園芸用語
ネコブセンチュウ
別名: 根こぶ線虫 / root-knot nematode / Meloidogyne
植物の根へ寄生してこぶを作り、吸水・養分吸収を妨げる植物寄生性線虫の一群です。
定義
ネコブセンチュウは、植物の根へ寄生してこぶを作り、吸水と養分吸収を妨げる植物寄生性線虫の一群です。地上部では生育停滞、日中のしおれ、黄化などが見られますが、症状だけでは肥料不足や根腐れと区別しにくいため、根を掘って確認します。
主な確認点
- 根のこぶ:細根に大小のこぶが連続しているかを見ます。
- 区画差:同じ作物でも一部の場所だけ生育が悪いかを確認します。
- 宿主範囲:作物を替えても同じ線虫が寄生できる場合があるため、科名だけで輪作を決めません。
- 土壌診断:被害が大きい場合は専門機関へ線虫密度の検査を相談します。
対策
被害根を区画外へ持ち出し、非宿主作物や対抗植物、抵抗性品種、太陽熱土壌消毒、登録農薬を状況に応じて組み合わせます。完熟堆肥による土壌環境改善は補助策ですが、被害密度が高い区画を堆肥だけで直そうとせず、診断結果から方法を選びます。
天敵線虫との違い
ネコブセンチュウは植物へ寄生する線虫です。一方、園芸で利用される天敵線虫は昆虫へ寄生して害虫を抑える生物資材で、対象と役割が異なります。「線虫」という言葉だけで有害・有益を判断しないことが大切です。