園芸用語
ハイゴケ
別名: 這苔 / Hypnum moss
地表を這うように広がり、半日陰の苔庭で面をつなぎやすい苔です。
定義
ハイゴケは、茎が地表を這うように伸び、面状に広がる姿を楽しむ苔です。苔庭では石の間や樹木の根元など、半日陰で地表を連続して見せたい場所に使われます。日照と風通しが極端に外れると、乾燥または蒸れで傷みやすくなります。
環境の要点
- 光:直射日光が長く続く場所より、半日陰や木漏れ日のある場所へ合わせます。
- 水分:表面が乾き続けないようにしつつ、常時びしょびしょの状態は避けます。
- 通気:枝葉や落ち葉で覆われた状態を放置せず、苔の表面へ空気と光を通します。
- 接触:張るときは苔の裏面を整地した下地へ軽く押さえます。
苔庭での使い分け
ハイゴケは横へ広がる姿を生かし、広い面を柔らかくつなぐ用途に向きます。こんもりした塊の質感を作りたい場所ではホソバオキナゴケ、日差しが強い場所ではスナゴケの方が条件に合う場合があります。一種類で庭全体を覆うより、日照帯ごとに候補を分けます。
管理上の注意
落ち葉が重なると、光が遮られるだけでなく湿気がこもります。手で拾うか、苔を傷めない弱い風で早めに除去します。植え付け後は乾き方を毎日観察し、活着後は一律の回数ではなく、天候と苔の色を基準に水やりを調整します。