園芸用語
穂木
別名: 接ぎ穂 / 穂 / scion
接ぎ木で台木へ接合し、目的の花や果実など品種固有の地上部を作る植物材料です。
定義
穂木とは、接ぎ木で台木へ接合する、育てたい品種側の芽または枝です。バラでは、花色、花形、香り、開花性などの品種特性を持つ枝から材料を採り、ノイバラなどの台木へ接ぎます。接いだ芽が伸びると、地上部は基本的に穂木品種の性質を示します。
選ぶときの要点
- 品種が正確であること:採取元の株とラベルを照合し、取り違えを防ぎます。
- 芽が充実していること:未熟な柔らかい部分や傷んだ部分を避けます。
- 病害の兆候がないこと:斑点、変色、異常な肥大がある枝を材料にしません。
- 台木との太さの釣り合い:接合法に応じて、接合面を合わせやすい材料を選びます。
バラ苗での役割
芽接ぎでは、穂木の枝から一つの芽を薄く切り取り、台木の樹皮を開いた部分へ差し込みます。切接ぎでは、枝の一部を台木へ接合します。相原バラ園の生産工程では、秋に選んだ芽をノイバラ台木へ接ぎ、冬の鉢上げ時に活着を確認しています。
台木との見分け方
接ぎ木苗の接合部より上から伸びる枝は穂木品種、下から伸びる枝は台木由来である可能性があります。枝の色、刺、葉の数や形、花が急に変わったときは、ラベルだけで判断せず、芽の発生位置を確認します。