庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

トレリス

別名: 格子支柱 / つる植物用フェンス / trellis

つる植物を支え、枝葉を面状に配置するための格子状の園芸構造物です。

定義

トレリスは、つる植物や長い枝を持つ植物を支え、枝葉を垂直面へ広げる格子状の園芸構造物です。木製、金属製、樹脂製、ワイヤー式があり、植物の登り方、成株の重量、設置場所の風当たりに合わせて選びます。

選ぶ基準

  • 格子の細さ:クレマチスの葉柄や巻きひげが届き、巻きつける細さかを確認します。
  • 高さと幅:現在の苗ではなく、剪定後を含む成株の大きさに合わせます。
  • 耐荷重と固定方法:雨を含んだ葉や花の重さ、強風時の力を受けられる構造が必要です。
  • 壁との間隔:枝を通し、誘引や剪定の手を入れられる空間を確保します。

自立式は鉢や花壇へ設置しやすい一方、上部が重くなると倒れやすいため、脚を十分に固定します。壁面式は外壁へ植物を直接付着させずに管理できますが、固定金具の防水と点検が欠かせません。

設置と管理

植え付け後に大きな支柱を差すと根を傷めるため、トレリスは植え付け前または同時に設置します。最初のつるは扇形に分散させ、柔らかい園芸テープやひもで八の字に留めます。締めつけず、茎が太る余裕を残します。

生育期は固定部を定期的に確認し、食い込みや擦れがあれば結び直します。落葉期には枯れ葉と古い結束材を外し、腐食、ぐらつき、木材の傷みを点検します。植物の剪定だけでなく、支持構造物も毎年整備することで倒伏を防げます。

活用シーン

トレリスはフェンス前の花壇、鉢植え、壁面、目隠し、アーチの側面などに使えます。巻きつき型には縦材、巻きひげ型には細かな格子、寄りかかり型には枝を結べる横材を用意すると、誘引が安定します。