園芸用語
不完全変態
別名: 不完全変態昆虫 / hemimetabolism / incomplete metamorphosis
蛹の段階を経ず、卵から幼虫、成虫へと成長する昆虫の変態様式です。
定義
不完全変態とは、昆虫が蛹の段階を経ず、卵から幼虫、成虫へと成長する変態様式です。幼虫は小さく翅が未発達である点を除き、成虫と似た基本形を持つ場合が多く、脱皮を重ねて成虫になります。カマキリもこの成長様式です。
成長の流れ
- 卵:保護構造や植物上などで発生を始めます。
- 幼虫:脱皮を繰り返し、体が大きくなります。
- 成虫:翅や生殖器官が成熟し、繁殖します。
- 蛹がない:完全変態のチョウや甲虫と異なり、蛹期を挟みません。
観察での意味
不完全変態をする捕食性昆虫では、幼虫も成虫に似た生活場所で獲物を捕らえることがあります。カマキリは小さな幼虫期から捕食しますが、体の大きさに応じて対象となる獲物も変わります。成虫だけを益虫として見るのではなく、幼虫期の姿と働きを知ることが保全につながります。