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園芸用語

原糸体

別名: げんしたい / プロトネマ / protonema

コケ植物の胞子が発芽した後に生じ、茎葉体へ発達する糸状または膜状の段階です。

定義

原糸体は、コケ植物の胞子が発芽した後、葉のある茎葉体が現れる前に形成される糸状または膜状の成長段階です。藻類の群体に似て見えることがあり、そこから一つ以上の茎が立ち上がって葉を展開します。

成長の流れ

  1. 胞子が発芽します。
  2. 糸状または膜状の原糸体が広がります。
  3. 原糸体から芽が生じ、茎葉体へ発達します。
  4. 成熟した配偶体から胞子体が伸び、新たな胞子を作ります。

苔庭との関係

苔を細かくしてまく「まき苔」は、完成した苔マットを張る方法より、面が埋まるまで長い時間を見込む必要があります。原糸体や新しい芽の段階では乾燥や表土の移動の影響を受けやすいため、短期間で見栄えを完成させたい場所には張り苔の方が判断しやすい方法です。

活用シーン

小面積をすぐ緑で覆う場合は張り苔、時間をかけて広い面へなじませる場合はまき苔というように、完成までの猶予と管理頻度で方法を分けます。原糸体を理解すると、まき苔が「細片を置いた直後に完成する施工」ではない理由を説明できます。