庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

ナメクジ

別名: 蛞蝓 / slug

殻が退化した陸生の腹足類で、湿った庭や菜園で葉・花・幼苗を食害する生物。

定義

ナメクジは、殻が退化した陸生の腹足類です。乾燥を避けて日中は落ち葉、石、鉢の下などに隠れ、夜間や雨の後に活動して葉、花、幼苗、地面に近い果実を食害します。カタツムリとは殻の有無が目立つ違いですが、庭での被害と基本的な防除の考え方は共通します。

主な特徴

  • 活動環境:湿度が高く暗い場所を好み、乾燥時は隠れ場所へ退避します。
  • 繁殖:雌雄同体で、条件が整うと産卵とふ化が重なり、急に個体数が増えたように見えます。
  • 被害の痕跡:葉の不規則な穴、幼苗の欠損、光沢のある粘液跡が発見の手掛かりです。
  • 探索時間:夕方から夜、雨上がりは地表に出た個体を見つけやすい時間帯です。

防除での位置づけ

庭でのナメクジ防除は、一度の薬剤散布だけで終わらせず、隠れ場所の除去、夜間の捕殺、物理的バリア、必要時の専用ベイト剤を組み合わせます。特に落ち葉や放置資材を片づけ、過湿を減らす管理は、駆除後の再発を抑える土台になります。重曹や熱湯は見つけた個体への処置であり、発生源を減らす予防とは役割が異なります。