園芸用語
幹焼け
別名: 樹皮の日焼け / 日焼け障害 / sunscald / sunburn
日陰にあった幹や枝の樹皮が急に強い日射へさらされ、損傷する状態です。
定義
幹焼けとは、それまで葉に遮られていた幹や主枝の樹皮が、剪定や枝折れによって急に強い日射へさらされ、表面の変色、ひび割れ、組織の傷みなどを起こす状態です。夏に樹冠を大きく開く剪定は、露出する樹皮を増やすため注意が必要です。
確認する要素
- 直前の剪定:大量の枝葉を除いた後に症状が出ていないか確認します。
- 日射方向:日中に強い光が当たる幹や主枝の面を観察します。
- 水分状態:乾燥や水切れが重なるときは、根元の土壌状態も確認します。
- 樹皮の変化:変色、割れ、浮きなどを継続して記録します。
予防と対応
予防の基本は、夏に幹を覆っていた葉を一度に取り過ぎないことです。透かし剪定では内部へ光を入れつつも、幹や太枝へ急に強い直射日光が当たらない葉量を残します。すでに大きく露出させた場合は追加の剪定を止め、土壌の乾燥を確認しながら樹木の変化を観察します。樹皮の損傷が広がる場合や高木では、樹木管理の専門家へ相談します。
よくある誤解
- ❌ 葉を減らすほど樹木は涼しくなる
- ✅ 葉は蒸散だけでなく幹の日陰もつくるため、過度な除去は逆効果になり得ます。
- ❌ 幹焼けは夏の気温だけで決まる
- ✅ 日射への急な露出、乾燥、剪定時期など複数の条件を合わせて判断します。