園芸用語
ヒメイワダレソウ(Phyla canescens)
別名: Phyla canescens / ヒメイワダレソウ / リッピア / Lippia canescens
日本でヒメイワダレソウやリッピアと呼ばれる、強いほふく性をもつクマツヅラ科の多年草。
ヒメイワダレソウ(Phyla canescens)
定義
ヒメイワダレソウ(Phyla canescens)は、南アメリカ原産とされるクマツヅラ科イワダレソウ属のほふく性多年草です。日本ではリッピアとも呼ばれ、低く広がる草姿、白色から淡い桃色の小花、踏圧への強さからグランドカバーに使われます。
主な特徴
- 広がり方:地表を走る茎の節が土に触れると発根し、新しい株として定着します。
- 日照:日向で花数と密度が上がり、日陰や湿地では花つきが落ち、茎が細くなる場合があります。
- 水分:定着後の地植えは降雨中心で管理できますが、植え付け直後は乾燥を避けます。
- 季節性:温暖地では常緑を保つ一方、寒冷地では地上部が枯れ込み、春に再び芽吹く場合があります。
庭での扱い
雑草の生育余地を減らせる反面、ほふく茎は花壇、舗装の隙間、敷地境界を越えて定着します。植え付け前に範囲を区切り、伸びた茎を刈るだけでなく、境界で発根した節を除去する管理が必要です。低い草花との混植や自然地に接する場所では、周囲を覆う性質と逸出リスクを考えて採否を決めます。
名称上の注意
園芸資料ではヒメイワダレソウを Phyla canescens とする記述のほか、Phyla nodiflora や旧属名 Lippia を使う表記も見られます。苗ラベルの学名と品種名を確認し、異なる系統の栽培情報を無条件に同一視しないことが大切です。
典拠
- ヒメイワダレソウ - Wikipedia — 分類、原産地、帰化と外来種上の位置づけ
- LOVEGREEN: ヒメイワダレソウの育て方・栽培方法 — 日照、水やり、冬越し、刈り込み