園芸用語
卵鞘
別名: 卵嚢 / らんしょう / ootheca
カマキリなどが多数の卵を泡状または硬化した物質で包んだ保護構造です。
定義
卵鞘とは、カマキリなどが多数の卵を泡状の分泌物で包み、枝、茎、支柱などへ固定した保護構造です。内部の気泡と硬化した外側が、卵を衝撃や温度変化から守ります。種類によって大きさ、形、含まれる卵の数が異なります。
扱いの要点
- 付着場所で春まで残せるなら、無理に動かしません。
- 暖かい室内へ入れると、自然な時期より早く孵化するおそれがあります。
- 移動が必要な場合は、卵鞘だけをはがさず付着した枝ごと扱います。
- 剪定や清掃の前に位置を記録すると、誤って処分しにくくなります。
庭での観察
卵鞘から多数の幼虫が出ても、すべてがその庭で成虫になるわけではありません。孵化後は分散し、鳥やほかの捕食者に食べられ、同種間で共食いする場合もあります。卵鞘の数を防除効果へ単純に置き換えず、春以降の害虫と捕食者の動きを観察します。