園芸用語
クリーピングタイム
別名: ワイルドタイム / ヨウシュイブキジャコウソウ / Thymus serpyllum / wild thyme / creeping thyme
地表を這って広がり、芳香のある葉と小花をつけるタイム類の多年草。
定義
クリーピングタイム(Thymus serpyllum)は、シソ科タイム属のほふく性多年草です。芳香のある細かな葉をつけ、茎を地表へ広げるため、庭では低いグランドカバーとして利用されます。
主な特徴
- 草姿:低い茎が横へ伸び、まとまりのあるマット状になります。
- 葉:小さく芳香があり、茎に密につきます。
- 花:茎の先に小花が集まり、開花期には面で色を見せます。
- 環境:日当たりと水はけのよい場所を基本とし、蒸れを避けます。
解説
クリーピングタイムは乾きやすい斜面、石組みの間、花壇の縁取りに向きます。ただし、粘土質で水が抜けにくい場所や、梅雨に株元が密閉される場所では傷みやすくなります。茶色い部分を見つけたときは、すぐに水不足と決めず、株元の湿り、茎の硬さ、緑の芽、季節を確認します。排水不良による根腐れが疑われる場合は、散水量より先に土と植え場所を見直します。
活用シーン
斜面の土留めを補助する植栽、ロックガーデン、通路沿いの縁取りに使えます。広がる範囲を限定したい場所では、境界を決め、花後や梅雨前に切り戻して株元へ光と風を入れます。