庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

シリカゲル

別名: 乾燥用シリカゲル / silica gel

花材の水分を吸着し、立体的な花の形と色を残しやすくする乾燥剤。

定義

シリカゲルは、水分を吸着する性質を利用して花材を乾燥させる粒状の乾燥剤です。花弁の間を粒で支えながら水分を抜けるため、自然乾燥では縮みやすい立体的な花や、形を正面から残したい花首に向きます。食品包装に入る小袋ではなく、花の乾燥用途に適した量と粒の製品を使います。

花を乾燥させる流れ

  • 花を整える:傷んだ花弁を除き、容器に収まる長さへ茎を切ります。
  • 粒で支える:容器の底にシリカゲルを敷き、花形を崩さないよう花弁の間へ少しずつ入れます。
  • 密閉する:容器を閉じ、花材の水分を吸着させます。
  • 取り出す:乾燥後は花を持ち上げ、柔らかい刷毛などで粒を落とします。

向く花・向かない使い方

ジニアやビオラなど、花首の形と色を残したい花に使いやすい方法です。一方、長い茎のまま大きなスワッグを作る用途には容器容量が足りず、自然乾燥の方が扱いやすい場合があります。花材を押し込んだり粒を一度にかけたりすると花弁が折れるため、少量ずつ支えることが重要です。

取り扱いの注意

乾燥剤は製品表示に従って扱い、子どもやペットの手が届かない場所で作業・保管します。作業後は花材に残った粒を丁寧に落とし、完成品を湿気の多い場所へ戻さないようにします。自然乾燥との優劣ではなく、残したい形と花材の水分量で方法を選びます。