園芸用語
サクランボ
別名: さくらんぼ / 桜桃 / オウトウ / cherry / cherry tree
生食用の甘果オウトウや加工向けの酸果オウトウなどを含む果樹で、品種によって受粉相手の要否が異なります。
定義
サクランボは、春に花を咲かせ、初夏を中心に果実を収穫するバラ科サクラ属の果樹です。日本で生食用に栽培されるものの多くは甘果オウトウに分類され、加工に使われる酸果オウトウや、暖地向けに流通する中国オウトウもあります。品種ごとに自家結実性、気候への適応、果実の性質が異なります。
主な種類
- 甘果オウトウ:佐藤錦、紅秀峰、紅きらり、ステラなどを含み、生食を主目的に選ばれます。
- 酸果オウトウ:酸味が強く、調理や加工との相性がよい種類です。
- 中国オウトウ:暖地桜桃として流通するものがあり、暑い地域で育てやすい一方、甘果オウトウとは果実の性質が異なります。
家庭栽培で確認すること
苗木を選ぶときは、品種名だけでなく、自家結実性、台木、成木時の大きさ、地域の気候を一組で確認します。自家不和合性の品種では、開花期と相性が合う別品種が必要です。自家和合性品種でも、日照、排水、訪花昆虫、開花期の天候が悪ければ、花が咲いても十分に実らないことがあります。
よくある誤解
- 「結実性が良い」は必ず自家結実するという意味:結実性の説明と、自分の花粉で結実できる自家和合性は別の性質です。
- 1本で実る品種なら管理は不要:受粉樹を省けても、裂果、鳥害、剪定、水分管理への対策は残ります。