園芸用語
芽接ぎ
別名: 芽つぎ / 芽接 / budding / bud grafting
穂木から切り取った一つの芽を台木へ接ぎ、品種の地上部を育てる接ぎ木方法です。
定義
芽接ぎとは、穂木の枝から切り取った一つの芽を台木へ差し込み、固定して活着させる接ぎ木方法です。バラ苗の生産では、実生で育てたノイバラ台木の株元へ園芸品種の芽を接ぎ、翌春から穂木品種の枝を伸ばします。
基本の流れ
- 台木を育てる:実生苗を圃場または容器で育て、接ぐ位置に十分な太さを作ります。
- 穂木を採る:品種を確認した枝から、充実した芽を選びます。
- 台木を切り開く:株元の樹皮をT字などに開き、芽を入れられる接合面を作ります。
- 芽を差し込む:形成層が合うように芽を収め、テープで固定します。
- 活着を確認する:冬の鉢上げなどで接合部を確かめ、台木上部や不要な芽を整理します。
ノイバラ台木との関係
ピーキャットローズショップは、芽接ぎ用には根が広がった一年目のノイバラが必要と説明しています。相原バラ園の工程では、実を採取して二月に播種し、九月から十一月に育った台木へ芽接ぎしています。家庭で再現する場合は、苗を育てる期間と接合後の固定管理まで見込む必要があります。
失敗を減らす確認点
台木が細すぎる、芽が未熟、接合面が乾く、固定後に動くといった条件は避けます。活着後も、接合部より下から出る台芽を早めに見つけます。品種によって台木との相性が異なるため、生産者が挿し木を選ぶ品種もあります。