園芸用語
リン酸第二鉄
別名: 燐酸第二鉄 / リン酸鉄 / iron phosphate
ナメクジ・カタツムリ用ベイト剤の有効成分として使われ、摂食後に消化組織へ作用する鉄のリン酸塩。
定義
リン酸第二鉄は、鉄、リン、酸素からなる化合物で、ナメクジ・カタツムリ用の粒状ベイト剤に使われる有効成分です。対象が粒を食べると消化組織へ作用し、食害を止めた後に隠れ場所へ戻るため、接触剤とは異なる使い方をします。
ベイト剤としての特徴
- 摂食型:対象が粒を食べることで作用するため、植物の周囲へ均一に配置します。
- 湿潤時にも使われる:製品によっては雨や湿気に強く、湿った時期の防除に向きます。
- 粒剤:吸い込みにくい形状ですが、散布時はラベル記載の保護と用量を守ります。
- 安全性の前提:低毒性とされる成分でも、ペットが袋や大量の粒を食べられる場所には置きません。
使用判断
リン酸第二鉄系ベイト剤は、夜間捕獲や環境整備だけでは被害が続くときの選択肢です。登録内容、対象作物、使用量、使用時期は製品ごとに確認し、自己流で量を増やしません。化学的防除だけに依存せず、隠れ場所の除去や水分管理と組み合わせることで、活動する個体と発生しやすい環境の両方へ対応できます。