庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

坪庭

別名: 小庭 / 中庭 / courtyard garden

建物の間や玄関脇などの小空間に設け、室内からの眺めと採光を生かす小規模な和の庭。

Definition

坪庭は、建物の間、玄関脇、窓の外などの限られた空間に設け、主に室内や通路から鑑賞する小規模な庭です。石、砂利、水鉢、下草、低木などを絞り込み、視線の焦点と余白をつくることで、面積以上の奥行きと季節感を表します。

主な構成要素

  • 主景:庭石、水鉢、灯籠などから一つを選び、視線の焦点にします。
  • 下草・苔:日照と風通しに合う種類を使い、石や壁との境界を柔らかくします。
  • 背景:竹垣や壁面で不要な景色を隠し、見せたい範囲を切り取ります。
  • 砂利・排水層:雨水を逃がしながら、明るさと清潔感を保ちます。

活用シーン

窓越しに眺める坪庭では、室内の座る位置から主景が最もよく見えるように配置します。玄関脇では、通行幅を確保したうえで、飛石や水鉢が動線を妨げないようにします。日陰では耐陰性のある下草を選び、落葉や苔の清掃がしやすい余白を残します。

よくある誤解

坪庭は、小さいから要素を縮小して詰め込む庭ではありません。池、灯籠、飛石、竹垣をすべて置くと主役が曖昧になります。最初に「窓から石を見る」「玄関で水音を感じる」など一つの体験を決め、必要な素材だけを残すことがまとまりにつながります。