園芸用語
連作障害
別名: 連作障碍 / 忌地 / continuous cropping obstacle / replant disease
同じ作物や同じ科の作物を同じ場所で続けたときに生じる生育不良や病害虫被害の総称です。
定義
連作障害は、同じ作物または近縁の作物を同じ場所で繰り返し育てたときに現れる、生育不良、収量低下、枯死、病害虫被害などの総称です。単一の病名ではなく、土壌病原菌や線虫の増加、養分の偏り、根から出る物質、土壌物理性の悪化などが重なって起こります。
主な原因
- 生物的要因:特定の病原菌、線虫、害虫が増え、同じ宿主へ繰り返し感染します。
- 化学的要因:特定養分の不足・過剰、塩類集積、根から出るフェノール酸などが生育を妨げます。
- 物理的要因:排水不良、過湿、踏圧、硬盤などで根が弱り、病害を受けやすくなります。
見分け方
同じ区画で同じ科だけが不調か、根にこぶや褐変があるか、雨後に水が残るか、土壌診断でpHやEC、養分の偏りがあるかを確認します。原因を特定せずに肥料だけを足すと、病害や塩類集積が原因だった場合には改善しません。
対策の組み合わせ
病害虫が中心なら土壌消毒や抵抗性台木を検討し、養分の偏りなら土壌診断に基づいて施肥を直します。輪作、残渣除去、排水改善、完熟堆肥、緑肥、生物的防除を組み合わせ、次作の宿主・病原体・環境の重なりを崩します。