園芸用語
灰星病
別名: モモ灰星病 / brown rot / Monilinia brown rot
灰星病は、桃などの花や果実に感染し、成熟期の腐敗を引き起こす糸状菌性の病害。
定義
灰星病は、桃を含む核果類の花や果実に発生し、褐変と軟化、腐敗を進める糸状菌性の病害です。果実が熟す時期に目立ちやすく、傷口や病果が感染拡大の起点になるため、袋掛けだけでなく園内衛生と果実の観察を組み合わせて管理します。
主な兆候
- 果皮の褐色斑:小さな変色が広がり、果肉の軟化を伴います。
- 灰色から淡褐色の胞子塊:腐敗部の表面に輪状または不規則に現れます。
- ミイラ化した果実:腐敗果が乾いて枝に残り、翌期の感染源になります。
- 花や枝の症状:条件によって花腐れや枝枯れにつながることがあります。
管理の基本
発病果やミイラ果を見つけたら園外へ除き、果実同士が触れ合う過密着果を摘果で解消します。剪定で樹冠内部の風通しを確保し、作業中に果皮を傷つけないことも重要です。薬剤を使う場合は、桃に登録された製品のラベル、使用時期、回数を確認し、地域の防除暦に従います。
よくある誤解
- ❌ 袋を掛ければ灰星病を完全に防げる → ✅ 病果の除去、傷の回避、園内衛生も必要です。
- ❌ 腐った実を樹下へ落とせばよい → ✅ 感染源を残さないよう適切に処分します。