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園芸用語

カマキリ

別名: 蟷螂 / 鎌切 / mantis / praying mantis

鎌状の前脚で生きた獲物を待ち伏せして捕らえる、カマキリ目の肉食性昆虫です。

定義

カマキリとは、カマキリ目(Mantodea)に属し、鎌状に発達した前脚で生きた昆虫や小動物を捕食する肉食性昆虫の総称です。植物上で動かずに獲物を待ち、近づいた対象を前脚で捕らえるため、庭では大型の捕食者として目立ちます。

生態の要点

  • 待ち伏せ型:葉や枝、花の近くで静止し、動く獲物を捕らえます。
  • 不完全変態:卵、幼虫、成虫の順に成長し、幼虫も成虫に似た姿で捕食します。
  • 広食性:害虫だけでなく、ハチ、チョウ、ハナアブ、ほかの捕食者を食べる場合があります。
  • 卵鞘で越冬:多数の卵は泡状の保護構造に包まれ、枝や茎などに固定されます。

庭での位置づけ

カマキリはバッタ、ガ、ハエなど、植物表面を動く比較的大きな獲物を捕らえる可能性があります。一方、幹の内部に潜る幼虫、硬い殻で固定されたカイガラムシ、葉の内部に隠れた幼虫には届きにくい捕食者です。特定害虫だけを選ばないため、害虫防除の主役ではなく、観察や物理的防除を補う一員として扱います。

卵鞘を見つけた場合

剪定や清掃で処分しないよう位置を記録し、可能なら付着した場所で春まで残します。移動が避けられない場合は卵鞘だけを無理にはがさず、付着した枝ごと扱う方法が傷を減らします。暖かい室内へ持ち込むと、餌が乏しい時期に孵化するおそれがあるため、自然な屋外環境を保ちます。