園芸用語
植物の乳液
別名: 白い乳液 / ラテックス / plant latex / milky sap
植物組織が傷ついたときに流れ出る乳白色などの液体で、ユーフォルビアでは刺激性に注意が必要です。
植物の乳液
定義
植物の乳液(plant latex)は、茎や葉などの組織が傷ついたときに乳管から流れ出る液体です。ユーフォルビア属では白い乳液がよく見られ、皮膚や目を刺激することがあるため、分類の手掛かりであると同時に安全管理が必要な特徴です。
観察できる場面
- 剪定:枝や茎を切った断面から乳液がにじみます。
- 挿し木:挿し穂を切り取った直後に流れ出ることがあります。
- 植え替え:折れた根や茎から乳液が出る場合があります。
- 事故による損傷:転倒や接触で茎が傷ついたときにも見られます。
安全な扱い方
作業では手袋を着用し、乳液が皮膚・目・口へ触れないようにします。顔をこする前に手袋を外して手を洗い、使用した刃物も洗浄します。乳液を確認する目的だけで健康な株を故意に傷つける必要はありません。外観、刺座、花序、ラベルを先に確認するほうが植物への負担も小さくなります。
ユーフォルビアとの関係
多くのユーフォルビアは白い乳液を出しますが、乳液だけで種名まで決めることはできません。サボテンとの識別では、ユーフォルビア側の乳液と、サボテン側の刺座という別々の特徴を組み合わせます。剪定や挿し木を行う場合は、品種ごとの性質と安全上の注意を先に確認します。