園芸用語
ユーフォルビア
別名: トウダイグサ属 / Euphorbia / スパージ
トウダイグサ科ユーフォルビア属の植物群で、多肉型から草本・低木まで幅広い姿を含みます。
定義
ユーフォルビア(Euphorbia)は、トウダイグサ科ユーフォルビア属に分類される植物の総称です。小さな一年草、多年草、低木、樹木、多肉植物までを含む非常に多様な属で、園芸では草花型・低木型・多肉型を分けて扱うと性質を理解しやすくなります。
主な形態
- 草花型:一年草または多年草として育ち、葉や苞の色、花序を観賞します。
- 低木型:ハナキリンやポインセチアのように枝を伸ばし、成熟すると木質化します。
- 多肉型:茎に水分を蓄え、球形・柱形・塊根型・タコもの型など多様な姿になります。
- 葉の少ない型:乾燥環境に適応し、短命な葉と太い茎を持つものがあります。
多肉型の特徴
多肉型ユーフォルビアには、オベサのような球形、ホリダのような稜と刺状構造を持つ形、ソテツキリンのように太い幹の先へ葉を付ける形があります。外観がサボテンに似る種もありますが、分類上はサボテン科ではありません。刺座の有無、傷口から出る白い乳液、杯状花序という独特の花序が識別の手掛かりです。
花と果実
ユーフォルビアの花に見える部分は、複数の小さな雄花・雌花がまとまった杯状花序と、その周囲の苞で構成されます。個々の花は一般的な花びらを持たず、苞や腺体が送粉者を引き寄せる役割を担います。果実は成熟すると裂開して種子を放出するものがあります。
取り扱い上の注意
多くのユーフォルビアは、茎や葉を傷つけると白い乳液を出します。乳液は皮膚や目への刺激となり得るため、剪定・挿し木・植え替えでは手袋を着用し、子どもやペットが触れない場所で作業します。姿だけでサボテンと判断せず、品種名と管理方法を確認することも重要です。