園芸用語
果実の袋掛け
別名: 袋かけ / 有袋栽培 / fruit bagging
果実の袋掛けは、摘果後の果実を専用袋で覆い、虫害・鳥害・汚れ・病害リスクを抑える作業。
定義
果実の袋掛けとは、摘果後に残した幼果を果実袋で一つずつ覆い、虫、鳥、雨滴、擦れ、病気による外観と品質の低下を抑える栽培作業です。桃では果実が乾いている晴天時に行い、果梗や枝を傷めず、袋の口から雨水や害虫が入りにくいよう固定します。
手順
- 果実を選ぶ:仕上げ摘果を済ませ、病斑、傷、虫害のない果実だけを残します。
- 袋を開く:袋をあらかじめふくらませ、果実が紙面へ強く触れない空間を作ります。
- 果実を入れる:幼果を袋の中央へ収め、果梗を折らないよう口元を枝側へ寄せます。
- 口を固定する:止め金やひもで隙間を小さくし、強風後に外れや破れを点検します。
袋を選ぶ考え方
袋の遮光性、撥水性、通気性、サイズは品種と着色管理に合わせます。透明なポリ袋を使う方法もありますが、排水穴を確保しなければ水がたまりやすくなります。家庭栽培では桃用として設計された果実袋を選ぶと、固定方法と袋外しの判断が単純になります。
よくある誤解
- ❌ 雨天でも急いで掛けるほうがよい → ✅ 濡れた果実を包むと袋内に湿気を持ち込みます。
- ❌ 袋を掛けたら収穫まで確認不要 → ✅ 強風・長雨の後は破損と外れを点検します。