庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

水耕栽培

別名: ハイドロポニックス / hydroponics

土を使わず、植物の根へ水と養分を供給して育てる栽培方式。

定義

水耕栽培は、土を使わず、植物の根へ水と水に溶けた養分を供給して育てる栽培方式です。根を養液へ直接触れさせる方式のほか、根を支える補助的な培地を使う方式もあります。家庭の観葉植物だけでなく、葉物野菜やハーブの生産にも利用されます。

主な構成要素

  • 養液:水に必要な肥料成分を溶かし、根へ供給します。
  • 根域の酸素:根が呼吸できるよう、空気の層や循環を確保します。
  • 支持方法:植物体を固定する容器、ネットポット、補助培地などを使います。
  • 水質管理:養液の汚れや濃度の偏りを避けるため、交換や補充を行います。

ハイドロカルチャーとの関係

ハイドロカルチャーは、水耕栽培に近い土を使わない育て方ですが、一般にはハイドロボールなどの固体培地を容器へ入れ、培地の空隙から根へ水分と酸素を供給します。初心者が家庭で観葉植物を育てる場合、透明容器や水位計を使って水量を確認できる点が管理の手掛かりになります。

管理上の注意

根を水へ触れさせる栽培でも、酸素不足は根の傷みにつながります。水を満たせばよいわけではなく、方式に合った水位、空気の層、肥料濃度を守ることが重要です。土栽培から移す植物は環境変化で葉が黄変したり、しおれたりする場合があるため、移行後は根と葉の変化を観察します。