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芝生の手入れと管理の完全ガイド

芝生の張り方と初期管理のポイント

2026年2月6日

芝生の張り方と初期管理のポイント

美しい芝生の庭を作るには、正しい張り方と初期管理が不可欠です。芝生を張る際には、適切な時期の選択、張り方の種類の理解、そして張った後の丁寧な管理が成功の鍵となります。本記事では、<a href="https://rpx.a8.net/svt/ejp?a8mat=45BP2Z+2BCPGY+2HOM+BWGDT&raku

芝生の張り方と初期管理のポイント

美しい芝生の庭を作るには、正しい張り方と初期管理が不可欠です。芝生を張る際には、適切な時期の選択、張り方の種類の理解、そして張った後の丁寧な管理が成功の鍵となります。本記事では、初心者でも失敗しない芝生の張り方と、健康な芝生を育てるための初期管理のポイントを詳しく解説します。

芝生を張るのに適した時期

芝生を張るのに最適な時期は、3月中旬から5月末頃です。この時期は気温が上昇し始め、芝生の根が活発に成長する時期であるため、定着率が高くなります。特に5月末までに張っておけば、その後は梅雨に入り頻繁に雨が降るため、水まきの手間が大幅に軽減されます。

北日本では4月以降がおすすめです。また、秋の9月から11月も芝生の張り時期として適していますが、冬が近づくため根の定着期間が短くなる点に注意が必要です。

芝生の手入れと管理の完全ガイドでは、年間を通じた芝生の管理方法について詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

芝生の張り方の種類と特徴

芝生の張り方には主に4つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。予算や仕上がりまでの期間、庭の状況に応じて最適な方法を選びましょう。

芝生の張り方の種類と特徴 - illustration for 芝生の張り方と初期管理のポイント
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張り方コスト完成までの期間特徴
ベタ張り高い短い(即日~)隙間なく並べるため雑草が生えにくく、すぐに美しい仕上がりになる
目地張り中程度中程度(2~3ヶ月)最も一般的な方法。芝の量は約8割で済む
市松張り低い長い(3~6ヶ月)1枚おきに張るため芝の量は約半分で済むが、完成まで時間がかかる
筋張り低い長い(4~8ヶ月)傾斜地に適している。細長く切った芝を横一列に並べる

ベタ張り

ベタ張りは、隙間なく切り芝を並べる方法です。芝生マットを多く用意する必要があるためコストは高くなりますが、張ったその日から美しい芝生の庭が完成します。雑草が生えにくく、雨水による土の流出も少ないため、メンテナンスが楽な方法です。

目地張り

目地張りは、切り芝の間に3~5cmの間隔を空けて張る方法で、最も一般的に採用されています。芝の量は約8割で済むため、コストを抑えつつも比較的早く仕上がります。目地部分は芝が横に成長して徐々に埋まっていきます。

ただし、十文字張り(目地を十字にクロスさせる張り方)は絶対に避けてください。雨水が目地に沿って流れやすくなり、目土が流れて芝生が剥がれる原因となります。

市松張り

市松張りは、1枚おきに芝生を張る方法です。芝の量が半分で済むため、広い面積に張る場合にはコストを大幅に削減できます。ただし、完成までに3~6ヶ月程度かかり、その間は雑草が生えやすいため、こまめな除草作業が必要です。

筋張り

筋張りは、5~10cm幅にカットした芝マットを横一列に並べる方法です。傾斜地でも張ることができるメリットがあり、土の流出を防ぐ効果もあります。ただし、完成までには半年以上かかることが多いです。

芝生を張る前の下地づくり

芝生の健康な成長には、排水性と保水性のバランスが取れた土壌が不可欠です。土壌環境が悪いと、芝生が健康に育たず枯れてしまう可能性が高くなります。

芝生を張る前の下地づくり - illustration for 芝生の張り方と初期管理のポイント
芝生を張る前の下地づくり - illustration for 芝生の張り方と初期管理のポイント

下地づくりの手順

  1. 土を掘り起こす:クワやスコップを使い、芝生を張るエリアを深さ20~30cm掘り起こして耕します。石や雑草の根などをしっかり取り除きましょう。
  1. 排水層を作る:掘り起こした部分に川砂などの水はけの良い砂を5cm程度敷き詰めます。これが排水層となり、水はけを良くします。
  1. 培養土を入れる:砂の上に養分を含み保水性のある培養土を2cm程度入れて、2層構造を作ります。これにより、排水性と保水性のバランスが取れた理想的な土壌が完成します。
  1. 地面を平らにする:トンボやレーキを使って、表面を平らに整えます。凹凸があると水が溜まったり、芝生が不均一に育ったりする原因になります。

土づくり・堆肥・肥料の基礎知識と実践ガイドでは、良質な土壌作りについてさらに詳しく解説しています。

芝生の張り方の実践手順

下地が完成したら、いよいよ芝生を張っていきます。芝生マットは購入後できるだけ早く、24時間以内に張るのが理想です。時間が経つと蒸れて品質が低下するため、購入する際は陳列棚の上の方にある新鮮なものを選びましょう。

芝生の張り方の実践手順 - illustration for 芝生の張り方と初期管理のポイント
芝生の張り方の実践手順 - illustration for 芝生の張り方と初期管理のポイント

