庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

バリ(刃物)

別名: かえり / 刃がえり / burr / バリ

刃物を研いだ際に刃先の反対側へめくれ出る薄い金属の突起。研ぎ上がりの目安になる。

定義

刃物のバリとは、研磨によって刃先の金属がごく薄く押し出され、研いだ面とは反対側へめくれてできる縁状の突起です。「かえり」「刃がえり」とも呼ばれます。これは新しい小さな刃や別のカッターが付いたものではなく、刃先が塑性変形して折れ曲がった状態です。研ぎが刃先まで届いたことを知る手掛かりにはなりますが、バリが残ったままでは先端が不安定で、切断中に倒れたり脱落したりして、切れ味が早く乱れる原因になります。

主な特徴

  • バリは刃線に沿って連続することも、一部だけに生じることもあり、大きさや出方は鋼材、刃角、研磨材、圧力によって変わります。
  • 強い力で研ぐほど良いバリになるわけではありません。大きくめくれたバリは刃先を過度に削った兆候になり、細い刃の形を崩すことがあります。
  • 片刃では主に研いだ面の反対側へ現れますが、両刃では研ぐ面を替えるとバリの向きも替わります。製品本来の刃付けに合う作業が必要です。
  • 加工一般でいうバリには切断面や穴の縁に残る突起も含まれますが、ここで扱うのは刃研ぎで刃先に生じる薄いかえりです。

園芸刃物の研ぎと確認

剪定ばさみを研ぐ前に、刃を清掃して欠け、亀裂、曲がり、支点の緩みを確認します。刃の構造は製品ごとに異なるため、両面を同じ角度で削るとは限りません。片刃の平らな面を大きく削ると、刃同士のかみ合わせや切り込みが変わることがあります。取扱説明書で研ぐ面と角度を確認し、刃を安定させ、刃先へ手を向けない姿勢で作業します。

砥石などで刃先まで均一に研げると、反対側に微細なバリが感じられることがあります。確認のために指を刃線に沿って滑らせるのは危険です。明るい場所で反射を観察し、必要なら安全を確保したうえで刃先から離れる向きに慎重に状態を確かめます。バリ取りは、元の刃形を変えない軽い仕上げとして行い、強く往復して新たな大きいバリを作らないようにします。仕上げ後はバリの残り、刃先の連続性、開閉の滑らかさを確認し、試し切りは刃に適した不要な植物材料で無理な力をかけずに行います。欠けや亀裂が深い場合、かみ合わせを調整できない場合は、研磨を続けず修理や交換を選びます。