり始めます。
完成したリースは、風通しの良い明るい日陰で水平に置いたまま3週間程度管理します。この期間に根が張り、多肉が土台にしっかり固定されます。根付きが不十分なまま壁掛けにすると、植物が落ちてしまう可能性があるため、この初期管理は非常に重要です。
壁掛けアレンジの作り方とコツ
壁掛けタイプのアレンジは、リースとは少し異なるアプローチが必要です。垂直に設置するため、植物が落ちにくい工夫と、重力に配慮したデザインが求められます。

壁掛けフレームの準備
市販の壁掛け用多肉プランターを使うのが最も簡単ですが、額縁やシャドーボックスをDIYで改造する方法もあります。深さ5〜8cm程度の箱型フレームに、底面と背面を取り付け、前面に金網やメッシュを張ります。
この金網が多肉を支える役割を果たすため、目の細かい園芸用ネットやワイヤーメッシュを使用します。フレームの四隅には、壁掛け用のフックやワイヤーを取り付けておきます。
植え付けとレイアウトデザイン
フレーム内に水苔を詰め、その上に多肉用培養土または固まる土を充填します。この時、フレームを水平に置いた状態で作業するのが基本です。
多肉植物を配置する際は、上部には軽量で小型の品種、下部には根がしっかりした重めの品種を配置すると、安定感が増します。全体のバランスを見ながら、色彩や形状のコントラストを意識してレイアウトします。
植え付け後は、リースと同様に水平状態で3〜4週間管理します。根がしっかり張ったことを確認してから、徐々に角度をつけていき、最終的に垂直に設置します。
壁掛け設置時の注意点
壁掛けする場所は、明るい日陰で半日程度の日光が当たる場所が理想的です。直射日光が長時間当たる場所では、多肉が焼けたり色あせたりする可能性があります。特に室内の場合は、窓際の明るい場所を選びましょう。
設置する壁面は、水分に強い素材であることを確認します。水やりの際に壁が濡れる可能性があるため、外壁、フェンス、タイル張りの壁などが適しています。室内の石膏ボード壁に設置する場合は、防水シートを挟むなどの対策が必要です。
リース・壁掛けアレンジの管理と手入れ
完成したリースや壁掛けアレンジを長く美しく保つには、適切な管理が欠かせません。通常の鉢植えとは異なるポイントがいくつかあります。

水やりの方法とタイミング
週1回の霧吹きが基本的な水やり方法です。全体に均等に霧がかかるよう、30cm程度離れた位置からスプレーします。特に乾燥する冬場や、エアコンの効いた室内では、霧吹きの頻度を週2回に増やしてもよいでしょう。
月に1回程度は、リース全体を水に浸ける方法も効果的です。バケツや洗面器に水を張り、リースの水苔部分を5〜10分間浸します。この時、多肉の葉に水がかからないよう、水苔部分だけを浸けるのがコツです。浸した後は、余分な水を切ってから元の場所に戻します。
壁掛けタイプの場合は、一度外して水平にしてから霧吹きをかけ、水が切れてから再度設置すると、壁を濡らさずに済みます。
置き場所と日照管理
明るい日陰から半日陰が最適な環境です。直射日光が強すぎると葉焼けを起こし、逆に暗すぎると徒長(茎が間延びする)してしまいます。
室内の場合は、レースカーテン越しの窓際が理想的です。屋外に設置する場合は、午前中の柔らかい日光が当たり、午後は木陰になるような場所を選びます。季節の園芸カレンダー:月別・季節別ガイドでも解説していますが、季節によって日照の強さが変わるため、夏は遮光を強めに、冬は日当たりを確保するなど、調整が必要です。
植え替えと手入れ
リースや壁掛けアレンジは、通常1〜2年で植物が伸びすぎたり、バランスが崩れたりします。その際は、伸びた部分をカットして挿し直したり、全体を作り直したりすることで、再び美しい状態に戻せます。
伸びすぎた多肉は、先端から5〜7cm程度でカットし、1週間ほど切り口を乾かしてから、新しい隙間に挿し直します。取り除いた多肉は、新しいリース作りに使ったり、鉢植えにしたりできます。
定期的に枯れた葉を取り除き、虫がついていないかチェックします。病害虫対策と防除の完全ガイドで紹介しているように、早期発見・早期対応が健康な植物を維持する鍵です。
よくあるトラブルと対処法
多肉リース・壁掛けアレンジを楽しむ中で、いくつかのトラブルに遭遇することがあります。主なトラブルと対処法を知っておくと安心です。

多肉が落ちてしまう
根付きが不十分なまま壁掛けにしたり、水のやりすぎで土台が緩んだりすると、多肉が落ちることがあります。対処法としては、落ちた多肉を再度挿し直し、しばらく水平管理に戻します。また、茎を長めに残して深く挿し込むことで、安定性が増します。
固まる土を使っている場合は、追加で少量の固まる土を水で練り、隙間に補充することで補強できます。
徒長(間延び)してしまう
日照不足が原因で、茎が細く長く伸びてしまう現象です。置き場所をより明るい場所に移動させます。すでに徒長してしまった部分は、先端をカットして挿し直すことで、コンパクトな姿に戻せます。
室内管理の場合は、LED植物育成ライトを補助的に使用するのも効果的です。
葉が黄色くなる・落ちる
水不足または水のやりすぎが原因です。土台を触ってみて、完全に乾いているなら水不足、湿りすぎているなら過湿です。適切な水やりペースを見つけるため、最初は週1回から始め、植物の様子を観察しながら調整しましょう。
また、季節の変わり目には自然な葉の入れ替わりが起こります。下葉が少し黄色くなって落ちる程度なら、正常な現象です。
カビや害虫の発生
水苔にカビが生えた場合は、風通しが悪いことが原因です。置き場所を変更し、水やりを控えめにします。軽度のカビなら、歯ブラシなどで優しく取り除き、日光に当てることで改善します。
アブラムシやカイガラムシが発生した場合は、早めに手で取り除くか、薄めた食器用洗剤水をスプレーして対処します。ひどい場合は、病害虫対策と防除の完全ガイドで紹介している専用の薬剤を使用します。
まとめ:多肉リース・壁掛けアレンジを楽しもう
多肉植物のリースや壁掛けアレンジは、初心者でも挑戦しやすく、インテリアに個性的なアクセントを加えられる魅力的なDIYプロジェクトです。100均グッズを活用すれば低コストで始められ、自分だけのオリジナル作品を生み出せます。
成功のポイントは、適切な品種選び、しっかりした土台作り、そして根付くまでの初期管理です。特に植え付け後3週間の水平管理を守ることで、長持ちする美しいアレンジが完成します。
定期的な霧吹きと適切な日照管理を続ければ、何年もの間、立体的なグリーンを楽しめます。季節ごとに多肉の色が変化し、成長する姿を見守る楽しみも格別です。
さらに多肉植物について学びたい方は、多肉植物・サボテンの育て方完全ガイドもぜひご覧ください。また、限られたスペースでのガーデニングに興味がある方は、ベランダ・小スペースガーデニングの完全ガイドも参考になります。
あなたもぜひ、世界に一つだけの多肉リース・壁掛けアレンジを作って、グリーンのある暮らしを楽しんでください。