張り方の手順

  1. 芝生を並べる:選んだ張り方(ベタ張り、目地張りなど)に従って、芝生マットを並べていきます。レンガを積むように、目地が一直線にならないよう互い違いに配置することが重要です。
  1. 芝生を圧着する:並べ終わったら、芝生の上から足で踏んでいきます。これにより、芝の根が土としっかり接触し、根付きやすくなります。大きめの板を置いてその上から体重をかける方法も効果的です。
  1. 目土を入れる:芝生の隙間や表面に、目土(粒のそろった細かい土や砂)を適量かぶせます。目土は芝の隙間を埋め、苗同士を一体化させて根付きを促進します。また、保水効果も高く、芝生の乾燥を防ぐ役割もあります。
  1. たっぷり水をやる:張り終わったら、すぐにたっぷりと水を与えます。土の表面が濡れる程度ではなく、土の深部まで水が浸透するようにしっかりと水やりをします。

造園・ガーデンデザインの基本と実践ガイドでは、庭全体のデザインと施工について学ぶことができます。

芝生を張った後の初期管理

芝生を張ってから最初の3ヶ月間は、根の定着期間として特に丁寧な管理が必要です。この期間の管理が不十分だと、芝が枯れたり、部分的に剥がれたりする原因となります。

芝生を張った後の初期管理 - illustration for 芝生の張り方と初期管理のポイント
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水やりの管理

張ってから3ヶ月程度は根の量が少ないため、頻繁な水やりが必要です。特に晴れた日が続く場合は、1日2回(朝と夕方)の水やりを行いましょう。土の表面が白く乾いてきたら、水やりのサインです。

梅雨時期であれば自然の雨で十分な場合も多いですが、長雨が続いた後に急に晴れた日は、土が乾きやすいため注意が必要です。根が十分に定着する2~3週間後からは、徐々に水やりの頻度を減らしていきます。

目土の追加

張ってから1~2週間後に、再度目土を追加することをおすすめします。初回の目土が雨で流れたり、芝が成長して隙間が目立ってきたりする場合があるためです。目土を追加することで、芝の密度が高まり、美しい芝生に仕上がります。

踏まない期間を守る

根が定着するまでの約2~3週間は、できるだけ芝生の上を歩かないようにしましょう。特に張りたての芝は、踏むことで根の定着が妨げられ、ズレたり剥がれたりする原因になります。

病害虫対策

梅雨時期には、キノコが発生したり、ラージパッチやさび病などの菌類による病気が発生しやすくなります。葉が変色したり、円形に枯れたりする症状が見られたら、早急に殺菌剤を散布しましょう。

また、芝食虫(スジキリヨトウやシバツトガなど)が発生することもあります。葉が食害されている場合は、適切な殺虫剤を使用して駆除します。

病害虫対策と防除の完全ガイドでは、芝生を含む植物全般の病害虫対策について詳しく解説しています。

初めての芝刈りのタイミング

芝生を張ってから、芝の高さが5~7cm程度になったら、初めての芝刈りを行います。通常、張ってから1~2ヶ月後が目安です。いきなり短く刈るのではなく、まずは3~4cm程度の高さに刈り揃えます。

芝刈りを行うことで、芝が横に這うように成長し、密度の高い美しい芝生に育ちます。芝刈り後は、必ず刈りカスを取り除きましょう。放置すると、芝の成長を妨げたり、病気の原因になったりします。

剪定・整枝の技術完全ガイドでは、植物の手入れの基本技術について学ぶことができます。

肥料の与え方

芝生を張ってから1ヶ月ほど経ち、根がしっかり定着したら、初めての施肥を行います。芝生専用の緩効性肥料を、製品の説明書に従った量を均一に散布します。

肥料を与えすぎると、葉が徒長(間延び)したり、病気にかかりやすくなったりするため、適量を守ることが重要です。施肥後は軽く水やりをして、肥料を土に浸透させます。

その後は、春から秋の成長期に月1回程度の施肥を行うのが基本です。冬季は芝の成長が止まるため、施肥は不要です。

よくある失敗とその対処法

芝が部分的に枯れる

原因:水不足、水のやりすぎ(過湿)、病気、肥料の与えすぎなどが考えられます。

対処法:まず、土の状態を確認します。乾燥している場合は水やりを増やし、過湿の場合は排水を改善します。病気の症状が見られる場合は、殺菌剤を散布します。

目地がなかなか埋まらない

原因:肥料不足、日照不足、土壌の質が悪いなどが考えられます。

対処法:適切な施肥を行い、芝の成長を促します。日陰が多い場所では、芝の成長が遅くなるため、日照を確保するか、耐陰性の高い芝生品種を選ぶことを検討します。

雑草が大量に生える

原因:目地が広すぎる、目土が不十分、芝の成長が遅いなどが考えられます。

対処法:こまめに雑草を抜き取ります。芝生用の除草剤を使用することもできますが、芝に影響がないか製品の説明をよく確認してから使用しましょう。

まとめ:成功する芝生張りのチェックリスト

美しい芝生の庭を作るために、以下のポイントを押さえましょう:

  • 適切な時期:3月中旬~5月末、または9月~11月
  • 張り方の選択:予算と完成までの期間を考慮して、ベタ張り、目地張り、市松張りから選ぶ
  • 下地づくり:深さ20~30cm掘り起こし、排水層と培養土の2層構造にする
  • 芝の選び方:新鮮な芝を選び、購入後24時間以内に張る
  • 圧着と目土:しっかり圧着し、目土を適量入れる
  • 初期管理:3ヶ月間は頻繁な水やり、2~3週間は踏まない
  • 病害虫対策:異常が見られたら早めに対処

これらのポイントを守ることで、初心者でも美しい芝生の庭を作ることができます。芝生の管理は最初の3ヶ月が最も重要ですが、その後は定期的な水やり、芝刈り、施肥を行うだけで、年中美しい緑の庭を楽しむことができます。

芝生の庭作りに挑戦して、家族や友人とゆったりとした時間を過ごせる素敵な空間を作りましょう。

参考リンク:

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