園芸用語
クレマチス
別名: センニンソウ属 / Clematis / テッセン / カザグルマ
巻きひげ状の葉柄で支持物へ絡み、多彩な花を咲かせるキンポウゲ科のつる植物です。
定義
クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属に分類され、葉柄を支持物へ絡ませて伸びる多年性のつる植物です。春咲き、四季咲き、夏から秋咲き、冬咲きなど開花時期が多様で、品種や系統によって花芽をつける枝と剪定方法が異なります。
主な生育特性
- 深く伸びる根:鉢植えでは幅だけでなく深さのある鉢が適します。
- 細い支持物を好む葉柄:太い柱だけでは絡みにくいため、格子やワイヤーを組み合わせます。
- 系統ごとの花芽:旧枝咲き、新旧両枝咲き、新枝咲きで切り戻す位置が変わります。
- 日照と根域温度の差:地上部へ日を当てつつ、株元はマルチや下草で過度な乾燥と高温を避けます。
植え付けでは根鉢を崩しすぎず、一節ほど深く植える方法が用いられます。地中の節から新しいつるが出やすくなり、複数の枝を持つ株へ育てやすくなるためです。
剪定の考え方
旧枝咲きは前年から残った枝へ花芽をつけるため、花後の弱剪定が基本です。新枝咲きはその年に伸びた枝へ咲くため、休眠期に地際近くまで切り戻せます。新旧両枝咲きは古枝と新枝の双方を生かし、強く切りすぎない管理が向きます。
購入時のラベルで系統と剪定区分を確認し、記録を残しておくと迷いにくくなります。区分が分からない株は、開花した枝と時期を一年観察してから強剪定する方が安全です。
活用シーン
クレマチスはトレリス、フェンス、オベリスク、アーチ、鉢植えの支柱へ仕立てられます。つるバラなどと組み合わせる場合は、互いの根域と剪定時期を分けて考えます。限られた場所では生育が穏やかな品種を選び、誘引によって花の位置を目線へ近づけます。