庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

アマリリス

別名: ヒッペアストラム / Hippeastrum / amaryllis

園芸でアマリリスと呼ばれるヒッペアストラム属の球根植物と、開花を翌年につなぐ生育サイクルを解説します。

Definition

アマリリスは、日本の園芸市場では主にヒガンバナ科ヒッペアストラム属の球根植物を指す通称です。太い中空の花茎に大きな漏斗形の花をつけ、鉢植えや花壇で栽培されます。開花後も葉を育てて球根へ養分を蓄え、必要に応じて休眠させることで、翌年の開花を目指せます。

生育サイクル

  • 発根・萌芽:水はけのよい用土へ浅植えし、過湿を避けながら根と芽の動きを待ちます。
  • 開花:花茎が伸びてつぼみが色づいたら、強い直射日光と高温を避けると花を観賞しやすくなります。
  • 花後の充実:花がらを取り、緑の葉は残して光・水・肥料を与え、球根の蓄えを回復させます。
  • 休眠と再始動:開花時期を調整する場合は涼しく暗い場所で水を切り、休ませた後に暖かく明るい場所へ戻します。

鉢植えでの要点

球根の上部を土から出して植え、排水穴のある鉢と通気性のある培養土を使います。大きすぎる鉢は土が乾きにくいため、球根よりわずかに大きい鉢が管理しやすい選択です。植え付け後は土の乾き方を見て給水し、受け皿へ水をためません。

花後は花だけを取り、葉を早く切らないことが再開花への分岐点です。葉が黄色くなる前に休眠へ入れると球根の充実が不足しやすいため、明るい場所で生育期間を確保します。植え替えは毎年の作業ではなく、根詰まり、排水低下、球根と鉢のサイズ差を見て判断します。

主なトラブル

症状確認する点管理の方向
花が咲かない花後に葉を早く切らなかったか、光量が足りたか葉を十分に育て、球根の充実を優先する
球根が柔らかい土が長く湿っていないか、排水穴が塞がっていないか給水を止め、腐敗部と用土を確認する
赤い斑点が広がる花茎や新葉が変形していないか隔離し、衛生的な用土と道具で管理する