園芸用語
根腐れ
別名: 根の腐敗 / root rot
病原体や低酸素の影響で根組織が傷み、吸水機能が低下する状態の総称です。
定義
根腐れは、病原体が根系を侵して根組織を劣化させる病害の総称です。過湿そのものと同義ではありませんが、湿った土を好む病原体があり、排水不良や水のやりすぎが発生リスクを高めます。根が傷むと、土に水があっても吸収できず、地上部がしおれる場合があります。
主な症状
- 地上部:生長の停滞、しおれ、上部からの枯れ込み、黄葉または赤変が現れることがあります。
- 根:健康な根に比べ、褐色で柔らかい組織が見られます。
- におい:進行した鉢では、根域から腐敗臭やカビ臭が出る場合があります。
- 土:長く湿った状態や排水不良が背景にあることが多くあります。
関連する病原体
Wisconsin Horticultureは、根腐れに関わる代表例として水カビ類の Phytophthora 属と Pythium 属、真正菌の Rhizoctonia solani と Fusarium 属を挙げています。これらを外観だけで同定することは難しいため、被害が広がる場合や価値の高い株では、地域の園芸相談窓口や診断機関への相談が必要です。
確認と対応
鉢から抜いて確認できる場合、白または淡色で硬い根を残し、褐色・黒色で柔らかい根の範囲を見ます。軽い過湿で根が健全なら、すぐに植え替えるより給水停止と排水改善で様子を見る選択もあります。腐敗した根が多い場合は、清潔な道具で傷んだ部分を整理し、水はけのよい新しい用土と排水穴のある鉢へ移します。